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2020年10月7日水曜日

10月上席第2部

 2020-10-07 @国立演芸場


落語 
柳亭明楽⇒転失気
落語 柳亭小痴楽⇒道灌
落語 三笑亭可風⇒反魂香
曲独楽 やなぎ南玉
落語 柳亭楽輔⇒文七元結


寄席は8月に再開されたが、2部制になり、中入無しの短時間興行。料金不変なのでC/Pは半分に。

噺家の人数が少ないので、1人でも巧いのを聴けるといいが、下手が並んだ時は悲劇だ。
今日の出来は微妙。

人気の小痴楽は人気先行で芸はイマイチ。


トリの楽輔(この人はとても巧い噺家だと思う。)が「文七元結」を演った。
大好きな話だが、いかんせん時間不足。

名人・志ん朝はこの話に1時間超をかけている。

それだけの内容のある話を30分では味もコクも出ない。
残念ながら駆け足で筋を紹介しただけに終わった。


帰宅後、志ん朝のDVDを回したよ。


♪2020-061/♪国立演芸場-06

2019年10月4日金曜日

令和元年度(第74回)文化庁芸術祭協賛 国立演芸場開場四十周年記念10月上席

2019-10-04@国立演芸場


落語            春風亭昇吾⇒本膳
漫才            カントリーズ
落語            三遊亭遊馬⇒酢豆腐
曲独楽         やなぎ南玉
落語            桂伸乃介⇒千早ふる
  ―仲入り―
講談            神田紫⇒山内一豊の妻
落語            桂南なん⇒壺算
音曲            桂小すみ
落語            三遊亭円遊⇒三軒長屋

前半最悪。
漫才のカントリーズなど舞台に立つのが10年早い。

初聴きの音曲桂小すみが良かった。三味線もうまいが喉がいい。健康的で色っぽい。

トリの円遊は流石に味がある。早口なので聴き取りにくいのが残念だが、長年かけて築き上げた枯れた芸を感ずる。

♪2019-149/♪国立演芸場-13

2017年10月10日火曜日

平成29年度(第72回)文化庁芸術祭協賛 10月上席

2017-10-10@国立演芸場

落語 三遊亭遊子⇒弥次郎
歌謡漫談 東京ボーイズ 
落語 三遊亭遊吉⇒猫の災難
奇術 マジックジェミー
落語 桂伸乃介⇒千早ふる
 ~仲入り~
講談 神田紫⇒春日局
落語 三遊亭春馬⇒松山鏡
曲独楽 やなぎ南玉
落語 三遊亭遊三⇒火炎太鼓

国立演芸場の定席に通い始めて1年7月になるが、今日の全体の出来はこれまでで最悪だった。
まずまずマシだったのはコマの曲芸のやなぎ南玉だ。もっと、このセンセイもこれまで失敗したことを見たことがなかったのに、今日はコマを落としてしまった。まあ、慌てず騒がず上手にカバーしていたけど。

マジックジェミーという女性の奇術師は、奇術自体はそこそこ慣れた腕前だが、お客への態度が悪い。上から目線で話にならん。次回彼女に遭遇することがあったらその時間は席を外そう。前に見た時はさほどの嫌味は感じなかったのだけどな。

神田紫も下手だ。年齢的には神田紅や神田陽子よりかなり上だと見えるが、声が小さい。迫力がない。

落語は全員ダメ。
桂伸乃介など、相当修行を積んでいるはずだが、無駄に人生を過ごしてきたらしい。
三遊亭春馬も面白くない。
落語芸術協会は真打ちを濫造しているのではないか。

トリの三遊亭遊三も大いにがっかりさせた。

全体として、お客の気分を白けさせる芸が多かったな。
客席も1/4くらいしか入っていなくて気の毒ではあったけど、芸の手抜きというのではなく、そもそもお客に見せる・聞かせるまで芸が出来上がっていないのだ。


♪2017-161/♪国立演芸場-016

2016年6月13日月曜日

国立演芸場6月中席

2016-06-13 @国立演芸場


落語 春雨や晴太⇒やかん
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落語 三遊亭遊子⇒初天神
落語 春風亭柳好⇒目薬
バイオリン漫談 マグナム小林
落語 三遊亭とん馬⇒代わり目~かっぽれ
落語 桂南なん⇒千両みかん
―仲入り―
奇術 プチ☆レディー
落語 三遊亭遊吉⇒化物使い
曲芸 やなぎ南玉
落語 三遊亭遊三⇒蛙茶番

今回は充実。
前座の春雨や晴太、二ツ目の三遊亭遊子(ゆうこ)からして面白い。

「初天神」はよく前座や二ツ目の若手が演るが、これまで聴いた中では今日の遊子が一番の出来。

三遊亭とん馬の酔っぱらいとおかみさんの話「代わり目」がおかしくて心温まる。

南玉芸は「江戸曲独楽」というそうだ。その名のとおり江戸情緒たっぷりな独楽回しと口上は毎回同じだけど、堂に入っているのでまさに「芸」を楽しむ事ができる。


♪2016-084/♪国立演芸場-05

2016年3月11日金曜日

国立演芸場3月中席

2016-03-11@国立演芸場

落語 桂昇羊⇒初天神
落語 桂翔丸⇒つる
漫才 コントD51
落語 春風亭鹿の子⇒袈裟御前~かっぽれ~
曲芸 翁家喜楽・喜乃
落語 桂幸丸⇒野口英世伝
―仲入り―
奇術 山上兄弟
落語 春風亭柳之助⇒時そば
曲独楽 やなぎ南玉
落語 春風亭小柳枝⇒井戸の茶碗

 
寄席って過去に一度行ったきりで、それも数十年前のことだ。
落語など好きだけどわざわざ寄席へ行かなくとも、お気に入りの作品はCDでそこそこ持っているし、Youtubeで聴くこともできるのでながく行かなかったのだけど、歌舞伎の縁で国立劇場の「あぜくら会」にも入会したので、チケッが取り易くなり、自宅まで配送してくれるので、ちょいとついでに落語でもと思って出かけることにした。

国立演芸場といっても席は300しかないので建物自体も隣の大劇場と比べたらえらく小さい。というより外見は貧相だ。もっと立派にできなかったものか。

さて、たくさんの演目の中で、感心したものは、翁家喜楽・喜乃親子による「曲芸」だ。傘の上で色んな物を回したり、顎の上に棒を立てて茶碗やら房の付いた棒などを積み上げていくバランス芸だ。まあ、目新しさはないけど、そこがむしろ楽しい。
やなぎ南玉の「曲独楽」も同様で、最近ではTVでさえ見ることがなくなった回転している独楽を扇の紙の端や日本刃で刃渡りしたりして見せてくれるのだけど、驚きはないけど、懐かしさを感じて良かった。

「奇術」の山上兄弟。まだ20歳前後と見えたが、なかなか堂に入ったものだ。1人が箱の中に入り、蓋を占めてからその箱に何本もの先の尖った金属棒を突き刺して、蓋を開けるとあら不思議、誰もいない。再度蓋を閉めて棒を抜き取るとなかから最初の青年が入っている。そういうのが、もう一つあった。人間の体が箱ごと分断され多様に見えてまた元に戻る。
これもよく見る芸だけど、間近で見ているのにタネが分からない。

最後は春風亭小柳枝の「落語」。知っている話だったが、さすがにトリだけあって、それまでに出た落語家の話とは俄然違ってうまい。


フリをしているようでは一人前じゃない。
自然にそのまんまが芸になって表に出てそれがおかしい、そういうのでなくちゃいけない。でも、粋なフリをしているがそれが板についていない落語家が実に多いのは嘆かわしい。


♪2016-026/♪国立演芸場-01