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2022年1月19日水曜日

ランチタイムコンサート 抱腹絶倒!?東京交響楽団ホルンで奏でる紅白歌合戦

2022-01-19 @ミューザ川崎シンフォニーホール



ホルン:上間善之、大野雄太ほか3人
ピアノ:石井理恵
司会:チャーリー犬和田


ショパン:ピアノ協奏曲第1番第1楽章から
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番第1楽章から
北の宿(都はるみ)
王将(村田英雄)ほか



東響首席2名+エキストラ3人のホルン奏者とピアニストと司会による紅白歌合戦擬演奏会。


司会も傑作だったが、普段のオーケストラコンサートでの姿とは全く異なる上間、大野クンの熱演ぶりがおかしい。


この2人が、1曲毎に衣装を取っ替え引っ替えし、その度に髪型やアクセサリーなど小物も替えてまるでファッションショーの有様。司会は1曲毎ではなかったが、こちらも頻繁に派手な衣装を取り替えた。


何を演奏したか?

プログラムにはあえて仄めかすだけなのでタイトルは正確に思い出せない(あるいは、そもそも知らない)が、懐かしや昭和の歌謡曲集だ。


ただ、すべてのアレンジがちょっと変わっている。

クラシック風にショパンが始まるかと思ったら天城越えだったり、逆にHrならではのコブシを効かせたりと凝った作りになっている。


最初は一人ずつ(紅組は女性歌手の歌を、白組は男性歌手の歌を)演奏し、途中から2人一緒に、さらにはエキストラの3人も加わってホルン5人とピアノによる演奏で締めくくった。


ホルンの魅力をたっぷり味わった小1時間。

ホンに楽しかった。


この企画は16年にも聴いた。

さらに工夫を凝らした次回の登場の機会を待ちたい。



♪2022-008/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-01

2016年1月27日水曜日

MUZAナイトコンサート1月 抱腹絶倒!?東京交響楽団 ホルンで奏でる紅白歌合戦

2016-01-27 @ミューザ川崎シンフォニーホール


白組キャプテン:上間善之(東京交響楽団首席ホルン奏者)
紅組キャプテン:大野雄太(東京交響楽団首席ホルン奏者)
ピアノ:石井理恵
パーカッション:新澤義美(東京交響楽団首席打楽器奏者)
司会:チャーリー犬和田
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ゲスト出演
ベース:吉田典正
トランペット
ビオラ:青木篤子
ファゴット
バスクラリネット

曲目は当日、来てのお楽しみ!
…ということであったが、
ほとんど昭和の歌謡曲。
白組は男声、赤組は女声のいずれも演歌・歌謡曲・ポップスの類。

プログラムの詳細は事前には発表されていなかったけどミューザとも思えない演奏会だし何よりホルンという楽器をじっくり聴いてみたいと思って出かけた。

会場に入った途端、天上にはミラーボール、舞台後方には紅白の垂れ幕やスクリーンが設けてあってお祭りの気分だ。ランチコンサートに参加して引き続き夜の部に来ている人もいるようで、手にペンライトやら紅白のリボンやら紅白の団扇などを持ったお客も少なからず。
こういう雰囲気に乗れるかなあ、と不安がよぎったが、司会者が喋り出せば会場笑いの渦で、ちょっとバカバカしいような歌合戦が始まった。

紅組と白組といっても「歌手」はひとりずつ。
いずれも東響の首席ホルン奏者だ。
これにピアノとパーカッションとエレキベースが常に伴奏する。

……つまりホルン+ピアノトリオだけど、ピアノ四重奏と言ってもいいのかなあ。広い意味ではそうなるけど、誤解を生む表現だな。さりとてホルン四重奏といえば完全に間違いで、こちらはホルン4本の四重奏を言うことになっている。
じゃあ、ピアノ四重奏はピアノ4台かというとそうじゃないのだから、こういう重奏形式の命名法はどうなっているのだろう……


脱線は切り上げて。
白組は男性歌手の歌(おふくろさんよ、望郷波止場~)を、赤組は女性歌手の歌(津軽海峡・冬景色、U.F.O.~)を、コブシも交えてホルンで吹いてくれるのだが、流石に首席クラスだ、柔らかいビロードのような音から鋭い金属音まであれこれ使い分けて巧いものだ。

ほかにも、同じ東響から弦楽、木管奏者が加わって室内楽風の演歌・歌謡曲がいずれも昭和30年代から50年代かな。ノスタルジーもくすぐって、「神田川」なんか、ビオラでイントロが始まるとしみじみしたよ。

衣装もそれぞれの歌に合わせて取り替え、小道具も用意するなど子供にも楽しめる工夫があって、およそミューザらしからぬすっかり脱力させてくれるコンサートだったが、これで千円とはありがたい。


♪2016-010/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-02