
2025年1月17日金曜日
令和7年国立劇場初春歌舞伎公演

2024年1月19日金曜日
令和6年国立劇場初春歌舞伎公演
2023年10月25日水曜日
未来へつなぐ国立劇場プロジェクト 初代国立劇場さよなら特別公演 通し狂言「妹背山婦女庭訓」その2
2023年10月19日木曜日
未来へつなぐ国立劇場プロジェクト 初代国立劇場さよなら特別公演 通し狂言「妹背山婦女庭訓」その2
2023年1月12日木曜日
未来へつなぐ国立劇場プロジェクト 初代国立劇場さよなら公演 通し狂言「遠山桜天保日記」
2022年10月11日火曜日
未来へつなぐ国立劇場プロジェクト 初代国立劇場さよなら公演 通し狂言「義経千本桜」【Bプロ】三段目
2022年10月7日金曜日
未来へつなぐ国立劇場プロジェクト 初代国立劇場さよなら公演 通し狂言「義経千本桜」【Aプロ】二段目
2022年3月18日金曜日
令和4年3月歌舞伎公演『近江源氏先陣館-盛綱陣屋-』
2022年1月5日水曜日
初春歌舞伎公演「通し狂言 南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)」
2022-01-05 @国立劇場大劇場
犬山道節⇒尾上菊五郎
犬坂毛野⇒中村時蔵
網乾左母二郎/犬飼現八⇒尾上松緑
犬塚信乃⇒尾上菊之助
犬田小文吾⇒坂東彦三郎
犬川荘助⇒坂東亀蔵
蟇六娘浜路⇒中村梅枝
犬村大角⇒中村萬太郎
横堀在村⇒市村竹松
甘利掻太⇒市村光
犬江親兵衛⇒尾上左近
軍木五倍二⇒市村橘太郎
大塚蟇六⇒片岡亀蔵
馬加大記⇒河原崎権十郎
蟇六女房亀笹⇒市村萬次郎
簸上宮六⇒市川團蔵
足利成氏⇒坂東楽善
扇谷定正⇒市川左團次
ほか
国立劇場開場55周年記念
曲亭馬琴=作/渥美清太郎=脚色/尾上菊五郎=監修
国立劇場文芸研究会=補綴
通し狂言 南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん) 五幕七場
序 幕 (武蔵) 大塚村蟇六内の場
本郷円塚山の場
二幕目 (下総) 滸我足利成氏館の場
芳流閣の場
三幕目 (下総) 行徳古那屋裏手の場
四幕目 (武蔵) 馬加大記館対牛楼の場
大 詰 (上野) 扇谷定正居城奥庭の場
毎年、お正月らしい派手な演目で、7年前も同じ「八犬伝」だった。
今日、プログラムを買ったら、配役と筋書きの一部変更の1枚紙が入っていた。ギリギリまで練り直していたという訳だが、7年前も同様だったというのがおかしい。
帰宅後、残してある過去のプログラムも読み直してみたが、7年前のプログラムに印刷された筋書きとその一部訂正、今回のプログラムの筋書きとその一部訂正という計4種類の筋書きがほぼ同じで、宿敵をその場で倒すか後日譚に任せるかの違いを毎回、手直ししている。
どうせ、スペクタクルが売り物の演目なので、そんなに拘ることもなかろうと思うけど…。
見どころの多い芝居だが、やはり、1番の見ものは菊之助と松緑の芳流閣の大屋根での立ち回りではないか。
灰色の瓦と白い漆喰の網目模様。
その上で真っ赤な着物の菊之助と金襴緞子の松緑が絡んでは見得を切る。
その姿が絵に描いたように美しい。
ところで、菊五郎御大の動きに力がなかったが、大丈夫だろうか。
国立劇場の歌舞伎として、久々の大入りは同慶の至り。
2021年3月9日火曜日
3月国立劇場 歌舞伎公演
2021-03-09 @国立劇場
令和3年3月歌舞伎公演『時今也桔梗旗揚』
《歌舞伎名作入門》
●入門 歌舞伎の“明智光秀”
●四世鶴屋南北=作
中村吉右衛門=監修
時今也桔梗旗揚(ときはいまききょうのはたあげ)三幕
序 幕 饗応の場
二幕目 本能寺馬盥の場
大 詰 愛宕山連歌の場
●「入門 歌舞伎の“明智光秀”」
ご案内 片岡亀蔵
●『時今也桔梗旗揚』
武智光秀 尾上菊之助
小田春永 坂東彦三郎
光秀妻皐月 中村梅枝
森蘭丸 中村萬太郎
光秀妹桔梗 坂東新悟
森力丸 中村鷹之資
山口玄蕃 中村吉之丞
住職日和上人 片岡亀蔵
連歌師宇野丈巴 河原崎権十郎
安田作兵衛 中村又五郎
ほか
光秀が信長のパワハラに我慢ならぬと謀反を起こす物語。
初見だったが楽しめた。
主人公光秀役の菊之助(初役)のほかに信長役の彦三郎、片岡亀蔵、又五郎、梅枝、新吾などいずれも口跡の良いシャキシャキした中堅と若手が清新に舞台を引き締めた。
重鎮は一人も配役されていなかったが、役者の気合十分で、緩むところがなかった。
菊之助は白塗りがよく似合う。
彦三郎はホンに憎らしや!
鶴屋南北の作品には珍しくないみたいだが、寂しくもあり、一方で科白劇として分かり易かったのかもしれない。
本編に先立って、解説を片岡亀蔵が面白おかしく勤めたが、これもなかなかの見もの・聴きもので、夏の鑑賞教室のような構成だ。
それにしても、平日昼間なので、もとより観客層は限られるが、空席が目立った。こんな面白い芝居をもったいないことだ。
♪2021-022/♪国立劇場-03
2020年11月20日金曜日
11月歌舞伎公演第1部
2020-11-20 @国立劇場
【第一部】
近松門左衛門=作
国立劇場文芸研究会=補綴
平家女護島(へいけにょごのしま)-俊寛-
国立劇場美術係=美術
序幕 六波羅清盛館の場
二幕目 鬼界ヶ島の場
平相国入道清盛/俊寛僧都 中村吉右衛門
海女千鳥 中村雀右衛門
俊寛妻東屋/丹左衛門尉基康 尾上菊之助
有王丸 中村歌昇
菊王丸 中村種之助
平判官康頼 中村吉之丞
越中次郎兵衛盛次 嵐橘三郎
丹波少将成経 中村錦之助
瀬尾太郎兼康 中村又五郎
能登守教経 中村歌六
考えてみれば鑑賞・観劇は他人と対面する事は少なく、客は無言で咳払いも粗無い。施設はマメに消毒しているようだし、家に居るより安全?
…とでも思っていなきゃ怖くて観に行けない。
この芝居は、鬼界ヶ島に1人残される俊寛の葛藤が見処だが、放免されないと知った際の地団駄踏む子供じみた態度に比べると船を見送る際の無念さは諦観からか存外おとなしい。
歌舞伎・文楽で何度か観ている中で今回は一番静かな俊寛だったが、あの立場で、あの事情で、人はどんな態度を取るものだろうか、考えさせられた。
吉右衛門は長くこの役を演じながら考え抜いて今の形に至ったのだろうが、これは難しい芝居だなと気付かされた。
それが今日の収穫かな。
♪2020-080/♪国立劇場-10