2017年7月10日月曜日

平成29年度7月上席 真打昇進披露公演

2017-07-10 @国立演芸場


落語 昔昔亭金太郎⇒子ほめ
落語 昔昔亭A太郎⇒皿屋敷
落語 春風亭愛橋⇒魚根問
奇術 北見伸&スティファニー
落語 昔々亭慎太郎⇒家族旅行作文
落語 桂歌春⇒強情灸
〜仲入り〜
真打昇進披露口上
落語 瀧川鯉昇⇒粗忽の釘
落語 昔昔亭桃太郎⇒金満家族
歌謡漫談 東京ボーイズ
落語 昔昔亭桃之助⇒船徳

今月の上席は落語芸術協会で真打ち昇進2名が出て、この日は昔昔亭桃之助(他日が笑福亭和光)の披露公演だった。

いつもの寄席と違うのは、中入り後に幹部級が揃って真打ち昇進披露の口上を述べる時間があること、昇進したばかりの桃之助が今日はトリを務めるということだ。
披露向上と言っても旧悪を披露されるくらいがオチで、まあ、これが落語界のお祝いのスタイルなのだ。

桃之助は桃太郎の弟子だが、桃太郎自身があまり巧い噺家とは思えない。癖がありすぎて楽しめない。桃之助はまだその点素直な感じで、このまま延びてゆけばいいのにと思ったが、やはり、そもそもトリを務める器ではない。

落語では鯉昇が一番面白かった。何しろ、顔立ちがいい。黙って座っていてもおかしくなるような人相で大いに得をしているのではないか。

全体の中で一番良かったのは、奇術の北見伸だ。いつもながらに鮮やかなもので、感心するよ。
でも、奇術が一番では寄席として寂しいな。

2017-119/♪国立演芸場-11