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2017年3月7日火曜日

国立劇場開場50周年記念 平成28年度3月上席

2017-03-07 @国立演芸場

林家あんこ⇒転失気
鈴々舎八ゑ馬⇒金明竹
《奇術》花島世津子
柳家三語楼⇒天狗裁き
柳家禽太夫⇒佐野山
春風亭一朝⇒天災
   ―  仲入り  ―
《漫才》すず風にゃん子・金魚
三遊亭歌武蔵⇒後生鰻
《俗曲》柳家小菊
柳家小さん⇒笠碁

今日の寄席はまずまず面白かった。
前座のや林あんこがカワユイ!

花島世津子の奇術はいつもながら巧い。
代役出演の林家禽太夫の相撲の噺が実に巧く今日のピカイチ。
春風亭一朝もまあいつもどおりに巧い。
全身芸の漫才、すず風にゃん子・金魚良し!
俗曲の柳家小菊姐さん色っぽい。

2017-034/♪国立演芸場-04

2016年8月1日月曜日

国立演芸場8月上席

2016-08-01 @国立演芸場


落語 柳亭市丸(前座)⇒狸札
落語 柳亭市楽⇒売り声
落語 入船亭扇蔵⇒子ほめ
曲芸 翁家社中
落語 川柳川柳⇒ガーコン
落語 三遊亭圓窓⇒枯木屋
―仲入り―
音曲漫才 めおと楽団ジキジキ
落語 橘家蔵之助⇒ぜんざい公社
奇術 花島世津子
落語 柳亭市馬⇒船徳

川柳川柳(かわやなぎせんりゅう)という噺家がいたとは知らなかった。そもそも亭号に「川柳」(かわやなぎ)が存在するのも知らなかった。
彼は6代目三遊亭圓生の弟子(その時の名前は「さん生」)だが、自身の失敗や落語界のいざこざなどが原因して破門され、芸名を返せと求められたために、独自の(多少の謂れはあるらしいが)芸名を名乗ることになったそうだ。
ほとんど古典落語は演らない。今日の「ガーコン」も新作だ。新作と言っても10年以上は演じているはず。そして、ほとんどこの作品しか演らないという話も聞いたが。なので、1年に100回以上「ガーコン」を演じた時期があるそうだ。
昔は相当の売れっ子だったらしい。
噺は落語というより歌謡漫談みたいだ。軍歌~歌謡曲~ジャズを口ずさみながら(うまい。藤山一郎ふうだ)、面白おかしく世相を語る。ジャズはアフタービートだという実演をついには立ち上がって演る。その格好が足踏み脱穀機を稼働する姿に似ているところからその操作の擬音ガーコンが噺の題になったそうだ。
まあ、噺家の生き様には時に「落語」みたいなのを見聞するが、この人はまさに落語、いや漫談か。

面白いのだけど、なんだか、調子が狂ってしまう。

トリが柳亭市馬の「船徳」。これはまっとうな?な古典だ。
主人公の若旦那の設定にはいろいろバリエーションがあるようだけど、要するにド素人が渡し船の船頭になってお客を載せたはいいがなかなか船が進まないという話だ。その様子がおかしい。
舟は揺れてぐるぐる回り岸をこすりながら往くのでお客も前後左右に揺られっぱなしになるので、演ずる方もなかなか体力が必要だ。こういう噺はCDやラジオではおかしさが十分伝わらない。やはり、高座で<観る>のがおかしい。


♪2016-109/♪国立演芸場-08