2025年7月7日月曜日
オペラ「蝶々夫人」〜高校生のためのオペラ鑑賞教室
2024年10月9日水曜日
新国立劇場オペラ「夢遊病の女」
2024年5月22日水曜日
新国立劇場オペラ「椿姫」
2022年12月13日火曜日
新国立劇場オペラ「ドン・ジョヴァンニ」
2022年4月20日水曜日
モーツァルト「魔笛」
2022-04-20 @新国立劇場
【指 揮】オレグ・カエターニ
【演 出】ウィリアム・ケントリッジ
【美 術】ウィリアム・ケントリッジ、ザビーネ・トイニッセン
【衣 裳】グレタ・ゴアリス
【照 明】ジェニファー・ティプトン
【プロジェクション】キャサリン・メイバーグ
【再演演出】澤田康子
【舞台監督】村田健輔
【合唱指揮】三澤洋史
【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
【ザラストロ】河野鉄平
【タミーノ】鈴木准
【弁者・僧侶Ⅰ・武士Ⅱ】町英和
【僧侶Ⅱ・武士I】秋谷直之
【夜の女王】安井陽子
【パミーナ】砂川涼子
【侍女I】増田のり子
【侍女Ⅱ】小泉詠子
【侍女Ⅲ】山下牧子
【童子I】前川依子
【童子Ⅱ】野田千恵子
【童子Ⅲ】花房英里子
【パパゲーナ】三宅理恵
【パパゲーノ】近藤圭
【モノスタトス】升島唯博
モーツァルト「魔笛」
全3幕〈ドイツ語上演/日本語及び英語字幕付〉
予定上演時間:約 3時間
第Ⅰ幕 70分
休憩25分
第Ⅱ幕 85分
はっきり言って、このオペラは面白さが分からぬ。上演機会が多いから観る機会も多いけどストンと落ちない。
オペラの最高傑作とか書いてあったりすると自信を失ってしまう。
それでも敢えて言えば、ケントリッジの演出(というより美術)は単純な物語を、偉く意味深なものに見えるようにとの作為を感じてならない。
昔に日生劇場で観たパパゲーノは鳥刺の格好だった。
そんなメルヘンぽいのが好き。
夜の女王役の安井陽子は「ばらの騎士」ではゾフィーを歌ったばかり。
実は、ゾフィーは似合わないと思っていた。
夜の女王の方が余程似合っている。その有名な2幕のアリアの後はすぐ袖に引っ込ませないで拍手を受けさせるようにした方が歌手の為だけでなくお客の精神衛生上も好都合なのに。
2021年6月13日日曜日
NISSAY OPERA 2021「ラ・ボエーム」
2021-06-13 @日生劇場
指揮:園田隆一郎
新日本フィルハーモニー交響楽団
演出:伊香修吾
日本語訳詞・字幕 : 宮本益光
美術 : 二村周作
照明 : 齋藤茂男
衣裳 : 十川ヒロコ
台本:ジュゼッペ・ジャコーザ、ルイージ・イッリカ
作曲:ジャコモ・プッチーニ
歌劇「ラ・ボエーム」全4幕(日本語上演・日本語字幕付)
17年初演の日本語版の再演(大変化で再演とは言い難し)。
日本語オペラの是非は一先ず置くとしよう。
問題は演出だ。
1幕や4幕にそこに居る筈のないミミが冒頭から存在しているのは、いくつもの舞台を観ている者には、これが回想なり幻想の演出だろうと気付くだろうが、初めての人は同一幕で現実に重なってゆくので話に混乱したのではないか。
初演と同じ演出家だが、初演は墓場で始まり墓場で終わる円環した洒落た演出だったが、今回は見慣れた始まりと終わり。これも悪くはない。
問題は2-3幕。特に2幕はコロナ対策の為か換骨奪胎だった。
本来は群衆シーンで、その中でミミとは対極の明るさをもつ健康的なムゼッタが華やかに盛り上げる場だが、群衆ゼロのまことに寂しい舞台となって、ムゼッタの華やぎも不発に終わった。昨年11月の「ルチア」も内容以上の惨劇になってしまったが、まことに演出家にとってコロナは悩ましい。
初演に比べた場合に、上述の問題はあったが、元々プッチーニの音楽が素晴らしく、歌手たち(池内響の巧さ再発見)、園田ちゃん、新日フィルいずれも健闘で、大いに楽しめた。ラストのミミ(迫田美帆)の臨終の場のロドルフォ(岸浪愛学)の叫びにも似たアリアには、また、やられてしまったよ😢。