ラベル ロベルト・フォレス・ヴェセス の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ロベルト・フォレス・ヴェセス の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2017年5月5日金曜日

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017 No.225 〜古風なイタリア

2017-05-05 @東京国際フォーラムB7


ロベルト・フォレス・ヴェセス:指揮
オーヴェルニュ室内管弦楽団

ボッケリーニ:マドリードの通りの夜の音楽 op.30-6 (G.324) 
(アヴェ・マリアの鐘、兵士たちの太鼓、盲目の乞食たちのメヌエット、ロザリオ、パッサカリア、太鼓、帰営ラッパ[夜警隊の退却])
テレマン:組曲ト長調「ドン・キホーテのブルレスカ」
レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲

昨日も聴いた20人弦楽合奏団。
室内管弦楽団と名乗っているからは曲によっては管楽器も加えるのだろうな。でも、今年の「熱狂の日」では弦楽合奏しか聴かなかった。

昨日は席が近すぎたが、今日は程よい距離で弦楽合奏の響の美しさが増幅した。ボッケリーニ、テレマンの各作品は初聴きだったが心地よし。
何といってもレスピーギ。
テレマンやボッケリーニより100年〜130年ほどあとの時代の作曲家で没年は1936年。作曲を開始したのは20世紀に入ってからだ。「古風な」と言う時代は16〜17世紀を指すらしい。その当時のリュート曲を管弦楽(第1、2組曲)〜弦楽合奏(第3組曲)に編曲したもので、リュートは登場しない。今回演奏された第3曲が一番有名だろう。
特に第3曲(全4曲)の名曲「シチリア」は弦のみの美しい響きとあいまって心に染み入った。

♪2017-74/♪東京国際フォーラム-07

2017年5月4日木曜日

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017 No.125 〜シューベルト弦楽合奏

2017-05-04 @東京国際フォーラムB7


ロベルト・フォレス・ヴェセス:指揮
オーヴェルニュ室内管弦楽団
辻彩奈:バイオリン*

シューベルト:5つのドイツ舞曲 D90
シューベルト:バイオリンと弦楽のためのロンド イ長調 D438*
シューベルト:5つのメヌエットと6つのロンド D89

初めて聴く管弦楽団(といっても管楽器はなくて20人程の弦楽合奏だった。)。
シューベルトの作品ばかりだが、これらもすべて初聴きだった。
2曲めはバイオリンと弦楽合奏の協奏曲風だということはタイトルから分かるが、それ以外はピアノ曲などからの編曲ものかと思っていたが、どうやらそうでもなく、シューベルトの仲間たちと演奏又は踊るために作曲されたようだ。

いずれも、いかにもウィン風の音楽で、一聴したところはシューベルトの作品というより、モーツァルトの作品かと思える。
16歳頃の作品らしいから、まだ習作といったレベルなのかもしれない(31歳という短命だったが。)。

陽気で気楽な音楽だった。弦楽合奏がなかなか美しい。やはり、同質の音色で、互いに共鳴し合うことで透明で豊かな響きだ。


♪2017-70/♪東京国際フォーラム-03