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2025年5月10日土曜日

神奈川フィルハーモニー管弦楽団 第405回

2025-05-10 @みなとみらいホール



ゲオルク・フリッチュ:指揮
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
ミシェル・ダルベルト:ピアノ*


ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15*
ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
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シューマン:子供の情景 Op.15から
 -12 眠っている子供
 -13 詩人のお話




フリッチュはやはり神奈川フィルで、前回はブラームスの2番を聴いた。その時は何とも思わなかったけど、今回はマジに耳をそばだてていたというか、睡魔に襲われなかったのでしっかり聴いたけど、ドイツ人の王道ブラームスってこんなの?
僕の希望としては、テンポの変化をあまり感じさせず、ぼっとしていたら、イン・テンポのまま終わった!みたいのが好きなんだけど。
あまりテンポが変わるとブラームスの精緻な音楽が緊張を維持できなくなるような気がするから。特に終楽章なんか、ちょっと気を抜いたら崩壊してしまいそうな危ういところで成立しているような気がするので、駒に例えると自立できる速度を維持して最終盤に雪崩れ込んで欲しい。

Pfのダルベルトは1月の都響で聴いたモツ21番がとても良かった。しかし、今日のブラームス1番は好みではないな。
頭は揃っているのに末尾が曖昧な感じで、音楽が裾を引きずって進んでゆくみたいな感じがしたな。

この傾向は、フリッチュの指揮にも感じたよ。

ああ、素人が偉そうなことを言っていると思いつつ無責任な評を書いちまったよ。

全体としては、大好物の2本立てで、期待が大きすぎたとも言える。

今日の神奈川フィルは良い出来だった。

♪2025-057/♪みなとみらいホール-10

2025年1月24日金曜日

東京都交響楽団 第1015回 定期演奏会Aシリーズ

2025-01-24 @東京文化会館



小泉和裕:指揮
東京都交響楽団
ミシェル・ダルベルト:ピアノ*

フォーレ:組曲「ペレアスとメリザンド」op.80
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467*
ドビュッシー:交響詩《海》-3つの交響的スケッチ
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ドビュッシー:ベルガマスク組曲第3曲「月の光」*




小泉師の指揮を聴く機会はとても多く、完全記録している2014年から数えたら今日で45回目だった。その前は記録がないけど、記憶ではやはり他の指揮者より多かったように思う。

何を聴いてきたか?
圧倒的にベートーベン、ブラームスを軸にした独音楽で、それに若干、チャイコやドボルザークが加わる程度で、フォーレは2度目。ドビュッシーは何と!初めてだった。

いつも、遊びも外連もない正統派がフランス音楽をどう指揮するのか興味があったが、やはり、特別なことはなくて音楽の王道をゆくという感じだった。

これはこれで良かったが、「海」に関してはもっと派手さがあっても良いのではないかと思うけど…。

モツPf協21番が珍しかった。
生では過去2回しか聴いていない。
オケがあまり取り上げないからだ。

しかし、これが良かった。都響にしては珍しい12型の弦が透明感を保って、そこにピアノがコロコロと乗る感じがいい。
よく聴けば、モツというよりベトのような情感を発見して少し驚いた。

しかし、Encの「月の光」はない方が良かった。
この曲は、文化会館のような大きなホールで聴く音楽ではない。

♪2025-011/♪東京文化会館-01