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2018年9月4日火曜日

国立演芸場9月上席

2018-09-04@国立演芸場


落語          昔昔亭A太郎⇒紙入れ
落語          昔昔亭桃之助⇒新聞記事
落語 昔々亭慎太郎⇒壺算
曲芸          丸一小助・小時
落語          春風亭柳好⇒禁酒番屋
     ―仲入り―
コント        ザ・ニュースペーパー
落語       三遊亭遊雀⇒真田小僧 
奇術           瞳ナナ
落語 昔昔亭桃太郎⇒裕次郎物語
〜ツイスト総踊り〜

これまで鑑賞した寄席の中で最悪だった。

昔昔亭A太郎の気取りは芸になっていないのでいやらしく、客あしらいもなっていない。

昔々亭慎太郎はまだ硬さを感ずるけど、独特の味があるから、将来は面白い噺ができるようになるかも。

曲芸の丸一小助・小時は見慣れた和モノの曲芸だが、手順どおり決めてくれるので安心とハラハラがうまく同居した。

春風亭柳好はまずまず。
三遊亭遊雀はダメ。ボソボソと小さい声で話すので聞き取りにくい。

ニュースペーパーは、毎回出演者が変わるが、平均して面白い。今日は、珍しく顔を作って安倍晋三と志位和夫に扮装した2人がよく似ていて面白い。

そして、一番面白いはずの、面白くあるべきトリの昔昔亭桃太郎が考えられないほどひどい。ボソボソと愚痴っぽく面白くない小話と懐メロをダラダラ続けた後、往年のヒット曲「ルイジアナママ」を歌いながら、前座含む一門と色物連中総動員でツイストを踊る!中に、客席まで降りてきてお客さんを誘って一緒に踊らせるという不埒な行為に及んだものもあり。A太郎と遊雀だ。芸のない者がバカをする。
これは白けて笑えない。バカを除く踊らされている一門各位が気の毒だ。
芸でもなければ落語でもない。古典芸能の冒涜だ。

♪2018-104/♪国立演芸場-12

2017年9月1日金曜日

平成29年度9月上席

2017-09-01@国立演芸場

落語 昔昔亭全太郎⇒子ほめ 
落語 昔昔亭喜太郎⇒動物園
落語 昔昔亭桃之助⇒強情灸
落語 春風亭愛橋⇒のっぺらぼう          
奇術 北見伸&スティファニー
落語 三遊亭笑遊⇒片棒
  ―仲入り― 
コント ザ・ニュースペーパー         
落語 春風亭柳好⇒宮戸川          
紙切り 林家花(踊り:長崎ぶらぶら節も)
落語 昔昔亭桃太郎⇒歌謡曲を斬る

今日の収穫は2人(組)。

北見伸らのグループのイリュージョンの見事さにはいつものことながら開いた口が塞がらない。全く不思議だ。仕掛けがなくちゃ死人続出といったショーだが、もちろん、誰も怪我一つしないで、窮地から生還するのが本当に凄い。

落語では、何といっても仲締めの三遊亭笑遊だ。
毎回おかしい。
このおかしさはなんだろう。
独特の芸だ。
コワイくらいの迫力があって、そのおかしな話を完全に自分のものにしているゆとりが感じられる。

それに引き換え、春風亭愛橋は全く勉強不足。いや、才能がない。いくら努力しても彼は大成すまい。
今日のトリは昔昔亭桃太郎だが、この人も落語を演るにはIQが相当不足している。
全く、落語を分かっていない。
こういう下手くそ、と言うより、頭の悪いのが、トリを務めるようでは寄席の世界も見通しが暗い。落語ブームだそうだが、きちんと頭のいいのを弟子にとって、しっかり勉強させなければ役立たずの看板倒ればかりになってしまいそうだ。

♪2017-142/♪国立演芸場-14

2017年7月10日月曜日

平成29年度7月上席 真打昇進披露公演

2017-07-10 @国立演芸場


落語 昔昔亭金太郎⇒子ほめ
落語 昔昔亭A太郎⇒皿屋敷
落語 春風亭愛橋⇒魚根問
奇術 北見伸&スティファニー
落語 昔々亭慎太郎⇒家族旅行作文
落語 桂歌春⇒強情灸
〜仲入り〜
真打昇進披露口上
落語 瀧川鯉昇⇒粗忽の釘
落語 昔昔亭桃太郎⇒金満家族
歌謡漫談 東京ボーイズ
落語 昔昔亭桃之助⇒船徳

今月の上席は落語芸術協会で真打ち昇進2名が出て、この日は昔昔亭桃之助(他日が笑福亭和光)の披露公演だった。

いつもの寄席と違うのは、中入り後に幹部級が揃って真打ち昇進披露の口上を述べる時間があること、昇進したばかりの桃之助が今日はトリを務めるということだ。
披露向上と言っても旧悪を披露されるくらいがオチで、まあ、これが落語界のお祝いのスタイルなのだ。

桃之助は桃太郎の弟子だが、桃太郎自身があまり巧い噺家とは思えない。癖がありすぎて楽しめない。桃之助はまだその点素直な感じで、このまま延びてゆけばいいのにと思ったが、やはり、そもそもトリを務める器ではない。

落語では鯉昇が一番面白かった。何しろ、顔立ちがいい。黙って座っていてもおかしくなるような人相で大いに得をしているのではないか。

全体の中で一番良かったのは、奇術の北見伸だ。いつもながらに鮮やかなもので、感心するよ。
でも、奇術が一番では寄席として寂しいな。

2017-119/♪国立演芸場-11