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2019年10月4日金曜日

令和元年度(第74回)文化庁芸術祭協賛 国立演芸場開場四十周年記念10月上席

2019-10-04@国立演芸場


落語            春風亭昇吾⇒本膳
漫才            カントリーズ
落語            三遊亭遊馬⇒酢豆腐
曲独楽         やなぎ南玉
落語            桂伸乃介⇒千早ふる
  ―仲入り―
講談            神田紫⇒山内一豊の妻
落語            桂南なん⇒壺算
音曲            桂小すみ
落語            三遊亭円遊⇒三軒長屋

前半最悪。
漫才のカントリーズなど舞台に立つのが10年早い。

初聴きの音曲桂小すみが良かった。三味線もうまいが喉がいい。健康的で色っぽい。

トリの円遊は流石に味がある。早口なので聴き取りにくいのが残念だが、長年かけて築き上げた枯れた芸を感ずる。

♪2019-149/♪国立演芸場-13

2018年7月2日月曜日

国立演芸場7月上席〜真打昇進披露公演〜

2018-07-02@国立演芸場


落語      橘ノ双葉⇒皿屋敷
落語      三遊亭遊馬⇒牛ほめ
コント   コント青年団
講談      神田陽子⇒椿姫
落語      三遊亭遊三⇒ぱぴぷ
   ― 仲入り ―
真打昇進披露口上
落語      桂伸治⇒ちりとてちん
講談      神田紅⇒お富与三郎
曲芸      ボンボンブラザース
講談      神田蘭⇒三代目澤村田之助とヘボン先生

16時過ぎにはねて演芸場を出た時にApple Watchに日経新聞の通知を着信したら、桂歌丸の訃報だった。

今月上席は歌丸が会長を努めていた落語芸術協会の公演だ。な訳で、今日の出演者の中にはいつものように歌丸会長をネタに笑いを取るものも居たが、楽屋にはまだ知らせが届いていなかったのだろう。

決して名人といった雰囲気はなかったけど、やせ衰えた骨川筋右衛門の体躯から驚くほど大きく楷書のような明瞭な話しぶりで、わざとらしさのない雰囲気の良い笑いをたくさん聴かせてくれた。
国立演芸場の4月中席(11日〜20日)を15日まで務めたのが最後の舞台だったそうだ。僕はその超満員の初日に聴いた。45分も要する大作「小間物屋政談」を酸素吸入をしながら演じたが、少し元気がなかったのは間違いない。まずは合掌。

この日は、落語芸術協会(と東京講談協会)の主催による真打ち昇進披露公演だった。真打ちに昇進したのは、講談師の神田蘭だ。そういう次第で、今日は懇談の出番がいつになく多かった。
神田陽子、(蘭の師匠である)神田紅そして初めてトリを務める神田蘭。講談師は今や女性の方が多いそうだが、国立演芸場で見る限りは、いずれもそこそこの器量良しだ。そうでなければこの寄席という基本的には男社会で、すんなり上がって行けないのかどうか…。特に、神田蘭を見たのも聴いたのも初めてだったが、びっくりするくらいの美形だ。しかし、どうもお客あしらいに難があり、僕は好感を持てなかった。

今日の出し物で、一番はコント青年団。いつも同じような話だけど、おかしい。落語では桂伸治の「ちりとてちん」がまずまずのできだったな。噺というより、表情の演技がおかしい。


♪2018-077/♪国立演芸場-10

2016年10月6日木曜日

国立劇場開場50周年記念 平成28年度(第71回)文化庁芸術祭協賛 10月上席

2016-10-06 @国立演芸場


落語 春風亭金かん⇒道灌
落語 春風亭昇羊⇒寿限無
漫談 新山真理⇒(かっぽれ)
落語 三遊亭遊馬⇒試し酒
売り声 宮田章司
落語 三遊亭金遊⇒真田小僧
―仲入り―
コント コント青年団
落語 三遊亭春馬⇒茶の湯
奇術 松旭斎小天華
落語 三遊亭圓輔⇒火焔太鼓






自分の体調も影響してかほとんどの演者・演目で気分が乗れなかった。こんなことは初めてだな。

中で笑わせてくれたのは「コント青年団」。年齢は「中年団」というべきだが。
お客いじりと言うか、観客の年齢層はいうまでもなく日中に寄席を観に来ているのだからほとんどリタイヤ組だが、そういうことをネタにするのはあまり感心しない。
これが漫才にはありがちだが、彼らのお客への<接遇態度>は良かった。無駄なやり取りがなく、スピーディで、一つのドラマに仕上がっているのがいい。「コント」の所以だろう。

肝心の落語はもう全滅かと危惧していたが、やはりトリの三遊亭圓輔師匠がうまい。枯れた芸というのか、特段、お客の気を惹こうとか笑わせようとかしている風でもないのだけどそこはかとなくおかしさが伝わってきて良い塩梅だった。

「売り声」という芸があることは知っていたが、ナマで接したのは初めてだったが、何しろ、金魚屋も青竹売も薬売りも、今では本物がいないので、「芸」が肉薄しているのかどうなのかよく分からない。口上は売り物によって異なるが、何を売っても同じように聴こえたのはこちらの経験不足か。


2016-134/♪国立演芸場-12