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2022年12月11日日曜日

「第九」2022-❷ 2022かわさき市民第九コンサート

2022-12-11 @ミューザ川崎シンフォニーホール



村上寿昭:指揮
宮前フィルハーモニー交響楽団
2022かわさき市民第九合唱団

廣田美穂:ソプラノ
吉村恵:メゾソプラノ
井ノ上了吏:テノール
小野寺光:バリトン

J.シュトラウス:喜歌劇『こうもり』序曲
ベートーべン:交響曲第9番ニ短調「合唱付き」作品125



アマチュア合唱団とアマオケによる第九。
ポスター・チラシには川崎市民第九コンサートとあるが、市内の幾つかのアマオケが交代で主体オケになるらしく、今年は宮前フィルハーモニー交響楽団だった。合唱は2022かわさき市民第九合唱団。

ホールによって合唱公演の規制が異なるようで、音楽堂は40人以上は参加できないとか聞いたなあ。
今日のミューザは何と総勢230人。ミューザのP席には収まらず、その左右のBlockも使った。しかも市松配置ではなく隣同士詰め合って壮観だ。
今年はあと10回第九を聴くが、これを超える規模の合唱にはお目にかかれないだろう。アマチュアだし全員Maskはやむを得ない。

声楽陣は高域から廣田美穂/吉村恵/井ノ上了吏/小野寺光。メゾとバリトンは過去に聴いているが他は初聴き。


今日は出演者の関係者が大挙押し寄せたか4C(4階客席)迄埋まって、僕は、史上2回目の3C最後列で聴くハメになった。

しかし、ミューザMagicというべきか、舞台からずいぶん離れていても音圧に不満はない。

Audio趣味風に細かく言えば、粒立ちとか定位とか物足りなさはあるけど、気にならない範囲だ。

演奏の七難隠すのもミューザMagic。
それなりに聴こえてしまう。

今日は、何と言っても大合唱団の迫力に☆一つおまけだ。

演奏好感度★70点/100点満点

♪2022-189/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-47

2021年10月8日金曜日

若き音楽家たちによるフレッシュ・オペラ ヴェルディ:ラ・トラヴィアータ(椿姫)

2021-10-08 @サントリーホール




指揮:村上寿昭
演出:田口道子
舞台装置:大沢佐智子
照明:西田俊郎(ASG)
舞台監督:幸泉浩司

桐朋学園オーケストラ
サントリーホール オペラ・アカデミー
新国立劇場合唱団

ヴィオレッタ:大田原瑶(ソプラノ)
アルフレード:石井基幾(テノール)
ジェルモン:町英和(バリトン)
フローラ:佐藤路子(ソプラノ)
アンニーナ:三戸はるな(ソプラノ)
ガストン子爵:高柳圭(テノール)
ドゥフォール男爵:宮城島康(バリトン)
ドビニー侯爵:的場正剛(バス)
医師グランヴィル:五島真澄(バス)

ヴェルディ「椿姫」
(全3幕/イタリア語上演・日本語字幕付)

計3時間10分
第1幕 35分
<休憩20分>
第2幕 75分
<休憩20分>
第3幕 40分


海外キャストを招いた本格的舞台の合間に、舞台セット等利用できるものは利用して、カバーキャスト等で1日だけ開催されたものだ。


これまで、演奏会形式のオペラはサントリーホールを含めあちこちで見ているが、今回は様子が違った。

ホールオペラ®️というサントリーホールの登録商標付きのオペラなのだ。


みんな、本格的な衣装を纏い、演技をし、P席を取り払って簡易な舞台が作られ、照明も、プロジェクトマッピングも駆使して、かなり本物の舞台に近い作りなので、まずは、驚いた。


独唱者達は、中には何度も舞台で聴いている人が数人いたが、ほとんどが初聴きだった。しかし、当然みんな巧い!


ホールオペラ®️はかなり魅力的だ。

1階席からは舞台がやや高い。字幕はもっと高い。

ので、むしろ2階席からの方が楽ちんに鑑賞できるかもしれない。

ともかく、お客には手頃な料金で、若手歌手には得難い舞台経験を与える良い企画だ。

独立公演は無理だろうから今回の様な谷間の利用はとてもいい。


♪2021-108/♪サントリーホール-13

2017年7月25日火曜日

フェスタサマーミューザ2017 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 ≪典雅なるバロック名曲集≫

2017-07-25 @ミューザ川崎シンフォニーホール


村上寿昭:指揮
有希マヌエラ・ヤンケ:バイオリン*
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

●ビバルディ:「四季」全曲*
●ヘンデル(ハーティ編):組曲「水上の音楽」
 1アレグロ
 2エア
 3ブーレ
 4ホーンパイプ
 5アンダンテ・エスプレッシーヴォ
 6アレグロ・デチーゾ
●J.S.バッハ(マーラー編):管弦楽組曲
 1序曲
 2ロンドとバディヌリー
 3アリア
 4ガヴォット

指揮の村上寿昭さんて、初めて。小澤征爾の弟子筋に当たるみたいだ。
東京シティ・フィルも年に1回、このフェスタサマーミューザで聴くだけ。
たくさんの在京オケが登場する中で、東京シティ・フィルはやや、マイナーな印象を受けるが、これまで数回聴いたところでは、他の有名オケとも遜色のない演奏だと思うけど、どうだか。

有希マヌエラ・ヤンケは、昨春、ギターのエマヌエーレ・セグレとのデュオ・リサイタルをこのミューザ川崎シンフォニーホールで聴いた。オーケストラとの競演を聴くのは初めて。
彼女が登場したのはビバルディの「四季」全曲の独奏バイオリンだ。
彼女の指揮振りではなく、村上氏がタクトを振った。
まあ、よく聴く普通の「四季」だ。あまり闘争的ではないのが物足りない。

何しろ、昨年の「熱狂の日」でアンナ・マリア・スタシキェヴィチの弾き振りによるポーランド室内管弦楽団との格闘技のような「四季」を聴いて以来、どんな演奏を聴いても満足できないのは困ったものだ。

J.S.バッハの管弦楽組曲は全4曲だが、このうちから第2番の序曲、ロンドとバディヌリ、第3番のアリアとガヴォットをなんとマーラーが編曲をしているとは知らなかった。この編曲は、オーケストラものをオーケストラに編曲しているのだから、シューマンの交響曲などの編曲と同じということだ。原曲の楽器構成を維持し音符も加工はしても追加・削除はしていないそうだ。通奏低音の強化などは行っている。これによって、少しメリハリが付いたのかもしれないが、シューマンの作品を編曲したい気持ちが起こったのは分からないでもないが、よくぞ大バッハの作品に手を付けたものだなあ。

で、耳で聴いてどうなの?と言われても、ほとんど変わりはないのだから区別はつかない。できれば1曲くらい原曲と編曲版を続けて聴かせてほしかったよ。

♪2017-127/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-16