2019-12-13 @国立劇場
●伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)
火の見櫓の段
南都太夫・小住太夫・亘太夫・碩太夫/
清志郎・清馗・友之助・清公・燕二郎/
紋臣・簑太郎・亀次・勘助・玉峻ほか
●解説 文楽の魅力
希太夫/寛太郎/玉誉
●平家女護島(へいけにょごのしま)
鬼界が島の段
千歳太夫/富助
和生・玉勢・勘市・清十郎・玉也・清五郎ほか
文楽で声を発するのは太夫だけだが、鑑賞教室では三味線も人形遣いもそれぞれの分野の解説をしてくれるので、意外な発見があって面白い。
伊達娘恋緋鹿子-火の見櫓の段は、娘お七が櫓に上るところが巧い仕掛けで見ものだ。また、絵としても美しい。
平家女護島-鬼界が島の段も、いつもながらの千歳太夫の熱演。俊寛を遣うのは吉田和生。
鑑賞教室は本来中高生の為の公演だが、出演陣も大物投入で手抜きしないのがうれしい。
♪2019-203/♪国立劇場-16
2019年12月13日金曜日
2018年12月9日日曜日
人形浄瑠璃文楽平成30年12月公演「鎌倉三代記」ほか
2018-12-09 @国立劇場
鎌倉三代記(かまくらさんだいき)
局使者の段⇒希太夫/清馗
米洗いの段⇒靖太夫/錦糸
三浦之助母別れの段⇒文字久太夫/藤蔵
高綱物語の段⇒織太夫/清介
人形▶和生・簑一郎・紋臣・紋秀・紋吉・勘彌・玉志・玉助・文哉
伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)
八百屋内の段⇒津駒太夫/宗助
火の見櫓の段⇒芳穂太夫・南都太夫・亘太夫・碩太夫/
勝平・清公・錦吾・燕二郎
人形▶玉勢・簑紫郎・一輔・勘市・亀次・玉翔・勘助・玉路
「鎌倉三代記」と「伊達娘恋緋鹿子」2本立て。
前者は、これまで歌舞伎で数回観ているが、歌舞伎ではもっぱら「絹川村閑居の場」のみが上演される。
今回の文楽公演では「絹川村〜」という名の「段」はないのだが、「三浦之助母別れの段」と「高綱物語の段」がそれに相当するのではないか、と観たがどうだか、確かなことは分からない。
いずれにせよ、この二段が話の中核だ。
だが、話の内容が結構複雑なことと、愛や忠義の為の究極の選択に素直な感情移入が難しい。
後者はまったくの初見。
所謂「八百屋お七」の物語だが、その「火の見櫓の段」こそ見もの。白黒世界に雪が舞い赤い振袖長襦袢。お七が梯を登るところが刮目の一工夫。火炙り覚悟の半鐘打ちの壮烈で美しいこと。
♪2018-166/♪国立劇場-18
鎌倉三代記(かまくらさんだいき)
局使者の段⇒希太夫/清馗
米洗いの段⇒靖太夫/錦糸
三浦之助母別れの段⇒文字久太夫/藤蔵
高綱物語の段⇒織太夫/清介
人形▶和生・簑一郎・紋臣・紋秀・紋吉・勘彌・玉志・玉助・文哉
伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)
八百屋内の段⇒津駒太夫/宗助
火の見櫓の段⇒芳穂太夫・南都太夫・亘太夫・碩太夫/
勝平・清公・錦吾・燕二郎
人形▶玉勢・簑紫郎・一輔・勘市・亀次・玉翔・勘助・玉路
「鎌倉三代記」と「伊達娘恋緋鹿子」2本立て。
前者は、これまで歌舞伎で数回観ているが、歌舞伎ではもっぱら「絹川村閑居の場」のみが上演される。
今回の文楽公演では「絹川村〜」という名の「段」はないのだが、「三浦之助母別れの段」と「高綱物語の段」がそれに相当するのではないか、と観たがどうだか、確かなことは分からない。
いずれにせよ、この二段が話の中核だ。
だが、話の内容が結構複雑なことと、愛や忠義の為の究極の選択に素直な感情移入が難しい。
後者はまったくの初見。
所謂「八百屋お七」の物語だが、その「火の見櫓の段」こそ見もの。白黒世界に雪が舞い赤い振袖長襦袢。お七が梯を登るところが刮目の一工夫。火炙り覚悟の半鐘打ちの壮烈で美しいこと。