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2022年8月20日土曜日

石田泰尚スペシャル 熱狂の夜 第4夜《アンサンブル》四季

2022-08-20 @ミューザ川崎シンフォニーホール


石田組<石田組ツアー 2022/2023>
Vn:石田泰尚、村井俊朗、塩田脩、清水泰明、福留史紘、鈴木浩司
Va:中村洋乃理、多井千洋、小中澤基道
Vc:西谷牧人、玉川克、大宮理人
Cb:米長幸一
Cemb:松岡あさひ














ビバルディ:バイオリン協奏曲集「四季」
ビバルディ:4つのバイオリンのための協奏曲 ニ長調 op.3-1 RV549
シベリウス:アンダンテ・フェスティーヴォ
バルトーク(ウィルナー編曲):ルーマニア民族舞曲
シルヴェストリ(松岡あさひ編曲):バック・トゥ・ザ・フューチャー
モリコーネ(近藤和明編曲):ニュー・シネマ・パラダイス
クイーン(松岡あさひ編曲):輝ける七つの海
オアシス(同上編曲):ホワットエバー
レインボー(同上編曲):キル・ザ・キング
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チャップリン:スマイル
クイーン:ボーン・トゥ・ラブ・ユー
水野良樹(いきものがかり):ありがとう
ビゼー:ファランドール


5回シリーズの4回目。Soloにはじまってだんだん編成が大きくなり、今日は「石田組」弦13人(1曲目のみチェンバロも)のアンサンブル。

いつもお客の入りは良いが、今日はオルガン横の蚕棚を含めほぼ満席で、石田泰尚の魅力はやはり「石田組」あってこそなんだ。

前半のビバルディ「四季」。いつものように実に丁寧で美しい音色だ。フレーズの末尾もきれいに揃ってアンサンブルも美しい…が、ゆったりとしてちょっと物足りなさも…と思っていたが、「冬」に至って、テンポ良く、力強さも加わってきちんとクライマックスを作ってカタルシス。

後半のバルトークは大好物で珍しい編曲だった。
そもそも、後半の聴きどころは編曲かな。
ほとんどが石田組専属松岡氏の手になるようだが、弦のみ13本とは思えない多彩な響きを引き出してちょっと魔法のようだ。もちろん合奏力も見事。知らない作品が多かったが十分楽しんだ2時間半。

♪2022-119/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-32

2018年9月25日火曜日

神奈川フィルの名手による室内楽シリーズ《名曲の午後》第11回 「室内楽によるブルックナーの『交響曲第7番』」

2018-09-25 @フィリアホール



石田泰尚:第1バイオリン/神奈川フィル首席ソロ・コンサートマスター
直江智沙子:第2バイオリン
大島亮:ビオラ
門脇大樹:チェロ
米長幸一:コントラバス
齋藤雄介:クラリネット
豊田実加:ホルン
中桐望:ピアノ
北村朋幹:ピアノ
西沢央子:ハルモニウム

ヒンデミット:朝7時に村の湯治場で素人の楽団が初見で演奏をする「さまよえるオランダ人」序曲
ブルックナー(E.シュタイン、H.アイスラー、K.ランクル編曲):交響曲第7番ホ長調WAB107(混合九重奏版)

ブルックナーの交響曲はマーラーほどではないが、毎年どこかのオケが取り上げるので、記録を残している2014年以降、僕は1年に4本弱平均で聴いている。とはいえ、全10曲もあるから、中には第1番のように生では聴いたことがない作品もあり、第2、6、8、9番は1度ずつしか聴いていない。多いのは第5番で、それに第4番と第7番が続く。
というわけで第7番は比較的聴く機会が多い。にもかかわらず、馴染みが少なく、あまり良い印象を持っていなかった。

今回、神奈川フィルの首席クラスで、室内楽としてブルックナーの第7番をやるというのでずいぶん楽しみだった。

「神奈川フィルの名手による室内楽シリーズ《名曲の午後》」の前回はシューベルトのロザムンデ(原曲は弦楽四重奏曲)を弦楽十二重奏で演奏したのが面白かったが、今回は、弦5部各1人ずつにピアノ連弾、ホルン、クラリネット、ハルモニウムという非常に変わった編成の10人による九重奏だ。

こういう小編成でやると、各声部の動きがよく分かるので、その点では面白く聴いた。が、当然ながらオケのようなアンサンブルに厚みがないし、せめてティンパニーでも入っておれば迫力も出たろうけど、えらくおとなしい音楽になってしまった。

かの大作を、手軽に演奏してみる、という楽しみのために編曲されたのではないか。聴手より、むしろ演奏家たちの楽しみのための作品だ。

ロザムンデと異なって、この音楽は、やはり大規模なオーケストラで味わいたいな。

♪2018-118/♪フィリアホール-03

2015年12月21日月曜日

みなとみらいクラシック・クルーズ Vol.73 神奈川フィル名手による室内楽⑥

2015-12-21 @みなとみらいホール


山田恵美子:首席フルート奏者
古山真里江:首席オーボエ奏者
石井淳:首席ファゴット奏者
米長幸一:首席コントラバス奏者
吉見伊代:チェンバロ

J.S.バッハ:フルート・ソナタBWV1035
J.S.バッハ:ターフェル・ムジーク第2集から
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アンコール
J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ~シンフォニーから抜粋


先月末から、コンサートはマーラー、ブルックナーの交響曲、シューベルトも第8番「ザ・グレート」、メサイア全曲に「第九」が2日続けてと大規模曲ばかり続いていささかお疲れ気味だったが、今日は木管五重奏で、しかも鍵盤通奏低音がピアノではなくチャンバロという編成で、実に耳に優しい。
そしてJ.S.バッハとテレマンだ。

知らない曲ではないし、CDも持っているけど(ターヘル・ムジークは第3集が欠けているが…。)、日常的にはほとんど聴くこともなかったので、久しぶりのフルートソナタもターヘル・ムジークもとても良かった。

バロックの木管五重奏て肩こりをほぐしてくれるような安堵感があるなあ。

チェンバロを除く全員が神奈川フィルの首席なので、いわば顔なじみ。こうして室内楽という形で聴くと一人ひとりがソリスト級の腕前なんだね。首席だから当然だろうし、そうでなくちゃ困るけど。


♪2015-130/♪みなとみらいホール-37