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2020年8月12日水曜日

8月中席第2部

 2020-08-12 @国立演芸場


落語 桂南太郎⇒
平林
落語 桂宮治⇒上燗屋
落語 三遊亭兼好⇒夏泥
落語 三遊亭笑遊⇒幽霊の辻
俗曲 桧山うめ吉
落語 三遊亭円楽⇒読書の時間


TVでの人気者が揃って満員御礼。
先日の上席なんかガラガラだったのに。

確かに今日は高水準だった。
滅多に聴かない前座も巧かった。

二つ目ながら桂宮治は慣れたものだし、三遊亭兼好は軽さがいい。
三遊亭笑遊の捉えどころのないおかしさ。

円楽はイマイチだが。

♪2020-038/♪国立演芸場-04

2019年3月15日金曜日

国立演芸場03月上席

2019-03-15@国立演芸場


落語            瀧川鯉斗⇒転失気
曲芸            鏡味よし乃
落語            六華亭遊花⇒麦札
バイオリン漫談  マグナム小林
落語            雷門助六⇒代りめ
      ―仲入り―
落語    三遊亭遊之介⇒真田小僧
俗曲            桧山うめ吉
落語            三遊亭遊三⇒柳田格之進

二つ目瀧川鯉斗は近々真打になるらしいが、見所があった。今後も精進を続けてくれたらいいが、真打になって成長の止まる噺家のなんと多いことか。

今席の楽しみは遊三の「柳田格之進」。好きな人情噺だ。
が、大いにがっかりした。
筋書きを語るだけで、物語になっていない。遊三といえば、81歳。真打になってから半世紀以上だが、それでもこんな程度だ。三代目志ん朝のCDでも聴いてしっかり勉強して欲しいよ。

うめ吉姐さんも相変わらず声が小さくてこのままだとダメだよ。
鏡よしの乃の1人曲芸に目新しさはないが好感。

♪2019-030/♪国立演芸場-04

2018年4月11日水曜日

国立演芸場4月中席

2018-04-11@国立演芸場


落語   桂夏丸⇒玄関の扉
落語   三遊亭遊雀⇒蛙茶番
落語   桂竹丸⇒西郷隆盛
漫才   Wモアモア
落語   三遊亭圓楽⇒禁酒番屋
    ―仲入り―
落語   瀧川鯉昇⇒千早ふる
俗曲   桧山うめ吉
落語   桂歌丸⇒小間物屋政談

今月の中席はトリに歌丸が登場だ。と言っても前日ではなく、奇数日だけ。健康上の理由かどうかは分からない。何であれ、同じ行くなら歌丸の落語を聴きたい…と思う人が大勢いて、今日初日は満員御礼だった。普段なら、お気に入りの席に座れるのだけど、今回も発売初日の発売時刻からチケットセンターにアプローチしたがその指定席が取れず、だいぶ後ろだった。

歌丸師匠、もう随分前から、高座に上がる際は歩いて登場しない。その前の出し物で一旦幕が降り、その間に前座などに運ばれてくるのだろう。幕があがると、鼻には酸素吸入チューブを付けた骨皮筋衛門のようなちっちゃくなった師匠が、目だけギョロつかせてちょこんと座っている姿も気の毒なくらいだ。


このところ入退院を繰り返しているので、さあ、いつまで持つか、というのが、その日の噺家たちの笑いのネタにされたりしているが、観客の方も、もし今日の高座で他をれたら、記念になるなあ〜などという不謹慎な興味で駆けつけているのも、大入り満席の中にはいるだろうな。

今日の歌丸の演目だけは事前に公表されていて、45分も要する大作「小間物屋政談」だった。ナマで聴くのは初めてだったし、歌丸の飾りっ気のない淡々とした枯れた語り口は好きで、大いに楽しみにしていたが、終わってみると、どうもイマイチのできだった。ご本人も季節の変わり目は特にしんどくて話しづらいと前口上で断っていたが、そんな体調も災いしたのかもしれない。長い話だから、うまくメリハリが付いたら最後の大岡裁きで聴いているものもホッと気持ちが暖かくなる仕掛けだが、どうも淡々とし過ぎたきらいがある。
とはいえ、噺家に定年はないのだから、健康に留意して、まだまだ色んな噺を聴かせてほしいものだ。

他の演目では、
圓楽はいつも下手くそだ。人間性の問題ではないか。
鯉昇はそこそこ面白い。もうこれ以上巧くはならないような気がするが、これくらいなら及第点。
うめ吉姐さんは、語りにはとぼけたおかしさがあるが、肝心の小唄・新内などになると声が小さすぎてダメだ。マイクを使っていても聴き取りにくい。

♪2018-038/♪国立演芸場-06

2017年4月14日金曜日

平成29年度4月中席

2017-04-14 @国立演芸場

落語 三遊亭金の助⇒初天神
落語 瀧川鯉丸⇒かぼちゃ
落語 三遊亭遊雀⇒悋気の独楽
落語 瀧川鯉昇⇒ちりとてちん
漫才 Wモアモア
落語 桂米助⇒落語禁止法
              ~仲入り~ 
落語 桂竹丸⇒西郷隆盛
俗曲 桧山うめ吉
落語 桂歌丸⇒中村仲蔵

歌丸師匠で満席!
瀧川鯉昇は相変わらずうまい。
(物知り自慢の設定が多いが今日は)口の悪い男に腐った豆腐の唐辛子まぶしを台湾みやげの珍品と称して食わせる話。
顔の派手さ大きさを活かして傑作。

中トリ米助の新作?は話が小さくすぼんだ。
うめ吉姐さんは声量不足芸不足。

歌丸師匠の演目は歌舞伎役者の人情噺「中村仲蔵」。
弁当幕と揶揄されていた忠臣蔵五段目に今も続く新工夫を持込んだ仲蔵の芸の苦労話。志ん朝のが好きだが、これ以上枯れようもなくなった歌丸師匠の訥々とした味わいも捨て難い。鼻に酸素チューブを入れたままで高座に上がった姿がますます痛々しいが、声はよく通り滑舌も(前回ほどではなかったが)問題ない。
長生きして欲しいね。

2017-056/♪国立演芸場-07

2016年11月19日土曜日

国立劇場開場50周年記念 平成28年度(第71回)文化庁芸術祭協賛 11月中席

2016-11-19 @国立演芸場


落語 春雨や晴太⇒寄合酒
落語 春雨や風子⇒猫と暮らせば
奇術 小泉ポロン
落語 三笑亭河龍⇒つる
漫才 東京丸・京平
落語 桂伸乃介⇒真田小僧
―仲入り―
落語 桂右團治⇒稽古屋
落語 三遊亭小南治⇒長短
俗曲 桧山うめ吉⇒京の四季
落語 三遊亭夢太郎⇒竹の水仙

あぜくら会に入ったのがきっかけで国立演芸場へ出かけるようになってこれで15回目だったが、だんだんと耳が肥えてきた?のか、単に眠くてシャキッとできなかっただけなのか分からないけど、全体が面白くなかった。と言うか、さっぱり気分が乗れなかった。

落語といえば、最近は、大好きな志ん朝のDVD16枚組を買ったので、時間があれば観ているが、彼は本当に巧い。あの巧さが一つの基準になってしまうと、もう誰を聞いても物足りないのが悲しい。

桂右團治にはちょいとびっくり。
最近は女性の噺家も珍しくはないけど、これまで聴いたのは前座か二ツ目で、真打ちは初めてだった。
彼女の存在を知らなかったのでこの人は男なのか女なのかなかなか判別がつかなかった。
着物は黒っぽくて無地だし、まったくのすっぴんで髪型も少年のようなので声の調子が男性にしては高いというくらいだ。まあ、そのうち女性らしいなと確信はできたけど。

しかし、古典落語は噺の内容が基本的に男の世界なので女性が話してもどうも馴染まない。違和感がある。この人は新作で勝負すべきじゃないかなあ。それにもう少し女性らしさを出すべきだ。
男の真似をしているとしか見えない。

2016-157/♪国立演芸場-15