2021年12月3日金曜日

ランチタイムコンサート 「ア・ラ・カルト」特別編 〜年の瀬に聴く、トリオアクシスによる弦楽三重奏曲〜

2021-12-03 @かなっくホール




TRIO AXIS(トリオアクシス)
 佐久間聡一(バイオリン)
 生野正樹(ビオラ)
 奥泉貴圭(チェロ)

チャイコフスキー(Dケリー編):組曲「くるみ割り人形」Op71a から「小序曲」
フランセ:弦楽三重奏曲ハ長調
ベートーベン:弦楽三重奏曲第4番ハ短調 op.9-3
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クリスマスキャロル (Dケリー編)「We wish you a merry Christmas」

弦楽三重奏というのが珍しい。

記憶はアテにならないので、記録を手繰れば、17年3月の東京・春・祭以来だ。


そもそも演奏機会が少ない。

そもそも作品が少ない。


ベートーベンも弦楽三重奏を4番まで書いたのが27-8歳頃で、その後はまったく書いていない。編成に魅力がなかったのだろう。


その魅力に乏しい三重奏だが、仲間内で楽しむには手軽だ。


その名も聞いたことがなかった「トリオ・アクシス」は「ハーモニーホールふくい」のレジデント・トリオ(専属)なのだそうだ。多分、ピアノなどの客演を招いて活動しているのだろう。


ジャン・フランセの作品も初めて…と思っていたら、30年ほど前にクラリネット協奏曲を聴いたと記録にある。


フランセは現代の作曲家だが、「新古典派」を標榜し、”無調”とは無縁というのが嬉しい。

初めて聴く三重奏曲は親しみ易いものだった。


ベートーベン:三重奏曲。

2-3番は過去にも聴いているが4番を生で聴くのは初めて。


ベートーベン得意の?ハ短調で冒頭から重々しい。

友達3人集まって仲良く演るには暗いかも。


が、3本の弦の遣取りは軽快に終始した。



♪2021-143/♪かなっくホール-03