ラベル 中野りな の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 中野りな の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2024年3月27日水曜日

中野りな&ルゥォ・ジャチン ヴァイオリン&ピアノ デュオ・リサイタル 2022年仙台国際音楽コンクール覇者の共演

2024-03-16 @フィリアホール



中野りな:バイオリン*
ルゥォ・ジャチン:ピアノ**

シマノフスキ:バイオリンとピアノのための3つの詩曲「神話」Op.30から第3番
シューマン:バイオリンソナタ第1番イ短調 Op.105
パガニーニ:ロッシーニの「タンクレディ」のアリア「こんなに胸騒ぎが」による序奏と変奏曲
イザイ:無伴奏バイオリン・ソナタ第3番ニ短調「バラード」*
ショパン:バラード 第1番ト短調 op.23**
サン=サーンス:バイオリンソナタ第1番ニ短調 Op.75
--------------------
クライスラー:ウィーン奇想曲
*/**はソロ




昨秋、東フィルとの共演を聴いたお嬢さん。
今回は、2022年の仙台国際コンクールで共に優勝したピアノのL.ジャチンとのデュオリサイタル。

協奏曲もとても良かったが、やはり小ホールでかぶりついて聴くのは次元が違う面白さがある。

休憩の前後に、見ばえ聴きばえする超絶技巧を置いて、軽〜く圧倒して、サン=サーンスのソナタ第1番が白眉。

表情がよく見えたので、音楽を丁寧に形作ってゆく様を一体感を以て味わった気が。

まだ、19歳かな。
「清楚」がぴったり。慣れないステージングも好ましや。



♪2024-040/♪フィリアホール-04

2023年10月19日木曜日

東京フィル第990回サントリー定期シリーズ

2023-10-19 @サントリーホール



クロエ・デュフレーヌ
2021年ブザンソン国際指揮者コンクール聴衆賞、オーケストラ賞)
東京フィルハーモニー交響楽団
中野りな:バイオリン*
(2022年仙台国際音楽コンクール優勝)


リリ・ブーランジェ:春の朝に
(リリ・ブーランジェ生誕130年)
サン=サーンス:バイオリン協奏曲第3番*
ベルリオーズ:幻想交響曲
----------------------
J.S.バッハ:無伴奏バイオリンソナタ第2番からアレグロ



指揮者もソリストも女性、で共に初聴き。プログラムはすべてフランス音楽。

リリ・ブーランジェは他の作品は聴いたことがあったが、今日のはお初。この冒頭のアンサンブルが極上でなんて素晴らしい…と思ったが、その後、木管の高域が弦の高域と干渉して濁り始めたものの、全体として丁寧な演奏だった。
次の中野りなのVnが明瞭だ。
Encのバッハもくっきりスッキリ。

とにかく、今日のサントリーホールが1年に一度あるか!というレベルで良く響いたので驚いた。
いつも僕が悪口を言っているのが聞こえたのか。

中野りなについては3月にフィリアのリサイタルのチケットを買ってあるがますます楽しみに。

ベルリオーズ「幻想〜」はなぜか今年は当たり年で、この1年で5回目。来月も読響で聴くので6回目か。もうちょっと辟易の感あり。
でも、これも良い出来だった。
大きな鐘を使ったらしいが、袖で叩くのではなく舞台で見せてくれたら良かったのに。
本来は見えないところで鳴らすよう指示があるらしいが、音楽はすべて想像の産物。舞台にあったからと言って、邪魔になならんよ。

♪2023-178/♪サントリーホール-19