2024年12月22日日曜日
名曲全集202回 東京交響楽団/秋山「第九」⑧
2021年12月25日土曜日
東京都交響楽団 都響スペシャル「第九」❻
2021-09-27 @東京文化会館
大野和士:指揮
東京都交響楽団
合唱:二期会合唱団
ソプラノ:小林厚子
メゾソプラノ:富岡明子
テノール:与儀巧
バリトン:清水勇磨
ベートーベン:交響曲第9番ニ短調「合唱付き」作品125
二期会合唱団も56名と今季の合唱団では最大規模。
数に物言わせた最大熱量の「第九」を聴くのを楽しみにしていた。
大野+都響の「第九」は17年に続いて2度目。
その時もゆったりとした演奏だった。
今回もオーソドックスな音楽で、とりわけ指揮者の好みが端的に現れる終楽章低弦のレシタティーヴォではホンに朗唱にふさわしい丁寧な歌わせ方で、この調べを愛しんでるかのようだった。
3楽章から4楽章への入りは一呼吸で雪崩打った。
そういう緩急の面白さもあって、音楽としては十分満足できたが、残念なのは文化会館!
せっかく聴くなら各オケのホームを優先したいと文化会館を選んだ。
ちょっとデッドな響きだが、これはこれで一つの味わい。
普段は満足しているが、今回、合唱団が舞台奥に3重に並んだ為か、舞台奥の反響版がだいぶ後方に下げられた?ように思う。合わせて天井の反響版の角度も変わっていたかもしれない。
その合唱団の前に管と独唱が並ぶ格好に。
おそらくそのせいだろう。反響版のすぐ前に位置すればこんなことはないが、今回は合唱団に吸収されてしまうのか、管楽器の明るさや音圧が乏しく、独唱もどこか遠くから聴こえた。
せっかくの力の入った演奏だったが、熱が伝わるまでに途中で冷えてしまった感じだ。26日のサントリー公演も選べたのだが、おそらくサントリーならP席を合唱に使えるから独唱も管楽器も分厚い反響版を背に演奏できたはず。
2020年12月19日土曜日
日本フィルハーモニー交響楽団 第363回横浜定期演奏会「第九」❹
2020-12-19 @みなとみらいホール
飯森範親:指揮
日本フィルハーモニー交響楽団
合唱:東京音楽大学合唱団
ソプラノ:中村恵理
アルト:富岡明子
テノール:城宏憲
バリトン:大西宇宙
ハイドン:交響曲第9番ハ長調 op.21
ベートーベン:交響曲第9番ニ短調「合唱付き」op.125
弦の編成は10型!
古楽編成ならもっと小規模の「第九」を聴いたことがあるが、モダンオケでこの編成は初めて。
しかし、響は驚くほど明瞭でパワフル。
飯森氏はいつもながら正統的な音楽を聴かせる。
ただ、第4楽章には若干違和感を覚えた。
荒々しさがなくえらく上品だ。物足りない。
とはいえ主題が出てくる頃からはダイナミックに盛り上がった。
一昨日同じホール、席も1列違い同番号で新日フィル「第九」を聴き、健闘ぶりを好感したが、日フィルの”音”は段違いの素晴らしさだった。
声楽独唱陣は指揮者より客席側に立ち、ビンビン響く。
特に中村恵理の声量は強烈・爽快。
ここまでは見事なくらい上出来。
問題は合唱だ。
P席に男女22+26人。
なんてこった!
全員がマスクをして歌う!
ここで白けてしまった。
どんなに頑張っても声は内に籠る。
発声語尾の明瞭さに欠ける。
終演後、日フィルスタッフに「彼らは全員コロナ感染者かね」と尋ねた。
~学校(東京音大)で陰性確認していると思います。
じゃあなぜマスクして歌ったの?
~飛沫が…
え!ステージにコロナの飛沫が飛んでる?
~いえ、そうではなく…
要するに答えられない。
そして過剰防御が音楽を損ねている。
指揮者もよくこれを受け入れたものだ。
舞台に立つ者の陰性確認を断固やるべし。
そして制約なしにのびのびと音楽をやってくれ!
合唱団のマスクを別にすれば、オケと独唱の演奏は素晴らしいものだった。
終楽章の音楽造りは僕の趣味とは異なったけど、これはこれで楽しめた。
評点80点!
♪2020-095/♪みなとみらいホール-29
備考:
弦の編成:10-8-6-4-2
合唱:女声26/男声22
2019年12月25日水曜日
東京都交響楽団 都響スペシャル「第九」<第九⑨>
レオシュ・スワロフスキー:指揮
東京都交響楽団
二期会合唱団
安井陽子:Sp
富岡明子:Ms
福井敬:Tn
甲斐栄次郎:Br
ベートーベン:交響曲第9番ニ短調「合唱付き」作品125
前半は音楽に集中できず考え事をしていた。途中から、これはイケナイと考え直して集中に努めたが、その前半(1、2楽章)、上の空で聴いたとはいえ弦の響に難あり。管・打も迫力不足。
都響も3日連続で疲れが出たのではないか?
これまで聴いた8回で弦編成が16型だったのは、アマの横響とやっぱり!今日の都響だけ。
大勢並んだ上に独唱4人を指揮者横に2人ずつ並べたので窮屈なこと。スワロフスキーは何度も福井敬の頭を叩きそうに見えた。4楽章バリトン独唱が入った途端指揮棒を落としかけたのは福井に指揮棒が当たりそうだったから?
3楽章以降は弦が落ち着いた響きで心地よく、都響の久しぶりに良い管弦アンサンブルを聴いた。
前方に配した独唱陣もよく声が通り、二期会合唱団もマズマズの出来。
先日の横響@県民ホールと同様、額縁舞台では合唱団を後方に配置したせいで舞台前に押し出されたオケの響が結果的にとても良かった。
♪2019-201/♪東京文化会館-10
2018年12月26日水曜日
都響スペシャル「第九」 ---「第九」❺
小泉和裕:指揮
東京都交響楽団
二期会合唱団:合唱
安井陽子:ソプラノ
富岡明子:メゾソプラノ
福井敬:テノール
甲斐栄次郎:バリトン
ベートーベン:交響曲第9番ニ短調「合唱付き」作品125
今季「第九」は5回目だが、弦の編成が16型は初めて。
数にものを言わせる都響らしい。合唱の二期会も音圧高く、何もかも強力で爆音コンサートのよう。
尤も、その割には纏まり良く、いつも不満が残る第1バイオリンの高域もほとんど不快な音が混じることがなかった。
第2楽章はえらく短かった。テンポが早目であったこともあるが、どこか(提示部・展開部・再現部)で反復を省略したようだが、どの部分かは気がつかなかった。
終楽章の、歓喜の物語を誘う低弦のレシタティーヴォは鋭さが不足した。そもそもチェロ10本、コントラバス8本という編成は多過ぎないか。そのせいかどうか分からないが、エッジが効いておらず、ぼんやりとしてモタモタ感があった。
全曲は正味62分(第2楽章の短縮効果)と短いが、決して<疾走する「第九」>という訳ではない。小泉和弘の指揮はどんな曲を聴いても正攻法で、外連味がないのがいいと思っている。
第3楽章から第4楽章の入りは間髪入れず、というほどではないが、ほんの2呼吸空けた程度で突入したのは良かった。
ここは、ゆっくり休止をとるのが好きという人もいるが、ベートーベンが本来(古典的形式)なら緩徐楽章である第2楽章とスケルツォであるべき第3楽章を入れ替えて配置し、第2楽章を急速なスケルツォ、第3楽章をアダージョとしたからには、楽譜上の指示はないが、第3楽章が終わり次第、一呼吸で終楽章の激しい世界に雪崩れ込むのが効果的だと思う。
全体としては、最近都響にがっかりすることが多かったが、今日はまずまず楽しめた。
16型(弦楽器60人)にせずとも他のオケのように14型(同50人)で演奏した方がもう少し引き締まった響きになったのではないかとは思うが。
80点。
♪2018-178/♪サントリーホール-15
















