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2023年6月13日火曜日

バレエ「白鳥の湖」

2023-06-13 @新国立劇場



【指揮】ポール・マーフィー
【振付】マリウス・プティパ/レフ・イワーノフ/ピーター・ライト
【演出】ピーター・ライト
【共同演出】ガリーナ・サムソワ
【音楽】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
【美術・衣裳】フィリップ・プロウズ
【照明】ピーター・タイガン
【芸術監督】吉田都

【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

【オデット/オディール】米沢唯
【ジークフリード王子】福岡雄大

バレエ「白鳥の湖」全3幕
予定上演時間:約2時間55分
第Ⅰ-Ⅱ幕 70分
  休憩25分
第Ⅲ幕   40分
  休憩20分
第Ⅳ幕   20分




18年10月の新制作と同じ演出による「白鳥の湖」。
白鳥と王子の役は米沢唯と福岡雄大。前回とは異なる配役を選んだが前回も良かったし、今回にも不満なし。

要点を先に書けば、やはりバレエの王様?
音楽/オケ良し。バレエも見どころ多く堪能できた。

矢継ぎ早に、耳に馴染んだ名曲に合わせ、バラエティのある踊りが続くが、中でも好きなのが2幕の「4羽の白鳥の踊り」と3幕の黒鳥の片脚32回転だ。

こういうシーンでは、今日はこれ以上は近づけないという席だったのでその利点が大いに発揮された。

演出面では、前回も終幕がよく分からなかったのだけど、今回もストンと落ちない。2人は「死んで生まれ変わろう」と(…最近も聞いたなあ)いうことらしいが、無言劇なので、なかなか想像するのが難しい。


●最前列で観ると…
今回は、興味本位で最前列中央やや上手で観た。
オケの音はどうか⇒ピットに入ったオケの音は直接耳に入るより中でブレンドされ天井に反射して降り注いでくるようでガサガサせずまろやかだ。Vnのソロもで弾く場合よりよく響く(東フィルの依田氏のVnが美しい!)。

が、問題もあった。
公演毎にピットの深さや客席との境の壁の高さが異なるので、常に、という訳ではないが、今日のように壁が低くては最前列でなくとも(おそらく1桁列からは)ピット内部が目に行ってしまい、オケの後ろ半分は見えてしまうし、その部分が明るく舞台に集中し難い。

また、あまりに舞台に近いので、ソロやデュエットはとても見易いが、32羽の白鳥たちの群舞はその統制された動きがわかり辛い。

やはり、バレエもオペラも席は10列目以降15列目程度が好都合だと思った次第。

♪2023-106/♪新国立劇場-11

2021年10月26日火曜日

バレエ「白鳥の湖」<新制作>

 2021-10-26 @新国立劇場



【指揮】ポール・マーフィー
【振付】マリウス・プティパ/レフ・イワーノフ/ピーター・ライト
【演出】ピーター・ライト
【共同演出】ガリーナ・サムソワ
【音楽】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
【美術・衣裳】フィリップ・プロウズ
【照明】ピーター・タイガン

【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

【オデット/オディール】柴山紗帆
【ジークフリード王子】伊澤駿

バレエ「白鳥の湖」全4

上演時間:約3時間
第Ⅰ-Ⅱ幕       
70分
  休憩         25分
第Ⅲ幕        40分
  休憩         20分
第Ⅳ幕        25分



バレエは数十年前に卒業した⁉︎ので、それ程の久しぶりの生舞台だった。

やっぱり生だな。

BSなどで放映・録画は観ているけど、生の迫力は格段に大きく強い。

オペラでもコンサートでも生に限るけど、肉体が縦横無尽に躍動するバレエではとりわけの感がある。

コンサートでは時々バレエ音楽(組曲)を聴くことがあるが、今日、つくづく思ったよ。バレエ抜きのバレエ音楽ってなんだろ!

耳に馴染んだ名曲が次から次からバレエと共に繰り出されるのを聴き、観るのは、本当に至福の3時間だった。

黒鳥の踊る片足32回転!
もう、素晴らしいの一言。


厳しく鍛え抜かれた肉体が徹底的に優雅さを求める。

男性も踊るが主たる役割は女性ダンサーをいかに美しく見せるかにある。

そのアンビバレントな美学。引き裂かれそうな快感!


舞台を観ながら歌舞伎を思い出していた。

だんまりの芸、所作事、見得など共通する要素が多い。

大勢の出演者の名前まで書けないから、キャスト表を貼っておこう。
4羽の白鳥たち、2羽の白鳥
たち、32羽の白鳥たち。

みんな素晴らしかった。


♪2021-110/♪新国立劇場-09