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2026年3月18日水曜日

横浜交響楽団 第745回定期演奏会 【交響曲の楽しみ③】

2026-03-18 @みなとみらいホール



鈴木衛:指揮
横浜交響楽団

マーラー:交響曲第6番イ短調《悲劇的》



普段は音楽堂だが、今日はみなとみらいホールだった。
マーラーの6番「悲劇的」1本立て。
オケの規模が大きいので音楽堂じゃ並びきれないのだろう。
それで良かった。
音楽堂のデッドな響も魅力的だけど、力量が正直に出てしまうからなあ。

今日は、これまでと打って変わって、見事なアンサンブル。
おいおい、こんなにうまかったか!と思うほど。

6番はマーラーの中でも聴く機会が多く、ダントツに多い1番の次に多い(2番と同数)。それでもオケの規模の問題もあるのか、記録のある過去17年間で3年に2回の割合だ。
ところが、今年は1月にN響で聴いたので3月に2回という高頻度(偶々だけど)。

途中でウトウトすることが多い作品だけど、今日は全篇85分間、刮目して聴いていたよ。

大編成の管打に比べ、弦が薄かったのが惜しまれるけど、アマオケとも思えぬ名演だった。

♪2026-031/♪みなとみらいホール-07

2025年2月2日日曜日

横浜交響楽団 第737回定期演奏会 【新春コンサート】

2025-02-02 @県立音楽堂



鈴木衛:指揮
横浜交響楽団
バイオリン:門岡亜純*

團伊玖磨:祝典行進曲
ハチャトゥリアン:バイオリン協奏曲ニ短調*
フランク:交響曲ニ短調
------------------------------
ペタル・フリストスコフ:無伴奏バイオリンのための12の奇想曲から「リトル・トッカータ」*



祝典行進曲は吹奏楽を経験したものにはとりわけ懐かしく、時々は聴きたいと思っているだろうが、どっこい生で聴く機会が非常に少ない。記録を見れば、前回はなんと2014年の2月だというから11年間も聴いていなかったよ。

その時は横浜市消防音楽隊55周年記念演奏会だった。もちろん、本家吹奏楽版だ。

今回は、團伊玖磨が自ら横須賀交響楽団のために編曲したという管弦楽版だった。まあ、そうだろうな。横響が演奏するんだから。

ところが、う〜む。
イマイチだったな。
管弦楽版て、なんかスカスカ穴が空いている感じで、違和感大有りだった。やはり、吹奏楽版がいいね。
また11年待つのかな…。生きていないかもな。

ハチャトゥリアンのVn協が超絶技巧でけたたましかったな。

フランクのニ短調。好きな作品だが、今日の出来はイマイチ。とても、オルガン風の響は聴こえず。いつもデッドな響の音楽堂が、冬場の特徴かもしれない、一層乾いた音になっていたせいもあって、潤いのない合奏になった。

♪2025-018/♪神奈川県立音楽堂-03

2024年3月17日日曜日

横浜交響楽団 第730回定期演奏会 【19世紀のロシア音楽】

2024-03-17 @県立音楽堂



鈴木衛:指揮
横浜交響楽団

グラズノフ:祝典序曲
ボロディン:歌劇「イーゴリ公」から"ダッタン人の踊り"
カリンニコフ:交響曲第1番



今日は「19世紀のロシア音楽」というコンセプトだが、チャイコもラフマも登場しない。ロシア5人組からはボロディンが登場したが、彼とグラズノフ、カリンニコフを結びつけるのはどういう概念だろう。指揮者のプレトークも聞いたが、そこで説明があったのか?聞き逃したのか?

いずれにせよ、音楽は3曲ともロシアの土着っぽい、それ故に懐かしさを感じさせる音楽で楽しめた。

グラズノフは近年交響曲やVn協奏曲など色々演奏されるようになったが、今日の「祝典序曲」は初聴きだったし、カリンニコフについては、そもそもこの人の作品をナマで聴くのが初めてだった。
お馴染みは「ダッタン人の踊り」だけ。

ここが横響の捨て難い魅力だ。年間8回も定期演奏会を開くので、普通のアマオケとは一線を画すレパートリーの豊かさ。
プロオケにせっせと通っていてもなかなか聴けない作品を取り上げてくれるのは嬉しい。

演奏は、時々上手、時々下手。

今日は、年間パス更新の日で、来季も番号1番のパスを受け取ったよ。

♪2024-041/♪県立音楽堂-03

2024年2月4日日曜日

横浜交響楽団 第729回定期演奏会 【新春コンサート】

2024-02-04 @県立音楽堂



鈴木衛:指揮
横浜交響楽団
坂本真由美:ピアノ*

モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲 K492
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op54*
シューマン:交響曲第1番変ロ長調 op.38「春」
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シューマン(リスト編):献呈*



フィガロ序曲にシューマンがPf協と交響曲1番と嬉しいプログラム。
が、フィガロの出来は大いに残念。音楽堂は容赦がないね。ミューザだったらもう少し上手に聴こえたろうけど。

しかし、次のPf協がとても良かった。Pf独奏の坂本真由美って人は名前も知らなかったけど、冒頭の掴みで良いスタートを切ったと思ったよ。3楽章へアタッカで入る手前の間の取り方が独特な感じがしたが、彼女の好みなのか、指揮者の好みなのか。僕の好みではなかったけど、終わってみれば堂々として好感。Stwがキラキラ輝いていた。
オケも、奏者全員取り替えたかと思うくらい、良い出来になった。

Encが渋く、シューマン(リスト編)の「献呈」だった。
この曲、前奏を聴くだけでパブロフの犬状態で、万感胸に迫ってくる。

最後の交響曲1番。これがまた難しそうだった。
特に序盤を緊張感を持って維持するのはプロでも難しいと思うが、バラバラな印象だった。
シューマンは盛り込みすぎだと思うな。

♪2024-021/♪県立音楽堂-02

2023年3月19日日曜日

横浜交響楽団 第722回定期演奏会【同時代の作曲家②:グリーグとチャイコフスキー】

2023-03-19 @県立音楽堂



鈴木衛:指揮
横浜交響楽団

グリーグ:「ペール・ギュント」第1組曲
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調「悲愴」 作品74
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チャイコフスキー:「白鳥の湖」から「乾杯の踊り」


同時代シリーズ2回目はグリーグ「ペール・ギュント組曲1」とチャイコフスキー交響曲第6番。
前々日に読響でもこの両者の組合わせ(グリーグのピアノ協奏曲とチャイコフスキー交響曲第4番)を聴いたばかり。

たまたまの偶然だと思うが、この2人になにか特別の関係があるのだろうか。両方の演奏会プログラムには何にも触れてなかったが。

「ペール・ギュント」は、第1組曲が演奏される機会はそこそこあるが、第2組曲はなぜか少ない。第2の方にもしんみりと胸を打つ名旋律がたくさんあるのでできれば両方を聴きたかった。

「悲愴」は管楽器が手こずっていたように思ったが、それでもこういう大作をそれなりに演奏するのは大したものだ。

♪2023-048/♪県立音楽堂-3

2023年2月12日日曜日

横浜交響楽団 第721回定期演奏会 ”横響創立90周年記念コンサート”

2023-02-12 @みなとみらいホール



鈴木衛:指揮
横浜交響楽団
池澤卓朗:バイオリン*

南能衛:横浜市歌
チャイコフスキー:バイオリン協奏曲ニ長調 Op.35*
ショスタコーヴィチ:祝典序曲 Op.96
レスピーギ:交響詩《ローマの松》
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J.S.バッハ:無伴奏バイオリンのためのソナタ第1番からフーガ



横浜交響楽団は、今年90周年というので記念の演奏会を、いつもの音楽堂からみなとみらいホールに変えて開催した。
90年という歴史は”屈指”であるには違いないが、定期演奏会が721回を数えるというのが物凄い!
年8回定期演奏会を開催しているアマオケってある?

記念の演奏会とあって、女性は全員色とりどりのドレスというのが華やいでいい。演目も祝祭感溢れる曲が並んだ。

音楽堂のソリッドな響とは違ってみみHでは腕も上がった!

初聴きのVn池澤卓郎氏のチャイコは、個性的な節回しで感情移入が難しかったが、後半調子が出たように思う。

ショスタコの祝典序曲はオルガン前で10人の金管バンダが派手に盛り上げた。だいぶ練習を積んだか、今日の金管はなかなかうまい。
本命がローマの松。
こちらも左右バルコニーに2組のバンダ。オルガン”ルーシー”も加わって、横響とは思えない華やかで色彩豊かな音の絵巻。


予て、年間パスポートを提案していたが、僕の提案を受けてかどうかは分からないが、4月定期分から作成し、販売する事にしたという。申し込み方法は今日のプログラムに書いてあっただけで、ホームページには何にも書いてないのはどうして?
まあ、早速申し込んでおいたが…。

♪2023-027/♪県民ホール-05

2022年12月18日日曜日

「第九」2022-❹ 横浜交響楽団 第720回定期演奏会 ”横響・第九演奏会”

2022-12-18 @県民ホール



指揮:鈴木衛
合唱指揮:泉翔士

横浜交響楽団
横響と第九を歌う会合唱団/横響合唱団

鳥海仁子:ソプラノ
高橋ちはる:アルト
土崎譲:テノール
池内響:バリトン

ベートーべン:序曲「レオノーレ」第3番
ベートーべン:交響曲第9番ニ短調 作品125「合唱つき」


2019年まで横響の「第九」といえば、16型オケに合唱団が600人と、まるで「千人の交響曲」並みの規模で、2,500席の県民ホールを満席にできる数少ないコンサートだった。
コロナに倒れ雌伏2年。ようやく大規模な「合唱付き」が復活…とまではいかん。いまだ道険し。

それでも、約200名の合唱団が、舞台に並ぶ…かと思ばこれが変則で、これまで見たことも聴いたこともない合唱2分割。
卵サンドならぬオケサンドイッチだ。

舞台に並びきれなかった合唱70弱を客席前方に降ろした。
それで客席側合唱には別に指揮者が付いた。

1階客席は27列?より後ろしか客席に使えなかったので、1階の真ん中の真ん中で聴きたい!と駄々をこねることもできず、僕は2階中央に座らざるを得なかった。まあ、そこでも格別悪い席じゃないんだけど。

それにしても、眼下に合唱別動隊。
合唱本体と独唱は遥か舞台後方に。

こんな形になったのは、舞台上の合唱人数がホール側から制約を受けたからだろう。音楽堂は40名までという話も聞いた。県民ホールはせいぜい120名といった辺りで決着がついたか(ミューザは230人も並んだのに!)。

3年ぶりなので何としてもう歌いたい!という合唱人の為に苦肉の策が捻出されたのだろう。

でも、そこまでして合唱を増やす必要があったのか?
舞台だけでも120人以上居たのだから。
神奈川フィルの「第九」の合唱はプロだが39名で格別不満もなかった。日フィルはアマ合唱で80人強。それを思えば120名も居たら十分だったが、この日の第九はオケの為でもお客の為でもない。合唱団の為なんだものな。

独唱は鳥海仁子Sp/高橋ちはるAlt/土崎譲Tn/池内響Br。

演奏の出来は、残念なところがポツポツ。特に一番おいしい終楽章低弦のレシタでは2-3名ツボを外している人あり。

終演後は、蛍の光の合唱でお客を送り出してくれるのが恒例だ。
ともあれ、ここまで辿り着くには大変な苦労があったのだろう。蛍の光を背中で聞いて、少しうるっとしながら、帰途に着いた。


演奏好感度★60点

♪2022-196/♪県民ホール-18

2022年2月6日日曜日

横浜交響楽団 第714回定期演奏会【新春コンサート】

2022-02-06 @県立音楽堂



鈴木衛:指揮
横浜交響楽団
大山弘翔:バイオリン(第74回全日本学生音楽コンクール横浜市民賞受賞者)*

ベートーベン:歌劇「フィデリオ」序曲
シベリウス:バイオリン協奏曲ニ短調*
ブラームス:交響曲第1番ハ短調


全日本学生音楽コンクールで横浜市民賞を得た高校2年生が弾くシベリウス:バイオリン協奏曲とブラームス:交響曲第1番というプログラム。
前日の神奈川フィルの、ブルッフ:バイオリン協奏曲とシューマン交響曲第2番というのと似た感じの組合せで、ついつい比較して聴きいた。

プロとアマの演奏技量の差とは別に色々と考えさせられることが多かった。

シベリウスのバイオリン協奏曲は独奏バイオリンにとって相当難曲だそうだが、17歳の青年は特に危なげもなく超絶技巧を豊かな音量で弾き切った。筑駒の学生だという。最近はこの手のマルチな秀才が増えているのか。

テンポ設定が遅めなことで、オケとの絡みの面白さはなかなか発揮されず、ようやくリズミカルな第3楽章で盛り上がりを見せた。

バイオリン協奏曲では弦パート、特に第1バイオリンは控え目に徹して、その代わり細く綺麗な音色を維持できたが、ブラームスでは変調したのが残念。管部門も手こずっていた。

いつになく不出来ではあったが、調和を欠いた演奏のお陰で、本来なら溶け合うパートもはっきり聴こえたりして、面白みはあった。

がんばれ横響!

♪2022-015/♪県立音楽堂-2

2021年12月19日日曜日

横浜交響楽団 第713回定期演奏会 ”情熱”と”憂愁”

 2021-12-19 @県民ホール


鈴木衛:指揮
横浜交響楽団

ビゼー:「カルメン」第1組曲、第2組曲(フィリッツ・ホフマン編)
 1 前奏曲「トレアドール」(第1組曲第5曲)
 2 前奏曲 (第1組曲第1曲)
 3 アラゴネーズ (第1組曲第1a曲)
 4 衛兵の交代 (第2組曲第5曲)
 5 ハバネラ (第2組曲第2曲 )
 6 セキギティーリア (第2組曲第3曲)
 7 アルカラ(の竜騎兵) (第1組曲第4曲)
 8 闘牛士の歌 (第2組曲第4曲)
 9 間奏曲 (第1組曲第2曲)
10 密輸入者の行進 (第2組曲第1曲)
11 夜想曲 (第2組曲第3曲)
12 ジプシーの踊り (第2組曲第6曲)

チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 作品64


前回、横響を聴いたのはちょうど2年前。

第699定期で横響として70回目の「第九」演奏会だった。

16型大編成のオケに640人の合唱団という壮観!

普段の定期演奏会は県立音楽堂で開催するが、12月は、今年こそと「第九」をと県民ホールを会場に選んだのだろうが、昨年に続き今年もは流れてしまった。

コロナで定期演奏会自体も何度か中止になった。

そんな次第で足が遠のいていたが、今回は、せめて県民ホール公演を盛り上げようと2年ぶりに出かけた。

なかなか上手だ。管のソロではたまに躓きもあるが、プロ並みに聴こえる場面もある。弦編成は10+10+7+8+5という変則なのがアマチュアらしい。

カルメン組曲。フィリッツ・ホフマン編の第1、第2組曲からオペラの筋に合わせた再構成。分かり易くていい。

メインはチャイコフスキー交響曲第5番。

この曲聴くのは、今年6回目。

それも10月22日から2ヶ月足らずの間にだ。

チャイコフスキーの記念年でもないのに多くのオケが取り上げたと言うのは不思議なことだ。

6回も聴いたのだから1本当たり棒が出てもいいけどな⁈

初めて聴く指揮者鈴木衛クンは9年前に音大卒の若手だが、プレトークもうまい。客席の気持ちをすーっと掴んで音楽へ誘う。

毎年の年末の演奏会では最後に蛍の光を演奏し、オケがお客を見送ってくれる。「第九」でなくともこの慣例は続けているようだ。ホクホクした気持ちで蛍の光が流れる会場を出たよ。


♪2021-159/♪県民ホール-10