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2021年3月28日日曜日

日生劇場<オペラを知る>シリーズ2021 6月オペラ プレコンサート -プッチーニ作曲「ラ・ボエーム」・「蝶々夫人」から-

 2021-03-28 @日生劇場

ソプラノ:迫田美帆
ソプラノ:相原里美
テノール:岸浪愛学
バリトン:市川宥一郎
構成・ピアノ・お話:園田隆一郎

●プッチーニ
「ラ・ボエーム」から
 なんて冷たい手:ロドルフォ⇒
岸浪
 清らかな君よ、やさしい目:ミミ⇒迫田/ロドルフォ⇒岸浪
 街行く私を見て:ムゼッタ⇒相原
「外套」から
 最新の歌が聴きたいのはどなた?:流しの歌唄い⇒岸浪/合唱⇒相原、迫田
「蝶々夫人」から
 愛か気まぐれか分からない:ピンカートン⇒岸根/シャープレス⇒市川
 ある晴れた日に:蝶々夫人⇒迫田
 この子を?この子を忘れられるとでも?〜母さんはお前を腕に抱いて:
 蝶々夫人⇒迫田/シャープレス⇒市川

●マスカーニ
「イリス」から
 私はダンジューロ!〜哀れな私、いつも一人でここに:ディーア⇒
相原/キョート⇒市川

●プッチーニ
「ラ・ボエーム」から
 さよなら、暁の甘き目覚めよ:
 ミミ⇒
迫田/ムゼッタ⇒相原/ロドルフォ⇒岸根/マルチェッロ⇒市川

NISSAY OPERA 6月の「ラ・ボエーム」と「蝶々夫人」のプレコンサートに参加した。

日生劇場では全公演作品ではないと思うが、公演に先立つレクチャーやコンサートを無料又は低廉(今回は500円!)で開催してくれるのが嬉しい。

今日は、本番でも指揮をする園田隆一郎の構成・解説で4人の歌手が登場した。

既にチケット入手済みの「ラ・ボエーム」の本公演はWキャストだが、前に彼女の「蝶々夫人」を観て好感した迫田美帆がミミを歌う日の公演を選んだ。

今日はその迫田も登場し、園田の楽しく人柄の良さを感じさせるMCとピアノ伴奏でプッチーニの世界をNonStop 80分楽しんだ。

会場が7階の大会議室なので、ほとんど残響というものがない。いわば”素”の歌唱だが、さすがはプロだ。音の高低大小を問わず、きっちり聴かせてくれるのは日頃の訓練の賜物だな、と改めて感心した。

来週は「ラ・ボエーム」に特化したレクチャーコンサートがあり、我がマドンナ砂川涼子姫も登場。

今回の6月の公演は2017年の公演の再演で、その初演でミミを歌ったのが彼女だ。今回は出演しないが、そういう縁でレク・コンにも出てくれるのだろう。とても楽しみだ😍。

♪2021-029/♪日生劇場-01

2019年4月28日日曜日

藤原歌劇団公演オペラ『蝶々夫人』

2019-04-28 @テアトロ・ジーリオ・ショウワ


指揮:鈴木恵里奈
演出:粟國安彦

管弦楽:テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ
合唱:藤原歌劇団合唱部

蝶々夫人⇒迫田美帆
ピンカートン⇒藤田卓也
シャープレス⇒市川宥一郎
スズキ⇒但馬由香
ゴロー⇒井出司
ボンゾ⇒田島達也
ヤマドリ⇒柴山昌宣
ケート⇒吉村恵
神官⇒立花敏弘

ジャコモ・プッチーニ:『蝶々夫人』
全2幕<イタリア語上演/字幕付>
予定上演時間:約2時間50分
第Ⅰ幕60分
 --休憩25分--
第Ⅱ幕85分

平成最後の鑑賞を大傑作で締めることができて嬉しい!

海外プロジェクトの蝶々夫人は合わないなカツラに妙な着付け。立ち居振る舞いもなっておらん。何もかも違うぞーっ!という思いが先に立ち、イマイチ違和感拭えず、満足した事は無かったが、やはり純国産は没入できる。

今日が実質デビューという指揮者(鈴木恵里奈)も蝶々夫人(迫田美帆)も見事な演奏・歌唱で信じられない上出来だった。

演出も良かった。
いやほんの一部に他にやり用はなかったかと思う場面もあったが全体としてとても自然で説得力あり。
特に最後の場面の意表を突く暗転にやられた!

この頃涙脆い僕は2幕からずっとウルウルしっ放しだった。
できれば号泣したいくらい。
今、思い出しながらも目が潤んでくるよ。

古手の日本男子としては、蝶々さん(設定は15歳〜18歳)のように可愛くて、純粋で、疑いを知らず、でも利発で、矜持を持つ女性を理想的に見てしまう。こういう女性こそ男性から一歩退き乍ら実は<男を育てている>のだが、そういう点は近頃捨象され、女性蔑視と批判されがちなのは残念。

6月に新国立でも観るが非常に楽しみ。今度は遠慮せず泣こう!

♪2019-056/♪テアトロ・ジーリオ-01