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2019年2月5日火曜日

国立演芸場02月上席

2019-02-05@国立演芸場


落語          山遊亭くま八⇒魚根問
漫才          ナイツ
落語          三遊亭遊喜⇒看板の一
曲芸          丸一小助・小時
落語          春馬 改メ 六代目  三遊亭圓雀⇒花筏
     ―仲入り―
講談          神田京子⇒与謝野晶子
落語          三遊亭圓丸⇒天狗裁き
ものまね    江戸家まねき猫
落語          三遊亭小遊三⇒引越しの夢

久々に楽しめた。
前座はパスして二つ目から。
山遊亭くま八の「魚根問」(さかな・ねどい)はなかなか語り口が良く二つ目にしては上々だ。

次の漫才のナイツには驚いた。
初めて聴いたがTVでも結構売れているらしい。
テンポよく、笑いがノンストップだ。
中程の野球がらみの無駄話もちゃんと最後には寿限無の噺に回収されてオチがつく。よく練られた台本だ。

昨秋、春馬から圓雀を襲名した三遊亭圓雀も相撲取りに仕立てられた提灯屋が命がけの勝負に追い込まれる噺を熱演。本人も関取級の身体つきでぴったり。

講談の神田京子はピンチヒッター。得意の演目「与謝野晶子」伝を聴くのは2度目だが、名調子に今回も気分良く乗せられた。

圓丸の「天狗裁き」、トリの小遊三の「引越しの夢」は筋もオチもわかっていてもおかしい。

江戸家まねき猫は、今や半世紀以上昔のTV番組「お笑い3人組」の三代目猫八の娘だそうだ。おそらく幼少の頃から芸事の世界で育ったのだろう。姿勢や語り口にはいつものことながら血統の良さを感ずる。動物のモノマネ、というより話術の巧さがさすがは江戸や一門と感心する。


♪2019-012/♪国立演芸場-01

2017年2月9日木曜日

国立劇場開場50周年記念 平成28年度2月上席

2017-02-09 @国立演芸場



講談 神田みのり⇒山本源東次
落語 柳亭明楽⇒犬の目
漫才 マグナム小林
落語 三遊亭遊史郎⇒紙入れ
奇術 山上兄弟
落語 柳亭楽輔⇒錦の袈裟
   ―  仲入り  ―
講談 神田陽子⇒鼓ヶ滝
落語 春風亭柳橋⇒代り目
ギダレレ漫談 ぴろき
落語 三遊亭小遊三⇒置泥

前座に講談は珍しかったが、仲入り後にも神田陽子の「鼓ヶ滝」で講談2本。口演時間に制約があるのでコレカラ…というところで切られてしまうのが残念。

今日は満員御礼だったが落語が不作。
こんな程度で笑うか、というような芸や観客に多々興醒め。

2017-019/♪国立演芸場-02

2016年8月15日月曜日

国立演芸場8月中席 桂歌丸噺家生活六十五周年記念公演

2016-08-15 @国立演芸場


落語 笑福亭茶光⇒色事根問
歌謡漫談 東京ボーイズ
落語 春風亭昇々⇒最終試験
落語 桂文治⇒鈴ヶ森
落語 桂歌春⇒九官鳥
落語 三遊亭小遊三⇒代わり目
―仲入り―
座談
落語 三遊亭圓楽⇒行ったり来たり
ものまね 江戸家まねき猫
落語 桂歌丸⇒江島屋怪談<三遊亭圓朝作 鏡ヶ池操松影から>

今月の中席は桂歌丸噺家生活六十五周年記念公演ということで、チケットは発売初日から殆どが売れていてお気に入りの席が取れなかった。
中席が始まる少し前に持病が悪化して入院したというニュースが流れて心配したが、初日から舞台復帰したので一安心。
今日も満員御礼でおそらく楽日まで席は埋まっているのだろう。

歌丸のほかにも不倫問題でいっとき騒がれた六代目圓楽、小遊三など芸達者が揃った舞台だったが、中身はどうかな。
いまいち乗れなかった。

歌丸師匠の演目は、記念公演ということからか(普段の寄席は始まってみないと演目が分からないのだけど)、全期間を通じて予め演目が決まっており、「江島屋怪談」一本だ。
これは初めて聴いたが、圓朝(牡丹燈籠、真景累ヶ淵などの作者)の作による文字どおり怪談だ。

語り口はうまいね。
病み上がりとも思えない声量がある。発音は丁寧で聴き取りやすい楷書のような日本語だ。
舞台照明も話に合わせて変化し、中盤からは客席の照明も落ちて暗くなり、歌丸師匠が、そのままでも幽霊のような体躯(体重じは35~6Kgだそうだ。)だが、ますますこの世の人ではなくなって一段と気味悪くなってドキッとさせられた。


♪2016-113/♪国立演芸場-09