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2025年5月22日木曜日

ランチタイムコンサート〜音楽史の旅 2025年① 〜フランスのピアノ〜

2024-11-28 @かなっくホール



倉田莉奈:ピアノ
司会・解説:飯田有抄(音楽ファシリテーター)


オール・ラヴェル作品
Ⅰ  水の戯れ
Ⅱ 鏡
 1 蛾
 2 悲しい鳥たち
 3 海原の小舟
 4 道化師の朝の歌
 5 鐘の谷
Ⅲ 亡き王女のためのパヴァーヌ
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ラヴェル:マ・メール・ロワから 妖精の国*
 *は飯田有抄とデュエット


最前列で聴いたせいもあるだろうが、YAMAHAの鮮烈な音にびっくりした。
いや、聴き慣れた音ではあるのだけど、今日の響は特別に光り輝くような音だった。

見事に調律・整音されて、かなっくホールに「最適化」された音とはこういうものではないか。YAMAHAの魅力を活かし切った演奏ではなかったか。

尤も、かなっくにはYAMAHAしかないという信じられないような台所事情だが、ここで、「最適化」されたSTEINWAY & SONSを聴いてみたいものだ。

で、苦手なフランス音楽。せめてドビュッシーならもっと楽しめたのにと思いながら、後半は船を漕いでいた。

相済まぬことであります。
昨日の「蝶々夫人」についてあれこれ考えて時間を費やしてしまい、寝たのが、明け方5時過ぎだったもの。でも、よく目が覚めて出掛けていけたものだよ。


♪2024-162/♪かなっくホール-08

2025年1月30日木曜日

ランチタイムコンサート〜音楽史の旅 2024年⑤ 〜ピアノトリオで味わうチャイコフスキーのバレエ音楽〜

2025-01-30 @かなっくホール



倉田莉奈:ピアノ
ビルマン聡平:バイオリン
弘田徹:チェロ

チャイコフスキー:
●「眠れる森の美女」から
 <ワルツ>
●「白鳥の湖」から
 <情景>
 <4羽の白鳥の踊り>
●組曲「くるみ割り人形」弦楽三重奏版
 第1曲 小序曲
 第2曲 行進曲
 第3曲 こんぺべい糠の踊り
 第4曲 トレパック
 第5曲 アラビアの踊り
 第6曲 中国の踊り
 第7曲 あし笛の踊り
 第8曲 花のワルツ
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チャイコフスキー :アンダンテ・カンタービレ



◀️感想省略▶️



♪2025-018/♪かなっくホール-08

2024年5月30日木曜日

ランチタイムコンサート〜音楽史の旅 2024年① 〜ブラームスのピアノ〜

2024-05-30 @かなっくホール



倉田莉奈:ピアノ
司会・解説:飯田有抄(音楽ファシリテーター)

〜オール・ブラームス・プログラム〜
●16のワルツ Op.39 第15番 変イ長調「愛のワルツ」
 <1865年=32歳>
●ピアノソナタ Op.5 第3番 ヘ短調 第1楽章
 <1853年=20歳>
●2つのラプソディ Op.79 第2番
 <1879年=46歳>
●4つの小品 Op.119
  第1曲 間奏曲 ロ短調
  第2曲 間奏曲 ホ短調
  第3曲 間奏曲 ハ長調
  第4曲 ラプソディ 変ホ長調
 <1893年=60歳>
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●3つの間奏曲 Op.117 第1番変ホ長調
 <1892年=59歳>

作曲時の年齢は1833年(生まれ)と作曲年の差




恒例「音楽史の旅」。今年の前半はブラームス。
今日、第1回目はピアノ曲。

年代別サンプル集のようなプログラムだったが、それが良かった。
ブラームスはどの分野も好きだが、曲を聴くときに作曲年代を意識して聴くことはほぼなかった。
それで、ピアノソナタなんぞ、その風格から中年以降の作ではないかとばかり思っていたけど、3曲とも20歳前後の作だったとは驚いた。因みにバイオリンソナタの3曲は40〜50歳台の作曲で、こちらはなるほどと思うが。

今日は、1曲丸ごとは最後の4つの小品Op.119だけで、他は複数曲で構成される作品の中から1曲(1楽章)のみだったが、最初の導入としてよく知られている「愛のワルツ」から始まったものの、その後は年代毎の作品を並べて、作風がどう変化するかを聴き比べることができた。

と言っても、60歳の作品「4つの小品」を除けば、年代毎の特徴を顕著に理解した訳ではないけど、やはり、およその年代を頭に入れて聴くべきだなと思った次第。

もう一つ、印象に残ったのは、ピアノの音の素晴らしさ。
昨日のフィリアのStwもきれいだったが、今日はほぼかぶりつきの正面で聴いたせいもあったろうが、何と明瞭なことか。
前から響の良いホールではあるけど、今日のYAMAHAは本領を発揮したような煌めきがあった。

♪2024-075/♪かなっくホール-01

2023年5月25日木曜日

ランチタイムコンサート〜音楽史の旅 2023年① リストの超絶技巧曲

2023-05-25 @かなっくホール



倉田莉奈:ピアノ(ホール/レジデンスアーティスト)
司会・解説:飯田有抄(音楽ファシリテーター)

リスト:3つの演奏会用練習曲から「ため息」
リスト:パガニーニ大練習曲集から「ラ・カンパネラ」
リスト:バラード第2番
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リスト編:シューマン「献呈」



今年度はリストにFocus。リストといえば超絶技巧ピアノ。
ということで、レジデンスアーティスト倉田莉菜の演奏・飯田有抄の解説で超絶なのを3曲+1を楽しんだ。

かなっく「音楽史」は大抵いつも楽しめるが、今回は特に僕の好奇心を刺激し、琴線に触れて素晴らしいレクチャー付き演奏会だった。

まずは、飯田女史の解説がとてもいい。草稿が練られているのか、頭が特別にいいのか、論理的で分かり易く、しかも、聴きながら生ずる、それならあれはどう?という疑問を既に織り込んで組み立てられていて、次はその点に話を運ぶ、といった調子で、わくわくさせた。実はもっと”解説”を聴いていたかった。

が、倉田嬢の方も、素晴らしい演奏に加え、ピアニストの立場から、実演を交えてリストのピアニズムを解説してくれたのが、これまた面白い。目から鱗で大いに納得できた。

最後のアンコール演奏にも感激。
リストが編曲したシューマンの「献呈」だ。
アンコールピースの定番みたいだが、リストのピアノ音楽をちょっと深掘りできた後にこれを聴くと一層心に沁みた。

シューマンの幸福に満ちた時期の小品だが、その後の人生を思いやれば、胸が締め付けられるようでもう、ウルウル。

♪2023-090/♪かなっくホール-08

2022年11月24日木曜日

ランチタイムコンサート〜音楽史の旅④

2022-11-24 @かなっくホール


倉田莉奈:ピアノ
司会・解説:飯田有抄(音楽ファシリテーター)

シューベルト:楽興の時 D.780から第3番へ短調
シューベルト:4つの即興曲集 D.899から第3番変ト長調
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960


2か月に1回の音楽史の旅も今月から後半に入り、全3回の共通テーマはシューベルト。今日はピアノ曲。
という訳で有名な曲ばかり演奏された。と言っても第なん番とか言われても思い出せないのだけど、演奏が始まると「あ、これか」という次第。

メインのピアノ・ソナタ第21番はさすがに聴く前から「あ、あの旋律だ」と覚えていた。
多分、全21曲中1番聴く機会が多い様な気がする。

シューベルトは1794年11月19日に31歳で亡くなった。
奇しくも今日は命日の5日後だ。
この最後のソナタは同年9月の作だそうで、全作品中もほぼ最後に近い。

ピアニストはホール/レジデンスアーティストの倉田莉奈。

この曲は、次はどう変化する…など先を考えずに流れに身を委ねて聴いて、シューベルトの心象風景を共にしてほしいと言われて、うむ、そうしてみようと思ったけど、やっぱり聴きながら、次はどう変化するぞ、と考えてしまった。

♪2022-177/♪かなっくホール-12

2022年5月26日木曜日

ランチタイムコンサート〜音楽史の旅①

2022-05-26 @かなっくホール



倉田莉奈:ピアノ
司会・解説:飯田有抄(音楽ファシリテーター)

〜オールJ.S.バッハプログラム〜
主よ人の望みの喜びよ BWV147(マイラ・ヘス編曲)
半音階的幻想曲とフーガニ短調 BWV903
イタリア協奏曲 BWV971
 Ⅰ(速度指定なし)
 Ⅱ Andante
 Ⅲ Presto
ゴルトベルク変奏曲 BWV988から「アリア」
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クープラン:クラブサン曲集第3巻第14曲組曲から第7曲「シテール島の鐘」



かなっくホール主催ランチタイムコンサート「音楽史の旅全6回」が始まった。と言っても通史ではなく前半3回はJ.S.バッハ。後半3回はシューベルトを取り上げるという。どういうスタンスで臨めばいいか分からないが、レクチャー付きなのでまずは案内に従おう。

そんな訳で、今日は大バッハのオルガン曲とチェンバロ曲から有名曲をいずれもピアノで聴いた。

開演前に音楽通史のガイダンスもあり、開演後は専門家の解説もあって興味深く聴けた。

先日来気になっているチェンバロ音楽の強弱表記の意味は鍵盤切替えではないか?という疑問を講師に訊いてみたかったが時間がなかった。

♪2022-078/♪かなっくホール-04