2024年2月8日木曜日
新国立劇場オペラ「ドン・パスクワーレ」
2022年10月9日日曜日
鳥木弥生 メゾソプラノ・リサイタル メゾの魅力とイタリア・オペラの神髄を存分に!
2022年2月9日水曜日
オペラ:ドニゼッティ「愛の妙薬」
2022-02-09 @新国立劇場
【指 揮】ガエタノ・デスピノーサ
【演 出】チェーザレ・リエヴィ
【美 術】ルイジ・ペーレゴ
【衣 裳】マリーナ・ルクサルド
【照 明】立田雄士
【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京交響楽団
【アディーナ】砂川涼子
【ネモリーノ】中井亮一
【ベルコーレ】大西宇宙
【ドゥルカマーラ】久保田真澄
【ジャンネッタ】九嶋香奈枝
ガエターノ・ドニゼッティ「愛の妙薬」
全2幕〈イタリア語上演/日本語及び英語字幕付〉
予定上演時間:約2時間30分
第Ⅰ幕 70分
休憩 25分
第Ⅱ幕 55分
指揮のデスピノーサ&東響も「オランダ人」に引き続きの登板だ。
キャストはコロナの為に(元から出演予定の九嶋以外の)主要4役が全員日本人に代わった。
でも、それで大成功…は言い過ぎとしても、とても良かった。
何がいいかって、砂川涼子が素晴らしい。
あのふくよかで明かるく美しい声は、努力だけでは獲得できない天分だと思う。
ネモリーノ役の中井亮一にとっては歌手人生最高の大役だったと思うが、期待に応えた。
1番の聴かせどころ「人知れぬ涙」もヨシ!
もうちょっとツヤがあれば憂いも出てなお良かったが。
不満を挙げれば。
演出も美術も前回2018年公演と同じだが、前回は気づかなかったが点が今回は気になった。5年間の成長?
「文字」に拘る演出は美術面でも表れているが、「トリスタンとイゾルデ」はこの物語の契機に過ぎないのに全編にわたって「トリ・イゾ」由来の作り物がさも意味ありげに登場するのは紛らわしい。
薬売りの娘が登場するがセリフはない、歌もない。にもかかわらずなぜMaskをしているのか?
「オランダ人」の時もパントマイムの役者だけがMaskをしていた。
他にも兵士達が1幕ではMaskを。同じ連中が2幕ではNoMask。
いったいどういう整理基準なのか?
ともかく、Maskはやめてくれえ!
♪2022-016/♪新国立劇場-03
2020年11月14日土曜日
NISSAY OPERA 2020 特別編 『ルチア~あるいはある花嫁の悲劇~』
2020-11-14 @日生劇場
指揮:柴田真郁
演出・翻案:田尾下哲
読売日本交響楽団
原作:ガエターノ・ドニゼッティ作曲 オペラ『ランメルモールのルチア』
翻案:田尾下哲『ルチア~あるいはある花嫁の悲劇~』全1幕
ルチア⇒高橋維
エドガルド⇒宮里直樹
エンリーコ⇒大沼徹
ライモンド⇒金子慧一
アルトゥーロ⇒髙畠伸吾
アリーサ⇒与田朝子
ノルマンノ⇒布施雅也
コロナ対策版だ。
まあここまで「対策」することはないのにと思うよ。
3幕を1幕に。
3時間を90分に。
舞台に姿を見せるのはルチアと一言も発しない亡霊だけ。
その他は上手・下手に別れた額縁外の紗幕の陰で歌うのみ。
あのアリア、合唱、シーンが無いな…と気になり、一方原作では冒頭に少し登場するだけの亡霊が終始ルチアの心情を代弁するかのように付き纏うので、これも気になる。
あれやこれやで、集中できない。
初めて観た人には筋が分かりにくいだろう。
何度も観ている者には上述の没入阻害要因の為に楽しめない。
さらに言えば、1番の聴かせどころベルカントの狂乱の場の出来がイマイチ。やはり初台で観たペレチャッコとか、映像で観るNデセイ、Aネトレプコと比べちゃいけないのだろうが物足りない。
何はともあれ、まずもって普通の形でやるべきだった。
出演者の健康管理を徹底すれば何の問題もないのに。
♪2020-077/♪日生劇場-01
2019年12月5日木曜日
砂川涼子 ソプラノ・リサイタル
砂川涼子:ソプラノ
園田隆一郎:ピアノ
上江隼人:バリトン*
ビバルディ:歌劇「ジュスティーノ」から“喜びと共に会わん”
ビバルディ:歌劇「ポントの女王」から“私はジャスミンの花”
ヘンデル:歌劇「セルセ」から”喜び満ちて小川は”
ヘンデル:歌劇「リナルド」から”なんて素敵な喜び”
中田喜直/別宮貞雄:さくら横ちょう
ドナウディ:「古典様式による36のアリア」から
”私は望みを失ってしまった”
”いつかまた君に逢えるだろうか”
”私は心に感じる”
ロッシーニ:「ヴェネツィアの競艇」から
第1曲 競艇前のアンゾレータ
第2曲 競艇中のアンゾレータ
第3曲 競艇後のアンゾレータ
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」から“おいでください、膝をついて”
ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクワーレ」から”準備はできたわ” with *、”天使の様に美しい” only *
グノー:歌劇「ファウスト」から “ああ、私が微笑んでいるのが見えるわ(宝石の歌)”
プッチーニ:歌劇「カルメン」から”怖くないと言ったけれど”
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」から“あなたの愛の呼ぶ声に”
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」から“氷のような姫君の心も”
-------アンコール
ヴェルディ:歌劇「椿姫」から第2幕第1場”ヴィオレッタとジェルモンの二重唱”
日本のソプラノを代表する大村博美に続いてもう一人のディーバにしてオペラ界の我がマドンナを、恥ずかしくて言えないくらいの最良席で終始照れながら至福の時を過ごした。
大村博美とは声質が違うから単純比較はできないが柔らかく透明感のある声がもう全身を癒してくれる。
こちらのプログラムも前半は知らない曲ばかりだったが、いずれも彼女にかかるとすっかり馴染んでいたものが引き出される様だった。
後半はオペラから名アリアの釣瓶撃ち。
アンコールも椿姫から長大アリア。
特筆したいのはオペラでもコンビが多い園田隆一郎のピアノ。
二人のコンビネーションの良さは実に好感。
♪2019-196/♪紀尾井ホール-3
2019年11月13日水曜日
新国立劇場オペラ「ドン・パスクワーレ」
ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクワーレ」
全3幕〈イタリア語上演/字幕付〉
予定上演時間:約2時間25分
第Ⅰ幕〜第Ⅱ幕 80分
--休憩25分--
第Ⅲ幕 40分
指揮:コッラード・ロヴァーリス
演出:ステファノ・ヴィツィオーリ
美術:スザンナ・ロッシ・ヨスト
衣裳:ロベルタ・グイディ・ディ・バーニョ
照明:フランコ・マッリ
演出助手:ロレンツォ・ネンチーニ
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:新国立劇場合唱団
ドン・パスクワーレ⇒ロベルト・スカンディウッツィ
マラテスタ⇒ビアジオ・ピッツーティ
エルネスト⇒マキシム・ミロノフ
ノリーナ⇒ハスミック・トロシャン ほか
「ドン・パスクワーレ」は、物欲・色欲の爺さんが若者にいっぱい食わされる喜劇として受け取られている向きがある。
そのようなつもりで観ていたか、僕の周りには前半呑気な笑いが広がっていたが、フン、最後まで笑ってられるかなと冷たい目で見ていたところ、終盤は、やはりみんな笑えない。
そうだ。本当は、これは気の良い老人を思いやりのない若者が虐待する話なのだから。
瑕疵のある物語が無理矢理の大団円でねじ伏せられるオペラは少なくない。これもその一つ。愈々ドン・パスクワーレを同じくらいの年齢として見ると切なくなってくる。
ま、歌劇鑑賞としてはそこんところは置いておいて。
急遽配役変更になったノリーナ役ハスミック・トロシャンがうまい。声量もありよく通る声だ。美形で豊胸と眼福モノ。
ドンのロベルト・スカンディウッツィもマラテスタ役ビアジオ・ピッツーテイも巧くて早口2重唱は聴きものだった。
エルネスト役マキシム・ミロノフの声が細くて惜しかったね。
新国立劇場としては新制作だが、海外での演出・装置・衣装をそのまま持ち込んだようだ。
その為か、天井の高い舞台を生かしきっていない感じもしたが、台所のシーンなど装置にも驚かされるし、アクロバチックなサビースもあって、全体として良くできているなと感心した。
♪2019-176/♪新国立劇場-11
2018年8月10日金曜日
フェスタサマーミューザ2018 東京ニューシティ管弦楽団 ≪センター争奪、灼熱のアリアバトル≫
曽我大介:指揮
東京ニューシティ管弦楽団
司会:朝岡聡
ソプラノ:髙橋維
ソプラノ:土屋優子
メゾ・ソプラノ:野田千恵子
メゾ・ソプラノ:高野百合絵
テノール:芹澤佳通
バリトン:吉川健一
●ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲
●プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」から“誰も寝てはならぬ”(芹澤)
●ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」から“今の歌声は”(高野)
●ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」から“祖国を裏切る者”(吉川)
●ロッシーニ:歌劇「タンクレーディ」から“この胸の高鳴りに”(野田)
●ヴェルディ:歌劇「椿姫」から“ああ、そはかの人か~花から花へ”(高橋)
●プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」から“ある晴れた日に”(土屋)
-----休憩-----
●ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」序曲
●ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師 」からロジーナとフィガロの二重唱“それじゃ私だわ…嘘じゃないわね” (高野/吉川)
●プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」からロドルフォとミミの二重唱“おお麗しの乙女よ”(芹澤/土屋)
●マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
●プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」蝶々夫人とスズキの二重唱"桜の枝を揺さぶって"(土屋/野田)
●ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクワーレ」からノリーナとドン・パスクワーレの二重唱 “お嬢様、そんなに急いでどこへ”(高橋/吉川)
●ヴェルディ:歌劇「リゴレット」序曲
●ヴェルディ:歌劇「リゴレット」第三幕四重唱”美しい恋の乙女よ” (高橋/野田/芹澤/吉川)
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アンコール
ヴェルディ:歌劇「椿姫」から”乾杯の歌”(全員)
アンドレア・ボチェッリ:”タイム・トゥ・セイ・グッバイ”(全員)
コンサートのキャッチコピーは「センター争奪、灼熱のアリアバトル」。
要はイタリア・オペラの有名アリアを女声4人(ソプラノ2人、メゾソプラノ2人)と男声2人(テノール、バリトン)が各1曲ずつ歌い(前半)、前半終了後の休憩中に観客に投票でラストステージのセンターを決めようというお遊び。
下手に進行すれば嫌味なコンサートになるが、指揮者も、歌手たちも、何よりMCを務めた朝岡聡(元テレ朝)の軽いノリで穏やかに、楽しむことができた。
投票率は85.6%と驚異的だったのも、客席が楽しめたからだ。
で、みんな何を基準に投票したのか?
結局は歌唱力というより、歌手というより<何を歌ったか>で決めたのだろうな。
イタリア・オペラからアリアを選ぶなら、断然プッチーニが、それもテノールかソプラノが有利だ。ここ一番の名曲が割り当てられているから。
僕の好みで言えば、最初に歌った、プッチーニ「トゥーランドット」からテノールの「誰も寝てはならぬ」が良かったが、最後に登場した、やはりプッチーニの「蝶々夫人」から「ある晴れた日に」のソプラノの名曲にやられてしまい、ほとんどの票がこの歌に浚われたのではないか。
休憩後の後半は、二重唱〜四重唱。おまけは六重唱に指揮者も飛び入りして(結構巧い!)七重唱で盛り上がった。
東京ニューシティ管弦楽団は、最近になってフェスタサマーミューザに登場するようになったが、在京オケの中では気の毒なくらいマイナーな存在だ。お客もあまり入らないだろうという観測からか、舞台周りの後方・側方の席は売らなかったらしく誰も座っていなかった。
オケもこじんまり(12型)していたが、歌伴だけでなく序曲や間奏曲などでオケの実力を聴かせたが、なかなかのものだ。
ベートーベンやブラームスといった正統派企画ならお客の入りは厳しいかもしれないけど、今日の<歌合戦>みたいなユニークな企画で是非とも来年以降もフェスタサマーミューザに参戦してほしいものだ。
♪2018-098/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-14
2018年3月16日金曜日
オペラ:ドニゼッティ「愛の妙薬」
指揮⇒フレデリック・シャスラン
演出⇒チェーザレ・リエヴィ
美術⇒ルイジ・ペーレゴ
衣裳⇒マリーナ・ルクサルド
照明⇒立田雄志
合唱⇒新国立劇場合唱団
管弦楽⇒東京フィルハーモニー交響楽団
アディーナ⇒ルクレツィア・ドレイ
ネモリーノ⇒サイミール・ピルグ
ベルコーレ⇒大沼徹
ドゥルカマーラ⇒レナート・ジローラミ
ジャンネッタ⇒吉原圭子
ガエターノ・ドニゼッティ:全2幕〈イタリア語上演/字幕付〉
予定上演時間:約2時間35分
第Ⅰ幕70分
--休憩25分--
第Ⅱ幕60分
「愛の妙薬」に関してはバーデン・バーデン歌劇場、MET、ミラノ・スカラ座のBDを持っているが、それぞれ演出がまったく異なるけど、それぞれに面白い。特にスカラ座のはミラノの本物の空港のレストランやロビーで旅行客などに混じってオペラを進行させるというとんでもない企画だが、これがちゃんと楽しめる。
やはり、レシタティーヴォ、ソロのアリア、2重唱、3重唱にそれぞれ魅力があり、オペラのアリアというよりカンツォーネのように親しみやすい音楽が溢れていることが、どんなに設定を変えてもこのオペラを楽しめる第一の要素ではないか。そして合唱も大活躍して、明るい雰囲気を大いに盛り上げてくれる。
「愛の妙薬」とは「トリスタンとイゾルデ」にヒントを得た偽の惚れ薬だが、貧乏な青年農夫(ネモリーノ)が村の金持ちで美しい娘アディーナの愛を得ようと実は安物のワインにすぎない「愛の妙薬」を飲んだところ、これまで見向きもしてくれなかった村の娘達に急にちやほやされ始めるのを見て早速クスリが効いたと勘違いするが、それは彼の親戚が亡くなって大金を相続することになったためだったのだが、肝心のアディーナには通用しないなど、一捻りしてあるところも面白い。やがてはネモリーノの誠実さがアディーナにも通じてめでたしめでたし、と丸く収まって分かり易い。
2幕構成で、正味は2時間10分というコンパクトさもいい。主要登場人物は5人(いや、1人は大した役ではないので実質は4人か)なので、役どころにまごつくこともない。
音楽の、一番の聴きどころは2幕終盤のネモリーノのアリア「人知れぬ涙」だ。ドニゼッティの全オペラ作品の中でも一番人気曲だと言われている。非常にメランコリックで切ないメロディだ。そして、数回聴けば憶えられるような簡素な作りだ。
でも、このアリアは、話の脈絡にうまく噛み合わない場違いさがあるのだけど、観客としては、筋は筋、歌は歌、と割り切って、この異次元空間にしばし酔いたいのだから文句を言う人はいないだろう。

前回の「ホフマン物語」でも衣裳などは原色で派手派手しかったが、今回の「愛の妙薬」も色使いは派手だ。ただ、全体にパステル調で統一されていたので、無用な刺激はなく、なかなかきれいだった。照明も効果的だった。
♪2018-030/♪新国立劇場-04
2017年5月7日日曜日
ミューザ川崎ホリデーアフタヌーンコンサート2017前期 ≪輝けるテノール≫錦織健テノール・リサイタル
錦織健:テノール
金井信:ピアノ
日本古謡:さくらさくら
大中寅二:椰子の実
服部良一:蘇州夜曲
山田耕筰:来るか来るか、この道、松島音頭、からたちの花
瀧廉太郎:荒城の月
小林秀雄:落葉松
菅野よう子:花は咲く
ドニゼッティ:私は家を建てたい
トスティ:マレキアーレ
ティリンデッリ:おお春よ
プッチーニ:誰も寝てはならぬ(トゥーランドット)

ドニゼッティ:人知れぬ涙(愛の妙薬)
クルティス:忘れな草
ショパン:別れの曲
ラカジェ:アマポーラ
ララ:グラナダ
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アンコール
〈ピアノ・ソロ〉
Shall we go?
哀愁のノクターン
〈テノール+ピアノ〉
カプア:オー・ソレ・ミオ
QUEEN:Love of my life、愛しのラヴァーボーイ
B.Andersson & B.Vlvaeus:thank you for the music
睡眠不足で出かけたが、前半日本歌曲その第一声「さくら」の<さ〜>で一瞬に完全覚醒した。なんという輝く声、そして大ホールに響き渡る豊かな声量。
これまでに「第九」等声楽付き管弦楽の独唱者としては何度も聴いていたがソロリサイタルは初めてでその実力、魅力を思い知った。
後半はイタリア歌曲とアリア集。日本歌曲の美しさにシミジミしていたが本領は後半だった。いずれも素晴らしくドミンゴも青くなりそうな「サンタルチア」など可笑しくて美しい。
曲間の軽妙なトーク。舞台後方席や側方席の観客にも心遣いのエンターティナーぶり。
伴奏ピアノは錦織に八王子のダ・ヴィンチと紹介された金井信。渾名のとおり才人で、演奏も見事だが作・編曲家であり東京藝大声楽科卒で歌も上々。本篇とアンコールでピアノを弾きながら錦織とのデュエットも素晴らしかった。最高に楽しいリサイタルだった。
♪2017-080/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-07
2017年3月15日水曜日
オペラ:ドニゼッティ「ルチア」
指揮:ジャンパオロ・ビザンティ
演出:ジャン=ルイ・グリンダ
美術リュディ・サブーンギ
衣裳ヨルゲ・ヤーラ
照明ローラン・カスタン
舞台監督村田健輔
合唱指揮:三澤洋史
合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ルチア⇒オルガ・ペレチャッコ=マリオッティ
エドガルド⇒イスマエル・ジョルディ
エンリーコ⇒アルトゥール・ルチンスキー
ライモンド⇒妻屋秀和
アルトゥーロ⇒小原啓楼
アリーサ⇒小林由佳
ノルマンノ⇒菅野敦
オペラ:ドニゼッティ「ルチア」 全2部(3幕)〈イタリア語上演/字幕付〉

今日のルチア役のO・ペレチャッコの素晴らしい事。
METのライヴビューイングでN・デセイ、A・ネトレプコが主演したディスクを再度見直したが、どちらにも負けてはいない。
狂乱のアリアでは感情移入して胸が締め付けられる思いあり。
これほどの悲劇なのに、ドニゼッティのメロディーは結構明るいのには驚くが、イタリア人気質がつい顔を覗かすのだろうか。
♪2017-039/♪新国立劇場-2