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2019年12月16日月曜日

12月中席

2019-12-16 @国立演芸場

落語            古今亭始⇒湯屋番
落語   古今亭志ん五⇒ざるや
奇術   松旭斎美智・美登
落語   入船亭扇辰⇒家見舞
落語   柳亭燕路⇒抜け雀
 ―仲入り―
漫才   笑組
落語   桂才賀⇒カラオケ刑務所
粋曲   柳家小菊
落語   古今亭志ん輔⇒夢金

今年の聴き納めだったが、イマイチ締まらなかった。
今日に限っては聴く方も眠くてたまらなかったので噺家のせいばかりにはできないが、トリの志ん輔はとりあえず面白い噺だった。
落語ブームと言われて久しいが、この1年振り返っても収穫は乏しかったな。

♪2019-208/♪国立演芸場-18

2018年10月15日月曜日

平成30年度(第73回)文化庁芸術祭協賛 国立演芸場10月中席

2018-10-15@国立演芸場


落語          春風亭朝七⇒やかん
落語          春風亭一花⇒悋気の独楽
落語          三遊亭歌奴⇒片棒
ジャグリング    ストレート松浦
落語          八光亭春輔⇒ぞろぞろ
落語          春風亭一之輔⇒錦の袈裟
     ~仲入り~
漫才    笑組
落語          春風亭三朝⇒あくび指南
奇術          伊藤夢葉
落語          春風亭一朝⇒転宅

近頃TV露出が多い春風亭一之輔を初めて聴いたが、TVで聴く噺と同様まだまだ未熟だ。人気に溺れて器用に振る舞っていると成長は止まるだろう。

最近の落語ブームは、だめな噺家を粗製乱造しているから困ったものだ。

「巧いっ!」と思える噺に、なかなか出会えない。

そんな中で、今日の<前座>の若手がなかなかの噺巧者だった。

寄席の正式な開演時刻は13時だが、その15分前から(ゆえに「前座」)、事前に公表された番組には名前の出ていない若手が登場して、お客もチラホラの中で一席伺う機会を与えられるのだが、たいてい下手くそ。
なので、前座に間に合う時刻に演芸場に到着していても、普段は待合で聴くともなく…聴いて…いないことが多い。
が、この日はモニターから聴こえてくる話しぶりが堂に入って落ち着いていて、とても前座とは思えない。ついつい、聴き入って笑ってしまった。

春風亭朝七という前座だった。
これは将来楽しみだ。はっきり言って、並の真打ちより巧い。

色物では、ジャグリングのストレート松浦は客あしらいも巧い。漫才・笑組はテンポ良し。奇術の夢葉は相変わらず持ち時間の半分以上がとぼけた話術で煙に巻く。


♪2018-131/♪国立演芸場-15

2018年6月5日火曜日

国立演芸場6月上席

2018-06-05@国立演芸場


落語   古今亭始⇒たがや
落語   金原亭馬治⇒天狗裁き
声帯模写   丸山おさむ
落語          吉原朝馬⇒代り目
落語          桂藤兵衛⇒饅頭こわい
       ―  仲入り  ―
漫才          笑組           
落語          五明樓玉の輔⇒お菊の皿          
奇術          マギー隆司
<先代馬生三十七回忌追善・金原亭馬生十八番>
落語          金原亭馬生⇒抜け雀

今月の上席は、先代(十代目)金原亭馬生の37回忌追善ということで、当代(十一代目)の馬生がトリを務め、先代の得意とした演目を日替わりで口演するという企画だ。

だいたい先代の馬生を知らない。1982年に亡くなっているので今年37回忌という次第だ。もちろん、名前は知っているしラジオなどでは聴いていたと思うが、その頃は寄席に足を運ぶこともなかったのでご本人は知らない。Youtubeにいくつか残っているのを聴くとうまい。個人的には弟の志ん朝が大好きだけど、馬生もよく似た語り口で、味わい深い。

先代馬生の父が名人と言われた五代目志ん生。弟がこれまた昭和の名人とも言われる三代目志ん朝。立派な家系だが十一代目は先代の弟子で血縁はないらしい。血縁はないが、馬生の名跡を継いだということは周囲からもその技量が認められていたのだろうな。確かにうまいと思うけど、先代や志ん朝と比べてしまう。なんか淡白すぎて薄味だ。

今回もあちこちで寝てしまったが、「抜け雀」もこれからいよいよ面白くなるというところで寝てしまったのは誠に申し訳ない。

他に、声帯模写の丸山おさむというのは初めてだったが、あまり似てないけど、噺の組み立てが面白かった。歌の御三家二代目というのかな、郷ひろみ、野口五郎、西城秀樹などの物真似というより歌真似が何しろ歌自体が懐かしいし、歌唱力もなかなかのもので、とても楽しめた。

奇術のマギー隆司はいつもそこそこに楽しめる。
落語は古今亭始、金原亭馬治など若手の出来が良かった。

♪2018-064/♪国立演芸場-08

2016年12月19日月曜日

国立劇場開場50周年記念 平成28年度12月中席

2016-12-19 @国立演芸場


落語 三遊亭ぐんま⇒子ほめ
落語 柳家喬の字⇒真田小僧
落語 柳家さん助⇒かつぎ屋
音楽パフォーマンス のだゆき
落語 三遊亭白鳥⇒座席なき戦い
落語 三遊亭歌司⇒風呂敷
   ―  仲入り  ―
漫才 笑組(えみぐみ)
落語 柳亭左龍⇒鈴ヶ森
曲芸 翁家社中
落語 柳家さん喬⇒掛け取り

柳家さん喬の「掛け取り」以外は落語に見るべきものなし。
これは傑作だった。
大晦日の掛け取りを追い返す方策として5人登場する掛け取りの夫々の得意分野に迎合し、狂歌、義太夫、歌舞伎、口喧嘩、三河萬歳を駆使してうまく断るのだが、これを演ずるには噺家にも各分野でそれなりの芸が求められるので容易では無いはず。
特に義太夫、歌舞伎が傑作だった。

曲芸の「翁家社中」はもう何度も観ているし芸は変わらないけど、この安定感と親子?の息の合い加減に好感。

2016-181/♪国立演芸場-17

2016年5月20日金曜日

国立演芸場5月中席

2016-05-20 @国立演芸場


落語 林家たま平⇒牛ほめ
落語 柳家花ごめ⇒初天神
落語 林家三平⇒披露目の唄
漫才 笑組
落語 林家鉄平⇒堀の内
落語 鈴々舎馬風⇒楽屋外伝
<仲入り>
真打昇進襲名披露口上(馬風、正蔵、たけ平、鉄平、三平)
余談漫談 林家ぺー
落語 林家正蔵⇒鼓ヶ滝
曲芸 鏡味仙三郎社中
落語 林家たけ平(真打披露)⇒中村仲蔵


林家正蔵の弟子、たけ平の真打襲名興行だった。
ということで、トリはたけ平の「中村仲蔵」。
この噺は先月の上席で正蔵が演じてなかなかのものだった。
名人がやるとジーンとさせる話だが、たけ平はまだ発展途上。

歌舞伎の襲名披露口上は何度も見ているが落語家のは初めて。
襲名する若手を諸先輩がほめたり引き立てたりするどころかほとんど悪口だったり、列座の仲間をくさしたり旧悪披露したりの好き勝手で笑いを取る。まことに破茶滅茶で館内大爆笑。


♪2016-070/♪国立演芸場-03