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2022年10月8日土曜日

フィリップ・グラス/ロバート・ウィルソン:「浜辺のアインシュタイン」

2022-10-08 @県民ホール




キハラ良尚:指揮
電子オルガン:中野翔太/高橋ドレミ
フルート:多久潤一朗/神田勇哉/梶原一紘(マグナムトリオ)
バスクラリネット:亀居優斗
サクソフォン:本堂誠/西村魁
合唱:東京混声合唱団

演出・振付:平原慎太郎
演出補:桐山知也
空間デザイン:木津潤平
衣裳:ミラ・エック
照明:櫛田晃代
音響:佐藤日出夫
舞台監督:藤田有紀彦/山口英峰
プロダクション・マネージャー:横沢紅太郎
サウンドアドバイザー:有馬純寿
神奈川芸術文化財団芸術総監督:一柳慧
県民ホール・音楽堂芸術参与:沼野雄司
企画製作:神奈川県民ホール

音楽:フィリップ・グラス
台詞:クリストファー・ノウレス、サミュエル・ジョンソン
翻訳:鴻巣友季子

松雪泰子
田中要次
中村祥子
辻󠄀彩奈
ほか

フィリップ・グラス/ロバート・ウィルソン:「浜辺のアインシュタイン」〈一部の繰り返しを省略したオリジナルバージョン/新制作/歌詞原語・台詞日本語上演〉







県民ホールや音楽堂などを運営する神奈川芸術財団の芸術監督であった一柳慧氏が今日(10/8)逝去された。
彼の音楽にはほとんど触れてこなかったが、このオペラの制作にも尽力されたのだろう。プログラムにも巻頭言を書いておられた。
初日を見る事なく旅立たれたのは無念だったと思う。
RIP

チラシの惹句にもあるように台詞はあるが物語はない。歌詞は数字とドレミだけ。アリアもレシタティーヴォも無し。一体これは「オペラ」?

「現代音楽撲滅協会」名誉会員の僕としては、そんな怪しげな舞台作品は当然無視するところだけど、松雪泰子、辻󠄀彩奈が出るというし、怖いもの見たさもあって出かけた。

何か、感想を書こうとすると、クソミソになってしまいそうだ。

しかし、不思議なのは、終演のカーテンコールでは、みんなよくやったねえ、ご苦労さま、っていう優しい気持ちになっていたよ。

これは若い人たちの創造の活力への敬意だ。

ほぼ、制作側の自己満足にすぎない。
歴史には残らない、と思うけど。

♪2022-145/♪県民ホール-15

2019年11月28日木曜日

みなとみらいクラシック・マチネ~名手と楽しむヨコハマの午後〜 2台ピアノ/2つの個性・感性が織りなす音楽

2019-11-28 @みなとみらいホール


金子三勇士、中野翔太:ピアノ*

【第1部】
ドビュッシー(デュティユー編曲):月の光*
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタニ長調 K.448*
リスト:ラ・カンパネラ(金子三勇士ソロ)
ミヨー:スカラムーシュ*

【第2部】
ラヴェル:水の戯れ(中野翔太ソロ)
ドビュッシー:小組曲*
ホルスト:組曲「惑星」より”木星”*
ラヴェル:ラ・ヴァルス(連弾)
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チャイコフスキー :「くるみ割り人形」から”こんぺいとうの踊り”
*2台のピアノによる演奏

クラシック・マチネーシリーズ。
雨の日のホールは良く鳴る…法則?が当たって、今日のピアノ2台の音の輝きは見事なものだった。
まずは、その響の美しさに大満足。
そしてソロ・デュエット・連弾によるピアニスティックな作品の面白さの再発見の連続は楽しい!

金子のソロ・闘うカンパネラに圧倒され、中野のソロはホンに水の戯れの面白さ。木星も面白かったが、何といってもドビュッシー小組曲とラヴェルのラ・ヴァルスに刮目した。
いずれも管弦楽でよく聴くが、ピアノ・デュオや連弾によってそれらの音楽の本当の姿に初めて触れた感じ。

2人のMCも和気藹々で楽し。

♪2019-188/♪みなとみらいホール-53