2022年12月27日火曜日
「第九」2022-⓫ かんぽ⽣命 presents N響「第九」Special Concert
2021年12月27日月曜日
かんぽ生命 presents N響「第九」Special Concert ❽
2021-12-27 @サントリーホール
尾高忠明:指揮
NHK交響楽団
合唱=東京オペラシンガーズ
オルガン:勝山雅世*
ソプラノ:森麻季
メゾ・ソプラノ:加納悦子
テノール:櫻田亮
バリトン:大西宇宙
ブクステフーデ:コラール前奏曲「輝く暁の星の麗しさよ」*
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565*
ベートーベン:交響曲第9番ニ短調「合唱付き」作品125
東京オペラシンガーズは60名で都響の二期会より4人多い。
僕が今季「第九」を聴いた8オケの中では最大規模。
コロナ禍ではこれで精一杯?
合唱・独唱もP席。全員冒頭着座。
演奏はやはり一歩抜きん出たN響ならではの堂々の風格。
尾高の指揮はゆったり目。外連味なし、嫌味なし、遊びなし。
ま、これが大人の「第九」か。演奏時間も最長の71分強。
問題はあった。
オケも合唱も上出来だったが、独唱が気の毒な状態。
P席の前列に並び、その後ろは合唱が三重に。都響の場合と同じで、これではなかなか声が飛んでこない。
P席に合唱を置けない場合はともかく、独唱は舞台の奥・反響板の前で歌うべきだった(コロナ前は独唱が舞台前方で歌うことも珍しくなかったが、今はそれができない。)。
独唱各人の歌いっぷりに問題はないのに、オケや合唱に埋もれがちだったのが残念。
今季全8回の「第九」が終わったが、総合的にはN響がベストとも言い難し。後日、振り返ってみよう。
カーテンコールは独唱者より、指揮者より、今回で卒団する第2バイオリン首席の大林修子女史への労いの拍手で盛り上がった。
S席 1階 14列 21番 15,750円
2020年12月27日日曜日
N響「第九」Special Consert 「第九」❽
2020-12-27 @サントリーホール
パブロ・エラス・カサド:指揮
NHK交響楽団
合唱:新国立劇場合唱団
ソプラノ:髙橋絵理
メゾ・ソプラノ:加納悦子
テノール:宮里直樹
バリトン:谷口伸
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勝山雅世:オルガン*
1拍目だけでリズムを作る軽快な舞踊曲みたい。
これはドイツ音楽だろうか?
…なんて、大胆な疑念と闘い続けているうちに終わってしまって、カタルシスは得られなかった。
今日のサントリーホールは響きも悪かった。
舞台周り以外はかなり大勢のお客が入っていたせいだろうか?
管弦のアンサンブルも、ホルンの聴かせどころ(とても上手なのだけど)も響きに潤いがない。
自席は、なかなか取れない最良席だった。ここで文句を言っていたら座る場所がない。なのに、響いてこない。
演奏技術とは無関係。
ホールは生き物だ。あるいは自分の体調も影響したかも。
音楽の齎す幸福度で測れば評点80点。
カーテンコールは最後スタンディングオーベイションで盛り上がったが、それ程じゃないよと1人白けていた。
♪2020-100/♪サントリーホール-06備考:
弦の編成:12-10-8-5-4
合唱:女声20/男声20
演奏時間正味:63分18秒
2019年12月26日木曜日
N響「第九」Special Consert <第九⑩>
シモーネ・ヤング :指揮
NHK交響楽団
東京オペラシンガーズ
マリア・ベングトソン:ソプラノ
清水華澄:メゾ・ソプラノ
ニコライ・シュコフ:テノール
ルカ・ピサローニ:バス・バリトン
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勝山雅世:オルガン*
ヘンデル:音楽時計のための小品集 ―「天使の飛行のためのヴォランタリー」ハ長調 HWV600、ジーグ ハ長調 HWV589*
アルビノーニ:アダージョ(原曲:オーボエ協奏曲 ニ短調 作品9-2 ― 第2楽章)*
J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ト長調 BWV541*
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ベートーベン:交響曲第9番ニ短調「合唱付き」作品125
今年最後の鑑賞。今年最後の「第九」。
「第九」は10回も聴いたがN響を最後にしておいて良かった。これまでの9回(うちアマ2回)の不満をほぼ解消してくれる上出来だった。
さすがにN響ではある。
冒頭を聴いただけで格の違いを感じ、愈々本物が始まったと分かった。
合唱は90人と小編成だが、お客を入れないP席に配置される。独唱は指揮者周りに2人ずつ。
弦編成は16型。
見た目にもダントツに高い入場料にふさわしいラグジュアリー感があるが、見かけだけではなかった。
弦の透明感、何よりアンサンブルの美しさは格別だ。
最前列独唱陣は声部の絡みも明瞭だった。
第1、第3楽章の一部にテンポを落とすところがあったが、聴き慣れないもので、違和感を感じた。
過去のN響ではヤルヴィ、ブロムシュテットには及ばないがエッシェンバッハよりは好き。ヤノフスキーと同じくらいか。
今年は217回を数える忙しい鑑賞生活だったが、1年を締めくくるにふさわしい好演だった。
♪2019-217/♪サントリーホール-11