2024年9月17日火曜日
東京フィル第1005回サントリー定期シリーズ
2024年6月24日月曜日
東京フィル第1001回サントリー定期シリーズ
2024年2月22日木曜日
東京フィル第996回サントリー定期シリーズ
2023年7月31日月曜日
東京フィル第989回サントリー定期シリーズ ヴェルディ:歌劇「オテロ」
2023年1月27日金曜日
東京フィル第978回サントリー定期シリーズ
2022年10月20日木曜日
東京フィル第976回サントリー定期シリーズ
2022年5月18日水曜日
東京フィル第968回サントリー定期シリーズ
2021年9月17日金曜日
東京フィル第958回サントリー定期シリーズ
2021-09-17 @サントリーホール
チョン・ミョンフン:指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90
ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98
----アンコール--------------------
ブラームス:ハンガリアンダンスNo.1ト短調
そして、演奏は、ただならぬ気合の入り方で物凄い圧力を感じた。
ブラームスの交響曲という重量級の作品を2本、演奏する方も大変だろうが、聴く側も気楽には聴けない。精神力を試されているようなところがある。
それにしても、ブラームスの底力というか真価を改めて思い知らされた。たぶん僕はブラームスの入付近口を彷徨っているに過ぎないのだけど、それでも奥の深さは感じられる。
カーテンコールは7月定期の際と同じく、熱狂のうちに進行した。指揮者のみならずオケも再登場して客席はほとんどが立ち上がって拍手した。
面白いのは、前回7月定期の際も同様だったが、ブラボータオルを掲げる人が1人もいなかった(正しくは僕の席からは見えなかった)事。
チョン師のブラームスにタオル⁉︎
そんな軽い反応を許さない雰囲気だったかも。
♪2021-098/♪サントリーホール-12
2021年7月2日金曜日
東京フィル第956回サントリー定期シリーズ
2021-07-02 @サントリーホール
チョン・ミョンフン:指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op.73
チョン・ミョンフンも1年4月ぶりの登場。
次回9月と合わせてブラームスの交響曲を順番どおり2曲ずつという、なにやら軽く受け止めてはいけないような厳粛な緊張感を要するプログラム。
果たして、オケも良い緊張感、客席も同様。
ブラームスが素晴らしいから、というだけではなく、この日の演奏は、最高水準の出来ではなかったか。
細部まで行き届いた音楽作りで、ブラームスのオーケストレーションの巧さまで改めて感じさせる、随所に発見のある演奏だった。
個人的には、多少、好みの合わない部分もあった。
2曲とも終楽章のテンポ設計に異議あり。
クライマックスに前置した一種の溜めだろうが、in tempoで駆け抜けても良かったのでは、とは思ったが、今回の熱演の前には些細なことのようにも思った。
前日の都響同様カーテンコールは長く、客席は大いに盛り上がった。終演のアナウンスの後にも指揮者だけでなくもオケ迄も登場。
しかし、客席からは、誰一人タオルやパネルなどを出す人はなく、大勢のお客が立ち上がって拍手を続けたが、感動と興奮もブラームスの後では高貴な緊張感に包まれたものとなった。
プログラム、指揮者の人柄等の違いもあるだろうけど、終演後の客席の興奮状態を見て都響と東フィルの”客筋の違い”を感じた。
今回も東フィルは全員マスクなし。プロの演奏家としての意気込みも嬉しい。
因みに弦編成は、バイオリンは対抗配置ではなく通常配置だが12-12-10-8-6と第1と第2は同数だった。
2020年2月19日水曜日
東京フィル第131回東京オペラシティ定期シリーズ
2019年7月19日金曜日
東京フィル第126回東京オペラシティ定期シリーズ
チョン・ミョンフン:指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
クリステル・リー:バイオリン*
シベリウス:バイオリン協奏曲ニ短調 Op47*
ドボルザーク:交響曲第9番ホ短調 Op95「新世界から」
-----アンコール-----------
J.S.バッハ:無伴奏バイオリン組曲第3番からルーレ*
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番ト短調
チョン・ミョンフン指揮、超巨大「新世界」は、弦5部の編成が16-16-14-12-10という信じられないような超特大規模。それでもキビキビ、シャキシャキの演奏だ。第1〜3楽章まではさほどの効果は現れなかったけど、特に終楽章の冒頭の弦一斉強奏(tutti)は、音を楽譜以上にたっぷり延ばして、まるでシネラマ(古い!)でD51がのっそりのっそり、しかし、力強く飛び出してくるような大迫力で、成る程、これがやりたかったのか、と納得。
ホールのせいか腕利きが揃っているのか、高域弦もほどほど透明感を保ちながらぶ厚いアンサンブルが高揚感を掻き立てる。
これは正に「新世界」の「新世界」!オーケストラをナマで聴く楽しさを満喫。
ドボルザークの交響曲に続いてアンコールがハンガリー舞曲第1番って、4日前の東響と同じ(東京は交響曲第7番だった。)展開だ。特大編成を維持したままのこの演奏も素晴らしい響だったが、何が違ったのだろう、東響の哀愁には及ばなかったなあ。
前半のシベリウスのバイオリン協奏曲もなかなか聴きごたえあった。こちらも協奏曲としては弦の編成が14-14-12-10-8という変則14型で大規模だが、独奏バイオリンが良く響いて違和感はなかった。メリハリの効いた演奏で、あまり情緒に流されるようなこともなく、快活なシベリウスだったなあ。
♪2019-103/♪東京オペラシティコンサートホール-04
2019年2月15日金曜日
東京フィルハーモニー交響楽団 第916回サントリー定期シリーズ
チョン・ミョンフン:指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
マーラー:交響曲第9番ニ長調
何度聴いても捉えどころのないマーラー9番。東京フィルハーモニー交響楽団は定期会員ではないので1回券を買って聴きに行った。
今回も予習の為にCDでも何度か聴いたが、今回は、目下ベルリン・フィル・デジタル・コンサート・ホールの試聴期間中でもあるので、ベルリン・フィルの演奏でも2回も予習したせいもあってか、相当期待値が上がっていた。
東京フィルの演奏は、冒頭の弱音でのハープ、弦に乗る形の管楽器がモタついて先行き不安になってしまった。
この辺りはベルリン・フィルの連中は名人揃いだなあと思う。しかし、その後は持ち直して驚異的なアンサンブルが炸裂した。
特に、第2・第3楽章の賑やかな部分の迫力は、弦5部の編成が、第1バイオリンから順に16-16-14-10-10という変則の大編成が功を奏したか久々にゾクゾクする重厚な管・弦・楽の響を楽しんだ。
第1バイオリンと第2バイオリンが同数で、コントラバスが10本というのもあまり例がなく、時々音大の合同演奏会などでコンバス10本を経験することはあるが、プロオケでは「千人の交響曲」くらいの規模になるとあり得るだろうけど、他は思いつかない。
つまり、オーディオの世界では高音域と低音域を持ち上げるドン・シャリ型で、褒められた形ではないけど、ナマのオケでは時にこれが効果を持つということを実感した。
重厚なアンサンブルだが、その重さが並みのものではなかった。マーラーはこれを求めたのだろう。そしてこのような楽器の編成がマーラーの意図に沿うものだとチョン・ミョンフンは考えたのだ。おそらく、正解だったと思う。
また、今回のサトリーホールにおける席は、SS席のど真ん中で、好みは別にして、サントリーホールとしての極上音響をこの重厚長大音楽で確認できたのは幸運だった。
好みで言えば、今回の席より数列、前の方が音圧にまみれることができるので好きだけど、そのエリア(S席)が既に売り切れで、SS席しか残っていなかったのだ。不幸中の幸いはSS席は定期演奏会にしてはあまりに高い(1万5千円)ので、多くが売れ残っていたので、せめてもの真ん中を取れたのが良かった。
定期演奏会でSS席を設定しているのは東京フィルだけではないだろうか?尤も、他のオケでは同じエリアもS席だが、なぜか、取ることができない。ほとんどがスポンサーか関係者への招待席として非売席になっているように思う。
♪2019-018/♪サントリーホール-02
2017年7月27日木曜日
フェスタサマーミューザ2017 東京フィルハーモニー交響楽団 ≪チョン・ミョンフンのベートーベン≫
チョン・ミョンフン:指揮
清水和音:ピアノ*
東京フィルハーモニー交響楽団
<オール・ベートーベン・プログラム>
ピアノ協奏曲第3番ハ短調 作品37*
交響曲第3番変ホ長調 作品55「英雄」
-------------
アンコール
リスト:「愛の夢」第1番*
今日は、チョン・ミョンフン指揮東京フィルでベートーベンプログラム。
ピアノ協奏曲第3番(ピアノ:清水和音)と交響曲第3番「英雄」という実に分かりやすい組合せだった。
東フィルは気になるオケであるにもかかわらずコンサートで聴く機会は少なく、毎夏のフェスタサマーミューザで聴く程度だ。その代わりピットで聴くオケではもう断然東フィルが群を抜いて多い。オペラで素晴らしい演奏を何度も聴いているので、相当レベルの高いオケだと思ってはいるが、コンサートの回数が少ないので、しかと、評価する機会はなかった。
しかし、今日の「英雄」はなかなかの聴きものだった。
最初に演奏された協奏曲も悪くはなかったけど、やはり、こちらはピアノが主役でそれを抜きにしたオケ自体の面白みは、少なくとも今日も感じなかった。名曲だと思うし、大好きなものの一つではあるけど。僕の関心が東フィルの実力如何というところに集中していたせいもあるかもしれないが、全体として可もなく不可もないという印象の弱い演奏だった。
ところが、休憩後の「英雄」では冒頭の2つの和音が素晴らしくて一挙に惹き込まれた。
硬くて、重くて、それでいて簡潔で引き締まった見事な和音の2連発。2つの和音の間に僅かな残響も美しい。
「英雄」は数え切れないほど聴いているが、こんな印象的な出だしは初めてだ。ここで心を掴まれてしまったから、あとはもうただ、キビキビした爽快な演奏を黙って聴くしかない。
協奏曲と異なり、「英雄」ではチョン・ミョンフンのコントロールがフレーズの細部まで行き渡っているように思った。終楽章に、若干管の乱れを感じたが、弦楽合奏の力強さが全てを補って余りあり。
ますます、東フィルは気になる存在だ。でも、既に6オケ7定期でもアップアップなのにこれ以上定期は増やせない。機会を見つけて一回券で聴くようにしようかな。
♪2017-129/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-18
2016年7月27日水曜日
フェスタサマーミューザ2016 東京フィルハーモニー交響楽団 チョン・ミョンフンの情熱
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