ラベル ★横浜バロック室内合奏団 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ★横浜バロック室内合奏団 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025年7月11日金曜日

横浜バロック室内合奏団定期演奏会114回 〜イタリアの輝き

2025-07-11 @みなとみらいホール



横浜バロック室内合奏団
 Vn:小笠原伸子、鈴木絵由子、橋本弥香、犬飼美奈
 Va:河野理恵子
 Vc間瀬利雄
 Cb:大西雄二
 Cemb:林則子

ピアノ:堀由紀子

ビバルディ:合奏協奏曲集作品3「調和の霊感」から
 第1番 4つのバイオリンの為の協奏曲二長調 RV549
 第8番 2つのバイオリンの為の協奏曲イ短調 RV522
 第10番4つのバイオリンの為の協奏曲口短調 RV580
 第11番 2つのバイオリンの為の協奏曲ニ短調 RV565
ビバルディ:バイオリン協奏曲集「四季」から作品8-2ト短調「夏」RV315
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番イ長調 K.414(弦楽四重奏伴奏を元に)
-------------
モーツァルト:メヌエット




◀️感想省略▶️


♪2025-094/♪みなとみらいホール-19

2025年5月23日金曜日

横浜バロック室内合奏団定期演奏会113回 〜協奏曲の饗宴

2025-05-23 @みなとみらいホール



横浜バロック室内合奏団
 独奏者
 FI:高野成之
 Vn:小笠原伸子
 Cemb:林則子

パッヘルベル:カノン
チマローザ:2つのフルートのための協奏曲
J.S.バッハ:バイオリン協奏曲第2番ホ長調
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番、第5番
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番
----アンコール-----------------
J.S.バッハ:G線上のアリア



◀️感想省略▶️


♪2025-066/♪みなとみらいホール-12

2024年12月13日金曜日

横浜バロック室内合奏団定期演奏会112回 〜バロックのクリスマス

2024-12-13 @みなとみらいホール




横浜バロック室内合奏団
Vn1:小笠原伸子+/梅原真希子+
Vn2:有馬希和子/藤村陽子
Va:高山愛/大本綾子
Vc:間瀬利雄
Cb:大西雄二
Cemb:流尾真衣
FL:高野成之*
Pf:京増修史**


コレッリ:クリスマス協奏曲ト短調 作品6-8+
サンマルティーニ:フルート協奏曲へ長調 RV443*
サンマルティーニ:クリスマス協奏曲ト短調作品5-6+
ショパン:ピアノ協奏曲第2番へ短調 作品21**
----アンコール-----------------
ショパン:夜想曲第20番嬰ハ短調 遺作**
J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ


◀️感想省略▶️

♪2024-172/♪みなとみらいホール-42

2024年10月25日金曜日

横浜バロック室内合奏団定期演奏会111回 〜室内楽の喜び

2024-10-25 @みなとみらいホール



横浜バロック室内合奏団
Vn:小笠原伸子*=+/犬飼美奈*/梅原真希子*+/藤村陽子*
Va:百武由紀*+/橋本歩*+
Vc:間瀬利雄*=+/中垣文子*+
Pf:大瀧育彦=

モーツァルト:ディベルティメント変ロ長調 K137*
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49=チャイコフスキー:弦楽六重奏曲ニ短調 op.70 「フィレンツェの思い出」+

----アンコール-----------------
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番ニ長調 作品11
から第2楽章アンダンテ・カンタービレ+




モーツァルト「嬉遊曲」が特に好きと言う訳でもないけど、続く2曲が大好物で、楽しみだった。

メンデルスゾーンのPfトリオは2曲あるけど、なぜか、生では1番しか聴いたことがない。2番もメランコリックで惹かれるのだけど。
1番は冒頭のチェロによる主題がたまらないね。
今日は、Pfが鳴り過ぎて弦に物足りなさを感じたな。

最後はチャイコの六重奏曲。
これも冒頭から鷲掴みにされるようなエモーショナルな旋律に思わず惹き込まれる。
編成は弦楽トリオを2組合わせたスタイルだけど、音楽はやはり6部に分かれていて、時に2本がユニゾンも演奏する。それを見ているのも興味深かった。
3-4楽章はどう考えてもロシア民謡風で特に終楽章は野趣溢れたロシア舞曲だ。
前半を含めどこがフィレンツェの思い出なのか分からないけど、魅力的な旋律がいっぱい仕込んであって、心地良い。

♪2024-144/♪みなとみらいホール-35

2024年5月24日金曜日

横浜バロック室内合奏団定期演奏会109回 〜ドイツバロックの華

2024-05-24 @みなとみらいホール



横浜バロック室内合奏団
 Vn:小笠原伸子**/有馬希和子**/藤村陽子*
 Va:大本綾子
 Vc:中垣文子
 Cb:大西雄二
 Cemb:林則子

 Ob:松岡裕雅***
 Fl:高野成之****

J.S.バッハ:オーボエとバイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV1060*
J.S.バッハ:2つのバイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV1043**
C.P.E.バッハ:オーボエのための協奏曲変口長調 Wq.164***
J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV1027****
----アンコール-----------------
J.S.バッハ:G線上のアリア
J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
 * ** *** ****は独奏者



今日までの1週間のオケはショスタコーヴィチ10番(日フィル)、マーラー3番(読響)、ニールセン2番(N響)と息苦しいまでの大編成ばかり続いた。

今日は、最大でも8人というバロックアンサンブルがとても新鮮。
バッハ(J.S.とC.P.E.)のOb、Fl&Vnの協奏曲というよく耳に馴染んだ心地の良い、そしてどこかメランコリックな調子にも癒された。
横バロの出来としても近年出色のアンサンブルだった。

気候もあまり暑くなく、気分がいいので臨港パーク経由で家まで歩いて帰ったよ。

♪2024-072/♪みなとみらいホール-18

2023年12月8日金曜日

横浜バロック室内合奏団定期演奏会108回 〜バロックのクリスマス/イタリアンバロックからモーツァルトへ

2023-12-08 @みなとみらいホール



横浜バロック室内合奏団
 Vn:小笠原伸子*/有馬希和子*/梅原真希子/藤村陽子/小林倫子
 Va:大本綾子/藤村陽子
 Vc:間瀬利雄
 Cb:大西雄二
 Cemb:流尾真衣

Pic:高野成之**
Pf:京増修史***

コレッリ:クリスマス協奏曲ト短調 作品6-8*
  Vivace-Grave / Allegro / Adagio-Allegro-Adagio
  Vivace / Allegro / Largo Pastorale ad libitum
ビバルディ:ピッコロ協奏曲ハ長調 RV443**
  Allegro / Largo / Allegro molto
マンフレディーニ:クリスマス協奏曲ハ長調 作品3-12
 Pastorale. Largo / Allegro / Largo
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス ニ長調 K.618
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467***
  Allegro maestoso / Andante / Allegro vivace assai
----アンコール-----------------
J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
J.S.バッハ:G線上のアリア




曲目によって出入りがあるが、今日はPfソリストを除いて最大10名。うち、女性が8人。いつもカラフルなドレスだが、今日はクリスマス・コンサートというので全員が赤、緑、ピンクのドレスで頭にはいつもに増してきれいな飾り物。華やかでよろしい。

演奏されたのはコレッリやマンフレディーニのクリスマス協奏曲のほか、ビバルディのピッコロ協奏曲、モーツァルトのアヴェ・ヴェルム・コルプス。メインがモーツァルトPf協21番など。

クリ協以外がクリスマスとどう関係するのか知らないが、Pf協21番はその第2楽章が映画「短くも美しく燃え」に用いられて、有名になった。美しい。

な訳で、全篇クリスマス一色ではなかったが、バロックと古典派の心地良い音楽を楽しんだ。
こういう音楽(純粋に音の流れ、音の重なり、音の強弱で妙味を求める)をじっくり味わうに付け、その後ここに自我が加わって表現が際限なく広がってしまったことは、音楽にとって幸福だったのか、と思ったりもする。
別種の芸術に生まれ変わったと思うべきなのだろうか。

期せずして3日連続してPf協奏曲を聴いたが、全てがStWのフルコンだった。
この名器がサントリーでは聴くに耐えない酷い音を発したが、文化会館ではこのホール特有の乾いた硬さはあるものの紛れもないStWの輝きがあり、今日のみなとみらい小ホールでは、更に豊かさを加えて、その音だけでも聴いていたいような幸福感に包まれた。

♪2023-211/♪みなとみらいホール-45

2023年10月27日金曜日

横浜バロック室内合奏団定期演奏会107回 〜室内楽の喜び

2023-10-27 @みなとみらいホール



横浜バロック室内合奏団
 Vn:小笠原伸子、藤村陽子、梅原真希子
 Va:百武由紀、大本綾子
 Vc:間瀬利雄、中垣文子
 Cb:大西雄二
 Pf:堀由紀子

モーツァルト:弦楽四重奏曲第17番変ロ長調 K.458「狩」
シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調 D.667「鱒」
モーツァルト:弦楽五重奏曲第6番変ホ長調 K.614



毎年、10月はバロックを少し離れて古典派〜ロマン派の室内楽。モーツァルトは弦楽四重奏「狩」と最晩年の弦楽五重奏第6番。シューベルトは「鱒」といずれも有名曲だけど、これが案外生で聴く機会が少ない。

特に、モーツァルトの五重奏6番は生では初聴き。
死の8月前の作品で、この後に作曲された器楽曲はクラリネット協奏曲のみだそうだ。なのに、この明るさがかえって哀しみを誘うよ。

今日もみなとみらい小ホールは実に良い響で、こんなに美しいアンサンブルを聴かせられると、来季も継続決まりだな。

ところで、弦楽器のうち、ビオラは見かけはスチール弦だけどその柔らかな響きはガット弦ではないか?と休憩中に奏者に聞いてみた。やはりガットだという。
問い:それにしては外見がメタルぽいけど?
答え:本当のガットは扱いにくいので、表面を糸状の金属を巻き付けたもの(巻線)が一般的なんです。
問い:えっ!じゃあ、他の楽器もガットだったの?
答え:バイオリンはガットでした。

ということで、僕はカルチャーショックを受けたよ。

終演後チェリストにも聞いた。
「はい。ガットです。今日のはお高いのを使ったんですよ」。
「な〜る。どうりで雅な音がしてましたよ。」
「ま、そうですか。ホホホ」。

♪2023-185/♪みなとみらいホール-38

2023年5月26日金曜日

横浜バロック室内合奏団定期演奏会105回 〜ドイツバロックの華

2023-05-26 @みなとみらいホール



横浜バロック室内合奏団

Vn:小笠原伸子、藤村陽子
Va:百武由紀、大本綾子
Vc:間瀬利雄、中垣文子、野村杏奈
Cb:大西雄二
Cemb:山口範子
Fl:高野成之、竹森ゆきえ

J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調 BWV1051
テレマン:2つのフルートのための協奏曲イ短調 TWV52:a2
J.S.バッハ:ゴールトベルク変奏曲全曲(合奏版) 
----------------------------------
J.S.バッハ:アリオーソ



毎年度、初回は「ドイツバロックの華」ということで、バッハ2本、テレマン1本だった。

まずは、ブランデンブルク6番。
これを生で聴く機会は誠にレアだ。それで?今回初めて気がついたのだけど、6番にバイオリンは使われていないんだ。CDを聴いていてもなかなかそこまで気が付かない。
編成はVa2-Vc3-Cb-Cemb 7人。

テレマンの2本のフルートのための協奏曲は初聴き。
編成は独奏Fl2-Vn2-Va-Vc-Cb-Cemb 8人。Flの1人は東響が本業?の高野氏。

本日の最大の聴きものがゴールドベルク協奏曲(室内合奏版)。
演るとは聞いてたけど、抜粋だろうと思っていたが、なんと全曲だった。実測51分強。グレングールドの81年録音とほぼ同じ長さだ。
編成はFl2-Vn2-Va2-Vc2-Cb-Cemb 10人。

この曲はいろんな楽器、いろんな編成で録音されていて、ピアノの他にチェンバロ、ギター、オルガン、弦楽トリオ、木管アンサンブルによるCDを持っているが今日のような編成による演奏は初めてだ。
一番よく聴くのはピアノ版、それもグレングールドの3種類をその時の気分で選んで聴くことが多いので、いずれにせよ鋭いタッチの音楽に慣れてしまっていたが、室内合奏版もこれはこれで味がある。

今日は、頭から尾っぽまで餡の詰まった演奏会だった。

♪2023-091/♪みなとみらいホール-20

2022年12月10日土曜日

横浜バロック室内合奏団定期演奏会103回 〜バロックのクリスマス

2022-12-09 @みなとみらいホール


横浜バロック室内合奏団
Vn:小笠原伸子、有馬希和子、茂原大朗、藤村陽子
Va:大本綾子、眞中望美
Vc:間瀬利雄、中垣文子
Cb:大西雄二
Cemb:山口範子
Fl:高野成之*

ビバルディ:協奏曲集「調和の霊感」作品3から第1番 4つのバイオリンの為の協奏曲ニ長調
ビバルディ:フルート協奏曲第2番ト短調 作品10-2「夜」*

コレッリ:クリスマス協奏曲ト短調 作品6-8
J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
J.S.バッハ:G線上のアリア
ビバルディ:フルート協奏曲ニ長調 作品10-3「ごしきひわ」
ジュゼッベ・サンマルティーニ:クリスマス協奏曲卜短調 作品5-6
----------------------------------
ビバルディ:協奏曲集「調和の霊感」作品3から第10番 4つのバイオリンの為の協奏曲ロ短調 第1楽章
J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ(Fl入り)*


横浜バロック室内合奏団今季の定期演奏会最終回がようやくみなとみらいの小ホールに戻ってきた。
代打の上大岡ひまわりの郷も良いホールだったが、なんといってもここが落ち着く。

12月ということで、コレッリとサンマルティーニ(兄のジュゼッペ)のクリスマス協奏曲が中心。これにビバルディとバッハの定番小品も加わって多彩な番組。

弦9人とチェンバロ1人にフルートがいつもの客演(東響の高野氏)。この規模でバロックを聴くのはホンに心地良い。

7人が女性で、全員いつも色とりどりのドレス姿だ。
今日は3人が赤、2人が緑、白と黒が各1ということはクリスマス仕様らしい。

このアンサンブルはコロナ最盛期でも、今でもNo Maskを完徹しているのが嬉しい。

♪2022-187/♪みなとみらいホール-09

2022年10月28日金曜日

横浜バロック室内合奏団定期演奏会103回 〜室内楽の喜び

2022-10-28 @ひまわりの郷


横浜バロック室内合奏団
①Pf堀由紀子 Vn茂原大朗 Va百武由紀 Vc間瀬利雄
②Vn小笠原伸子 茂原大朗 Va眞中望美 Vc中垣文子
③Pf堀由紀子 Vn小笠原伸子 有馬希和子 Va百武由紀 Vc間瀬利雄

①モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 K478
②モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番ハ長調 「不協和音」K465
③ブラームス:ピアノ五重奏曲へ短調 作品34
----------------------
ブラームス:同上スケルツォ



今季最後の演奏会は、バロックではなく古典派とロマン派の室内楽。

ピアノ五重奏といえばシューマンとブラームスが双璧だと思っている。

先週、横浜シンフォニエッタでシューマンを聴いたが、今日はブラームスだ。他も好物揃いで、モーツァルト:ピアノ四重奏第1番と弦楽四重奏曲第19番「不協和音」。

いつもは10人前後のアンサンブルだが、今日は人数が少ない分、演奏は引き締まって、いつもの横浜バロックとは思えない出来映え。

特にピアノの堀由紀子はこの合奏団でしか聴いたことがないし、有名じゃない?が、感じがいい。腕前はどうせこのクラスになると分からないが、聴いていて好ましい気分に。アンサンブルの妙だ。


余録:なぜかは説明省略。
休憩中にテレマンのガリバー組曲から1曲が演奏さた。そんな曲があること自体知らなかった。
後から調べたらテレマン45歳時にガリバー旅行記が出版されている。触発されて書いたのだろうな。

小人国、巨人国の話は読んだが、ガリバーが観音崎に上陸した話は知らなかった!
因みに浦島太郎は我が家の近在の人らしいが(全国に伝説あり)。

♪2022-161/♪ひまわりの郷-4

2022年7月8日金曜日

横浜バロック室内合奏団定期演奏会102回 〜イタリアの輝き

2022-07-08 @ひまわりの郷



横浜バロック室内合奏団
 バイオリン:小笠原伸子♯/有馬希和子/茂原大朗/藤村陽子
 ビオラ:田中玲/眞中望美
 チェロ:間瀬利雄
 コントラバス:大西雄ニ
 チェンバロ:山口範子

ピアノ:京増修史*

ビバルディ:「四季」全曲♯
レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲
 Ⅰイタリアーナ
 Ⅱ宮廷のアリア
 Ⅲシチリアーナ
 Ⅳパッサカリア
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調K488*
----アンコール----
モーツァルト(リスト編):アヴェ・ヴェルム・コルプス(Pfソロ)*



「イタリアの輝き」特集(モーツァルトもあり)がホンに輝かしくて良かった。
耳タコの「四季」だが、独奏入れて総勢8〜9人の演奏をほぼ、かぶりつきで聴くと実に生々しくて新鮮だ。

レスピーギの「リュートの為の古風な舞曲とアリア/第3組曲」は大好物。
原曲は16-17世紀の作らしいが、現代にも通ずるカンツォーネの源流なんだろうな。どの旋律も美しい。
組曲は3つあるが「第3組曲」以外は生では聴いたことがない。一度全曲通しで聴いてみたい。

モーツァルトピアノ協奏曲第23番はモーツァルト、イタリア旅行の産物なのかな。

流麗な指捌きによるピアノ独奏は京増修史くん。
先のショパン・コンクールで2次予選に進んだ才人だ。

既に安倍ちゃんの事件は報道され、容体を心配しながら聴いた。演奏する側もにもなんらかの影響があったかもしれないが、もちろんそんな素振りもなくむしろ心に染み渡るような演奏だった。

彼が弾いたアンコールを僕は「安倍・ヴェルム・コルプス」だと思いながら聴いたよ。

♪2022-098/♪ひまわりの郷-3

2022年5月6日金曜日

横浜バロック室内合奏団定期演奏会101回 〜ドイツバロックの華

2022-15-06 @ひまわりの郷



横浜バロック室内合奏団
 Vn小笠原伸子♯/茂原大朗♭/眞中望美/藤村陽子
 Va眞中千晴、Vc間瀬利雄、Cb大西雄ニ
 Cemb 山口範子、Fl高野成之*

●パッヘルベル:カノン(ニ長調)
●J.S.バッハ:
 トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
 バイオリン協奏曲 ニ長調 BWV1052♯
 2つのバイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043♯♭
●C.P.Eバッハ:フルート協奏曲二短調 H484.1*
----アンコール----
J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番から「G線上のアリア」(ニ長調)



メンバーはいつも少数だが、今日は特に少なく、弦7本と曲によってチェンバロとフルートが加わった。

耳馴染みの曲が多かった中、初聴きのC.P.E.バッハ:フルート協奏曲が相当難曲らしく、この時代にしては派手な作りに驚いたが、面白い。
当時はパパより人気があったというのも頷ける。

そのパパのトッカータとフーガ ニ短調BWV565は弦楽合奏版というのが珍しく(オケでは聴いたことあり。)、これも良かった。

ところで、今日のプログラム(記載誤り多し)には面白い仕掛けがあった。

前菜のカノンとアンコールのG線上〜がニ長調だったのは帰宅後調べて分かった。

主皿で並んだ大バッハの3曲と次男坊の作品がいずれもニ短調。

つまり、すべてニ調の作品ばかりだった。
なぜか?説明はなかったけど。

長短いずれも弦楽器には弾きやすいし、開放弦の共鳴が期待でき、響きが良いので、短調が好まれなくなった古典派以降でも<ニ短調>は比較的多いのだそうな。いや、実際名曲の宝庫だ。

惜しむらくは、ホールが乾燥しすぎたか、弦もフルートも乾いた響きで残念だった。

♪2022-063/♪ひまわりの郷-2

2021年12月10日金曜日

横浜バロック室内合奏団定期演奏会100回 〜バロックのクリスマス

2021-12-10 @ひまわりの郷



横浜バロック室内合奏団
 Vn小笠原伸子、有馬希和子、茂原大朗、眞中望美
 Va田中玲、高荒春音
 Vc間瀬利雄、中垣文子
 Cb大西雄二
 Cemb木村聡子
 Fl高野成之*、竹森ゆきえ*

早川昭三:バロック風「日本の四季」より 冬
コレッリ:合奏協奏曲ト短調作品6-8(クリスマス協奏曲)
ジュゼッペ・サンマルティーニ:合奏協奏曲作品5-6「クリスマス」(クリスマス協奏曲)ト短調
J.S.バッハ:カンタータダウ147番からコラール「主よ人の望みの喜びよ」
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調 BWV1049*
----------------
J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番から「G線上のアリア」*
聖歌:きよしこの夜*


毎回楽しみにしていた早川正昭「バロック風日本の四季」から今回は「冬」でおしまい。
ビバルディの「冬」そっくりに始まったかと思うと「雪やこんこ〜」に。他にも、「ペチカ」や「春よ来い」など、民謡・唱歌が次々と登場してニンマリさせてくれる。

12月なので「クリスマス」特集。
コレッリとサンマル〜の「クリスマス協奏曲」。初めてかなと思ったら、聴いたことのある曲ばかりだった。

ここ迄弦とチェンバロの10人合奏。

最後にブランデンブルク協奏曲第4番でフルート2本が加わって華やかに終わった。

奇しくも創立30年、第100回目の定期演奏会。
お祝いで横浜文明堂のどら焼きをいただく

♪2021-149/♪ひまわりの郷-4

2021年10月15日金曜日

横浜バロック室内合奏団定期演奏会99回 〜モーツァルトの魅力

 2021-10-15 @ひまわりの郷



横浜バロック室内合奏団

Vn小笠原伸子、有馬希和子、梅原真希子、眞中望美
Va小森佳奈、櫻井すみれ
Vc間瀬利雄、中垣文子
Cb大西雄二

小笠原伸子:独奏バイオリン*
百武由紀:独奏ビオラ*

早川昭三:バロック風「日本の四季」から「秋」
モーツァルト:セレナーデ第13番ト長調 K525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
モーツァルト:バイオリンとビオラの為の協奏交響曲 K364*
----------------
モーツァルト:ディヴェルティメント第17番ニ長調K334(320b)からメヌエット

今回も早川正昭:「バロック風日本の四季」から今回は「秋」。

これがホンに大傑作だ。3楽章形式で、用いられた原曲は「虫の声〜荒城の月〜村祭り」だが、いずれもビバルディをパロったバロック風仕上げが良くできていて、思わず笑ってしまう。次回「冬」も楽しみだ。いずれは全4曲を通しで聴きたいものだ。


今日は総勢8+1人の弦楽合奏。

横浜バロック〜は熟年婦人中心の合奏団だが、中に20歳台のお嬢さんが2人。

彼女達は「村祭り」を知らなかったそうだ。リハーサルの際にそれを知った主宰の小笠原女史が「世代間ギャップにとても驚きました!」と言っていたが、今の小学校の音楽教育はどうなっているんだ?日本文化でもあるこれらの名曲を是非とも次代に伝えていって欲しいね。


アイ・クラはこの1月で3回目。1月前に聴いた弦楽5重奏版がスリリングで面白かったが、今回も小編成ならではの面白さを楽しんだ。


後半はモーツァルト「バイオリンとビオラの為の協奏交響曲」。

第2楽章Andanteはちょいと泣かされそうに美しい。


独奏ビオラの音がガット弦らしく柔らかで実に綺麗な音だが独奏Vnとは合わない。

後で聞いたら、案の定、1&4弦だけガットを使っていたそうだ。こだわりの音作りだ。

であるなら、独奏バイオリンもガットで聴きたかったね。


♪2021-111/♪ひまわりの郷-3

2021年7月30日金曜日

横浜バロック室内合奏団 30周年記念「室内楽の夕べ」

2021-07-30 @県民ホール



横浜バロック室内合奏団
Vn小笠原伸子/根来由実
Va小森佳奈/眞中望美
Vc間瀬利雄/野村杏奈
Pf大瀧郁彦

モーツァルト:弦楽五重奏曲第3番ハ長調K515
ブラームス:弦楽六重奏曲第1番変ロ長調作品18
シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調作品44
----------------
シューマン:トロイメライ(室内楽版)

今日は横浜バロック室内合奏団30周年記念「室内楽の夕べ」だったが、いつもの定期演奏会だと思い込んでいたので、会場を間違えて無駄に時間を費やし、ようやく本来の会場である県民ホールに到着したら、プログラム2曲目の、一番聴きたかったブラームス弦楽6重奏曲1番の第2楽章が始まっていた😰。


ホワイエのモニターを視聴しながら終曲を待ったが、この2楽章って侘しい主題を繰り返す変奏曲なので今日の失敗が一層身に染みたよ。


休憩後はシューマンのピアノ5重奏曲。

これも大好きな曲で、ここからは本来の席で聴けてホンに良かった。


シューマンにとっては幸福な時期の作品らしく、全体にリズミカルで、どの楽章にも親しみやすい旋律が次々と溢れ出てくる。

歴史的名演!とは言えないまでも、十分心は満たされて気分良く帰路についた。


♪2021-077/♪県民ホール-08

2021年7月2日金曜日

横浜バロック室内合奏団定期演奏会98回 〜室内楽の楽しみ

2021-07-02 @ひまわりの郷


横浜バロック室内合奏団
 Vn小笠原伸子*、有馬希和子*、小澤郁子、眞中望美
 Va百武由紀*、櫻井すみれ
 Vc岡本蒼馬、間瀬利雄*
 Cb大西雄二*
ピアノ:堀由紀子**

早川昭三:バロック風「日本の四季」から「夏」
ドボルザーク:弦楽五重奏曲第2番ト長調 Op77*
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op11(室内楽伴奏版)**
----------------
ショパン:前奏曲嬰ハ短調 Op45**


前回に続き早川正昭「バロック風“日本の四季”」から今回は「夏」。

これがホンによくできている。3楽章のそれぞれに日本の童謡などが織込まれ、第1楽章は「我は海の子」がフーガ展開する。

2楽章は「雨が降ります」、最後は「松原遠く」。

なんて楽しい音楽だ。

弦のみ総勢9人。


2曲目はドボルザーク弦楽5重奏曲2番ト長調。

これは珍しい。

初聴きかも。

知らされていなければ3楽章迄は誰の作品か分からなかったと思うが、終楽章にきてドボルザークらしい土着風の旋律と展開で、なるほどと納得した次第。


五重奏は弦楽四重奏にコンバスの組合わせ。この編成も珍しいと思う。


最後は弦楽八重奏がオケの代わりをするショパンのピアノ協奏曲第1番。独奏は堀由紀子…て知らない。横浜バロック〜を主宰する小笠原伸子の同級生と言うから、藝大を<随分前>に卒業した人らしい。


これが実に素晴らしい演奏だった。

指揮者のいないアンサンブルだが、とても息が合っていて、今正に仲間と音楽を創っている喜びに溢れていた。


それにしてもひまわりの郷の音響の良さ!とりわけピアノはくぐもったりせずカーンと抜けてくる。

明るくて粒立ちがよくコロコロと転がる。


それに引きかえ、サントリーホールのピアノの音は何とかならんか!

先日の上原彩子、小曽根真、いずれも熱演だったが、音が暗くて重くて弾まない。


♪2021-065/♪ひまわりの郷-2