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2018年11月6日火曜日

平成30年度(第73回)文化庁芸術祭協賛 落語協会真打昇進披露公演  国立演芸場11月上席

2018-11-06@国立演芸場


落語      三遊亭わん丈⇒新蝦蟇の油
落語      柳家三語楼⇒時そば
漫才      青空一風・千風
落語      柳家小ゑん⇒ぐつぐつ
落語      柳家小さん⇒粗忽長屋
    ―仲入り―
真打昇進披露口上
 三語楼、小ゑん、勘之助、花禄、小さん

余談漫談    林家ペー
落語      柳家花緑⇒火焔太鼓
曲芸      鏡味仙三郎社中
落語      柳家花ん謝改メ 柳家勧之助⇒寝床

柳家花ん謝改メ柳家勧之助真打ち昇進披露公演のせいか、柳家花禄、柳家小ゑん、柳家小さんといった柳家のベテランに先日のNHK落語大賞に出て、惜しくも優勝を逃した二つ目の三遊亭わん丈と、楽しみなのが揃って高座に上がった。
いずれもレベルの高い噺だった。やはり花禄はうまい。

小ゑんの、前に聴いた新作はイマイチだったが、今日は「おでんのタネ」の悲哀を描いた「ぐつぐつ」が実におかしい。

今日は、中学校の生徒達の団体が入っていて、いつもなら老人ホームの様子の演芸場が若やぎ華やいだ。
師匠連中の名調子はそれが原因かも。

♪2018-142/♪国立演芸場-16






2018年9月12日水曜日

国立演芸場9月中席

2018-09-12@国立演芸場

落語          三遊亭めぐろ⇒コトブキ
落語          三遊亭彩大⇒島の学校
ものまね    江戸家小猫
落語          春風亭百栄⇒寿司屋水滸伝
落語          林家正雀⇒小間物屋政談〜踊り:深川
     ―仲入り―
漫才         ロケット団
落語       柳家小ゑん⇒ほっとけない娘 
奇術           ダーク広和
落語 三遊亭円丈⇒悲しみは埼玉に向けて

今月は上席が最悪だったし、中席も顔ぶれを見ると落語はあまり期待できそうにないが、一縷の望みを色物(落語・講談以外の出し物⇒漫才、曲芸、奇術など)に託して出かけた。

期待していなかった落語の三遊亭彩大は初顔だが、前半つまらなくどうなることかと思っていたら、後半面白くなった。新作らしい。島の学校に生徒が1人という設定。いつも成績は1番だったが、転校生がひとり入ってきて一気にビリに転落。その他、なるほどだがおかしな話が続く。設定の妙なり。

春風亭百栄は初顔だと思っていたが、調べたら3年半前に同じ噺を聞いている。3年半も同じ噺をやっているにしては下手くそだ。

林家正雀は独特の語り口。聞かせる芸だがこれが面白くない。元々笑えるような噺ではないが、人の情の細やかで暖かみのあるところを語ってほしいが、この人にかかると朗読の時間みたいになってしまう。

柳家小ゑんと三遊亭圓丈はいずれも前に聞いたことのある噺だった。そしていずれも面白くない。

落語家に定年がないのも良し悪しだ。名人は歳をとっても永く高座に上がってほしいが、ヘタッピーは早く引退してほしい。桃太郎や円丈は老害だよ。

今回一番感心したのは、江戸家小猫の動物ものまねだ。ものまね自体の巧さより話芸の巧さが光った。やはり、曽祖父から代々続く家の芸をDNAとして受け継いでいる。下手な落語家は大いに学ぶべし。
漫才のロケット団はいつも面白い。実に面白い。

♪2018-111/♪国立演芸場-14

2017年9月13日水曜日

平成27年度9月中席

2017-09-13@国立演芸場

落語 三遊亭ぐんま⇒まんじゅう怖い
落語 三遊亭ふう丈⇒ライザップ寿限無
落語 三遊亭丈二⇒119
音楽パフォーマンス のだゆき
落語  夢月亭清麿⇒時の過ぎゆくままに
落語  林家正雀⇒田能久
   ―仲入り― 
奇術    アサダ二世         
落語  柳家小ゑん⇒ミステリーな午後          
漫才 ホームラン
落語 三遊亭円丈⇒グリコ少年

今日の出来は珍しく水準が高かった。あんまりひどいというのがなくて、いずれも及第点。
夢月亭清麿の「時の過ぎゆくままに」は、これが落語とは思えないが、どうも聞き覚えがある話だと思ったら、ちょうど1年前の同じ9月中席で聴いていた。大した話ではないけど、横浜が舞台というのが個人的に好感の要素でもあるが、こんな話ばかりやっていたのでは芸が上達しないだろうな。

正雀の「田能久」は古典落語だけど初めて聴いた。例によって、何の飾り気もなく、ポツポツと喋る正雀節。話も面白くてこれも良かった。
小ゑんの新作?はまずまず。
トリの円丈は以前の新作「悲しみは埼玉に向けて」に比べると今回の方がよほどマシだったが、大した話でもないな。

何といっても、毎回当たり外れのないのが漫才の「ホームラン」だ。実に傑作。客席を巻き込んで当意即妙の運びには感心する。
ホームランをトリに据えて30分位聴いてみたいものだよ。

♪2017-148/♪国立演芸場-015

2016年9月12日月曜日

国立演芸場9月中席

2016-09-12 @国立演芸場


落語 三遊亭百んが⇒都々逸親子
落語 三遊亭わん丈⇒プロポーズ
落語 三遊亭究斗⇒お菊の皿
漫才 ホームラン
落語 柳家甚語楼松曳き
落語 林家正雀⇒紙屑屋
―仲入り―
落語 夢月亭清麿⇒時の過ぎゆくままに
落語 柳家小ゑん⇒ほっとけない娘
奇術 ダーク広和
落語 三遊亭円丈⇒悲しみは埼玉に向けて

毎回同様だが、面白いのあり、眠いのもあり。
*究斗は初聴きだが劇団四季出身だけ歌もうまく声量もあって今後も楽しみ。
ホームランの漫才は通販をネタにした話がリアルで傑作。

*円丈の新作(もはや旧作?)落語「悲しみは~」は結構有名らしいが初めて聴いた。
「北千住」から始まって埼玉方面までを小バカにして笑いを取るのだけど如何なものか。
もちろん、笑ったけど何度も聴く噺じゃないな。


♪2016-122/♪国立演芸場-11