2021年12月11日土曜日

モーツァルト・マチネ第47回「雲外蒼天」

2021-12-11 @ミューザ川崎シンフォニーホール



ジョナサン・ノット:指揮
東京交響楽団

ハイオリン:グレブ・ニキティン(コンサートマスター)*
ビオラ:西村眞紀(首席ヴィオラ奏者)*
バイオリン:水谷晃(コンサートマスター)**
チェロ:伊藤文嗣(首席チェロ奏者)**
オーボエ:荒木奏美(首席チオーボエ奏者)**
ファゴット:福士マリ子(首席ファゴット奏者)**

モーツァルト: バイオリンとビオラのための協奏交響曲変ホ長調 K.364(320d)*
ハイドン:協奏交響曲変ロ長調 Hob.Ⅰ:105**



今季のモーツァルト・マチネは各回のテーマ?が4文字熟語で表されている。
今回は「雲外蒼天」。雲の向こうには青空だ。

ノットが指揮する回だから「吃驚仰天」でも良かったな。

1曲目はモーツァルト:バイオリンとビオラと管弦楽の二重協奏曲。軽快で良し。普段忘れているけど第2楽章を聴くと、ああ、これこれ、と思い出す。しっとりして好きな曲だ。

2曲目はなぜかハイドン。
メインがハイドン。
これじゃ「ハイドン・マチネ」だ。

そのハイドンはバイオリン、チェロ、オーボエ、ファゴットと管弦楽の協奏交響曲。これも軽快だし、4人のフレーズの受け渡しもよく「見えて」面白い。

しかし、管楽器の独奏も入れたいというなら、モーツァルトにもクラリネット、ホルン、オーボエ、ファゴットとの協奏交響曲などあるのに。
いつもながら、ノットのこだわりは理解できない。

ま、新発見もあった。
普段奏者は座っているが、こういう独奏扱いとなると舞台前に出て立奏するので、木管奏者はお尻を沈めてテンポをとることがよく分かった。

♪2021-151/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-41