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2025年6月6日金曜日

東京シティ・フィル第379回定期演奏会

2025-06-06 @東京オペラシティコンサートホール



藤岡幸夫:指揮
東京シティ・フィル管弦楽団
合唱:東京シティ・フィル・コーア**

戸澤哲夫:バイオリン*
安川みく:ソプラノ**
大西宇宙:バリトン**

ベートーベン:バイオリン協奏曲二長調 作品61*
ヴォーン・ウィリアムズ:カンタータ「我らに平和を与えたまえ(ドナ・ノービス・パーチェム)」**




前半はCMの戸澤氏の就任30年の祝賀の選曲と独奏でベートーベンVn協。これが全般的に元気がなくてがっかりしたよ。カデンツァはベートーベンがPf協へ編曲した際の自作のVn版だったと思う。最近、このティンパニーとの対話を聴くことが多い。

後半は、熱血漢藤岡氏が大好きだと言うVウィリアムズのカンタータ。プログラムには約40分とあったが、実演は36分くらいだった。
初聴きだが、もう冒頭から漂う香りは、英国風でノスタルジックだ。ホルストやエルガーでも感ずる英国民謡風の音階なのか旋法なのか知らないけど、ドイツ音楽の長調や短調とは別の世界で、なんだか懐かしい感じがするのは、アジアにも共通する5音音階なども取り入れられているのかも…と無責任に感じながら聴いた。

どういう物語が紡がれているのかは、藤岡ちゃんのプレトークで大体分かったので歌詞を見ることもなく雰囲気を味わった。
合唱、オルガンとSp、Brの独唱も良い感じで、これはもう一度聴いてみたい。
ただ、全曲はもう少し長いだろうと思っていたのと、最後が消え入るように終わるので、不意に終わってしまったような物足りなさは残った。

♪2025-072/♪東京オペラシティコンサートホール-05

2022年10月16日日曜日

名曲全集第180回 ノット X 渾身のショスタコーヴィチ!

2022-10-16 @ミューザ川崎シンフォニーホール


ジョナサン・ノット:指揮
東京交響楽団
安川みく:ソプラノ*

ラヴェル:「鏡」から 道化師の朝の歌(管弦楽版)
ラヴェル:歌曲集「シェエラザード」*
 1アジア、2魔法の笛、3つれない人
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調 op. 43


前半のラヴェル2曲は聴いたことがある…どころか道化師の方は何度も。歌曲集「シェエラザード」もミューザで最近聴いている。
でもほとんど印象に残っていない。
ま、今日聴いても面白い音楽ではない。
オケは良い出来だったが、ソプラノの声の線が細くて訴求力不足。

それにしても、ラヴェルとショスタコの組合せって「梅干しと蛸」程遠い気がするが、ノットのセンスにはどうせ付いてゆけないので考えない事に。

そのショスタコ4番、東響では2度目で19年にウルバンスキで聴いている。その時書いた備忘録に「カップリングがモーツァルト:バイオリン協奏曲で意味不明」と記している。
音楽監督殿のアイデアだろう。

因みに、鑑賞記録を残すことを始めた14年以降、東響でショスタコ交響曲を聴いたのは7回で全オケ中最多。
ウルバンスキでは7番も聴いたがこちらの方がずっと良かった記憶が。

ノットでは15番(この時もリゲティの100台メトロノームを聴かされてうんざり。やはり意味不明。)に次いで2度目。

て事で、東響というオケはタコ好きかも。

オケ編成はショスタコーヴィチの交響曲全15曲中最大で、弦編成は22型を作曲者自身が指定しているそうだ。まさかそんな編成は舞台に乗らないだろう。

今日は、昨日のN響と同じ。16-16対抗配置-12-10-8と大編成。
この曲も楽しい音楽ではないけど、多彩な楽器を配して管弦楽の面白さがある。

演奏面では、管に残念数か所あり。一方、バイオリンだけでも32人を擁する大所帯の弦5部がその割には纏まり良く美しかった。

東響も今月から終演時カーテンコールの撮影ができるようになった。


写真OKのせい?か、全弦奏者中マスク着用者は前回までの約9割から5割程度に減ったのは同慶也。

尤もN響でも新日フィルでもマスク着用率は1割程度だけどね。
ノットも今日は入場時を除いてノーマスクだった。

♪2022-152/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-39