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2024年12月8日日曜日

藤沢市民オペラ:モーツァルト「魔笛」

2023-12-08 @藤沢市民会館



園田隆一郎:指揮
伊香修吾:演出

管弦楽:藤沢市民交響楽団
合唱:藤沢市合唱連盟

ザラストロ⇒Bsデニス・ビシュニャ
タミーノ⇒Tn渡辺康
弁者/第一の僧侶/第二の鎧を着た男⇒BsBr湯浅貴斗
第二の僧侶/第一の鎧を着た男⇒Tn加護翔大
夜の女王⇒Sp梅津碧
パミーナ⇒Sp盛田麻央
第一の侍女⇒Sp山田知加
第二の侍女⇒Ms林眞暎
第三の侍女⇒Ms山川真奈
パパゲーナ⇒Sp内山歌寿美
パパゲーノ⇒Br大西宇宙
モノスタトス⇒Tn伊藤達人
ほか

第25回藤沢市民オペラ
モーツァルト『魔笛』全2幕
(ドイツ語上演・日本語字幕付)

予定時間 3時間30分
1幕   70分
 休憩 20分
2幕 90分(実質105分+CC15分)



藤沢オペラ「魔笛」。
中3日で新国の「魔笛」を観ることになっているのは偶然。

モツのオペラはもう長いこと苦手。
聴き慣れたアリアに救われるけど、<物語>で納得できたものはほとんどないよ。6月の「コジ@新国」が大人の演出でモツオペラ中唯一納得できたくらい。
<物語>にさえ納得できたら、音楽の魔力に惹き込まれること必至だと思っているのだけど。

今回も、何度も観ている「魔笛」なのに、どこが面白いのか分からない。退屈してしまった。

パパゲーノの大西宇宙くんが健闘していたが、この役は似合わない。2枚目か悪役が似合うと思うよ。

♪2023-169/♪藤沢市民会館-1

2023年11月26日日曜日

藤沢市民オペラ:ロッシーニ「オテッロ」

2023-11-26 @藤沢市民会館



園田隆一郎:指揮
管弦楽:藤沢市民交響楽団
合 唱:藤沢市合唱連盟

オテッロ⇒宮里直樹Tn
デズデーモナ⇒砂川涼子Sp
エルミーロ⇒妻屋秀和Bs
ロドリーゴ⇒小堀勇介Tn
イアーゴ⇒山本康寛Tn
エミーリア⇒中島郁子Sp(中島本来はMs)
ルーチョ/ゴンドラ漕ぎ⇒石井基幾Tn
総督⇒平尾啓Tn

藤沢市民オペラ50周年記念
G.ロッシーニ『オテッロ』全3幕(オテロとも)
(演奏会形式・原語上演・日本語字幕付)  

予定時間 3時間50分(休憩込み)
1幕
 休憩(20分)
2幕
 休憩(15分)
3幕





ヴェルディの「オテロ」は新国立劇場ほかで数回観ているし、7月の東フィル定期の演奏会型式もまだ記憶に新しい。

しかし、今回は、ロッシーニの「オテッロ」である(タイトルくらい同じにしても良さそうなものだが。)。
これは観たことも聴いたこともない。放映機会も少ないので録画もない。それで予習せもせずぶっつけ本番に臨んだ。

演奏会形式ということもあり、客電が完全消灯ではなかったので、時にプログラム参照も可能だったのは助かったが、色々と面食らうところがあった。

ヴェルディ版に比べ、登場人物(カッシオが登場しない。エルミーロ[デズデーモナの父]が登場する。)や役柄、小道具、場所の設定などの違いもあるが、一番大きいのは、ベルカント・オペラであること、加えてテノールTn偏重というところか。

ヴェルディではイアーゴはBrが歌うが、ロッシーニではTnだ。ということは、主要な3人(オテッロ/イアーゴ/ロドリーゴ)がすべてTnだ。ほかにもTnの役は3人あるので、6人(今回は内2人の役を1人が歌ったので実際は5人)ものTn歌手が登場するのだ。そしてBrはなし(代わりにBs)。

Tnが3人も重要な役で登場するのは、興行的な事情らしいが、Tnの中でも高中底が使い分けられるなどの工夫は施されている。

No.10まで付されたアリアは、やはりベルカントの親玉(といっても初演時24歳!)の作らしく、多くは細かい装飾を纏っている。

全体に歌唱重視だがドラマとしてはヴェルディより軽い感じがしたが、初めてなので、見逃し・聴き逃しもあったと思う。

最後のNo.10アリアは第3幕が全曲10番なのにも驚く。その中心は「柳の歌」(ヴェルディのとは当然違う。)だが、実際は、多くの歌で構成される。それらはアリアという位置付けではないのか。

歌手は健闘。特にデズデーモナの砂川涼子❤️はやはりベルカントが得意なんだなと思わせる。彼女の「柳の歌」を聴けて良かった。オペラ本体同様「柳の歌」もヴェルディ版の方が圧倒的に有名だと思うが、初めてのロッシーニ版で聴いたナマ「柳の歌」はどこか懐かしく、過去、何度も聴いたことがあると思ったけど、錯覚だったろうか?
オッテロの宮里直樹もガンガン響かせて聴き応えあり。

藤沢市民オペラは前回の「ラ・ボエーム」が本舞台形式で格別の出来だったが、今回どうして50周年記念にも関わらず演奏会型式にしたのだろう?ちょいと惜しいことではあった。


♪2023-203/♪藤沢市民会館-1

2022年11月6日日曜日

藤沢市民オペラ:プッチーニ「ラ・ボエーム」

2022-11-06 @藤沢市民会館



園田隆一郎:指揮
伊香修吾:演出

テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ
合唱⇒C.ヴィレッジシンガーズ
児童合唱⇒藤沢市合唱連盟、藤沢ジュニア・コーラス、鵠沼ジュニア・コール

ミミ⇒中村恵理
ロドルフォ⇒樋口達哉
ムゼッタ⇒横前奈緒
マルチェッロ⇒大西宇宙
ショナール⇒池内響
コッリーネ⇒デニス・ビシュニャ
ベノア⇒奥秋大樹
アルチンドロ⇒小林由樹

作曲:ジャコモ・プッチーニ
台本:ジュゼッペ・ジャコーザ、ルイージ・イッリカ
原作:アンリ・ミュルジェール

「ラ・ボエーム」全4幕
(イタリア語上演日本語字幕付)

第1-2幕   60分
   休憩   30分
第3-4幕   60分


体調が頗る悪かった。
席も遠かった(藤沢市民オペラなんて普段チェックしていないので気づいた時は1階中央が無かった。)。
演出にもひとこと言いたい。

にもかかわらず、これまで観たボエーム中、07年藤原歌劇団と並んで、強く気持ちを揺り動かされた。

また、中村恵理はこれまでいろんな演目を聴いてきたが、今日のミミが最高の歌唱ではないか!大いに見直し、聴き直しをした。蝶々夫人より椿姫よりずっといい。

ルドルフォの樋口達哉も朗々と声が伸びて07年版の時よりずっと良かったと思う。

こんなこんな熱演を藤沢市民オペラで聴けるとは!

指揮は園田ちゃん。彼の指揮によるボエムは何度か聴いたな。特に今回演出の伊香修吾と組んだボエムはもう3回目か。手慣れたもので、安心して音楽に身を任せられる。

が、演出は若干問題。1〜4幕通してほとんど場面が変わらないのだから初めての人には混乱させた思う。ミミも冒頭から、男達の部屋にいるのも飲み込み難し。もっと普通にできなかったか?

♪2022-167/♪藤沢市民会館-1

2021年12月17日金曜日

神奈川フィル巡回主催公演 フューチャー・コンサート「第九」❷

2021-12-17 @藤沢市民会館



川瀬賢太郎:指揮
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
プロ歌手による神奈川フィル第九合唱団(28人)

小林良子:ソプラノ
林美智子:アルト
清水徹太郎:テノール
宮本益光:バリトン

ベートーベン:交響曲第9番ニ短調「合唱付き」作品125


短期間に8回も「第九」を聴く為に、日程調整上やむを得ず藤沢市民会館迄も出かけた。「迄も出かけた」と言うのは、普段、戸塚より西に音楽を聴きにゆくことは極めて稀だから、えらく遠出をすると言う感じだけど、今回調べてみたら、乗車時間は24分だから、サントリーホールへゆくよりずっと短い。フィリアホールよりも短い。


その市民会館は、多目的ホールとして設計されているのだろう。響きがデッドで音楽向きではない。舞台は狭くセリもないからひな壇を重ねられない。


それでやむを得なかったのか、オケはなんと10型!


10型と言ってもVc6、Cb5という低域重視(日フィルは5-4)。

とはいえ、オケも合唱も小粒に変わりない。


しかし、全体としては、シャキシャキと引き締まった音楽だった。処々、川瀬流のコブシが回ったが嫌味はない。


合唱団・独唱は最初から着座しており、楽章間休止も短く(特にⅢ⇒Ⅳは2秒?)、きびきびとしてムダがない。

残響の短さを逆手に取ったような弦のTuttiの歯切れの良さも好印象。

プロ合唱団はマスク無し!数は少なくとも迫力は十分。


終演後は弦奏者達が椅子を下げて指揮台周りにスペースを作り、奥で歌った独唱者等を舞台前に招いてお客の拍手を受けさせたのも良かった…と言うか当然こうすべきなのだが。


♪2021-157/♪藤沢市民会館-1