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2020年12月4日金曜日

ともよあずさ 〜ウィンターコンサート2020〜

 2020-12-04 @みなとみらいホール


堀部ともよ:ピアノ*
中村梓:マリンバ**

①モーツァルト:バイオリン・ソナタ イ長調 K305から第1楽章
②クリストファー・ノートン:ノヴェンバー・イヴニング**
③プーランク:即興曲から*
 第7番
 第12番「シューベルトを讃えて」
 第15番「エディットピアフを讃えて」
④一柳慧:パガニーニパーソナル
⑤フランク:バイオリン・ソナタ イ長調
----ENC---------
ベートーベン:バイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 第3楽章
* ** はソロ演奏


年始の定例演奏会がホールの改修で来年から使えないので年内になった。

このデュオは今年の年初に初めて聴いたが、その時はピアノとマリンバという同じ鍵盤楽器の組み合わせでは妙味に欠けるのではと思っていたが、実際に聴いてみるとそうでもなかった。

マリンバに詳しくないけど、あずさ嬢のはとても大きく、グランドピアノに負けない迫力と繊細なトレモロが美しく、案外面白い組合せだ。

デュエットの他に各自ソロもあり。

あずさ嬢の演奏曲は作曲家も初めて。ジャズっぽい現代曲で4本マレットを操って見た目にも楽しめる。

ともよ嬢はプーランクの即興曲から3曲。初めて聴いたがいずれも親しみやすい音楽を好演。

デュエットでは一柳慧「パガニーニパーソナル」がピアノとマリンバのオリジナルで、これも初聴きだったが緊張感漂う演奏だった。小品とはいえ10分近い。この組み合わせではどうしてもマリンバの妙技が目立つが、ピアノもなかなか手強そうだったな。

メインはフランクのバイオリン・ソナタ。

数あるバイオリン・ソナタの中でもとても人気のある曲だけに、バイオリンをマリンバに置き換えてどうなのか…、と思ったが、これも始まってみると違和感もなく、これはこれで一つの世界だった。

舞台の運び方に不慣れを感じたが、それもご愛嬌ということで。

https://youtu.be/Rb_JbOo2QIc

♪2020-091/♪みなとみらいホール-26

2020年1月16日木曜日

ともよあずさ 〜ニューイヤーコンサート2020〜

2020-01-16 @みなとみらいホール


堀部ともよ:ピアノ*
中村梓:マリンバ**

モーツァルト:バイオリン・ソナタ第25番ト長調  K301
ドビュッシー:ベルガマスク組曲*
シューマン:幻想小曲集 Op.73
ゴリンスキー:ルミノシティ**
ミヨー:スカラムーシュ
-------------
ポッパー:ハンガリー狂詩曲 Op68
* ** はソロ演奏

ともよさんのピアノと梓さんのマリンバという珍しいデュオ。
みなとみらいホールで毎年リサイタルをやってもう15年とか。
その前はかなっくホールで演ったそうだ。おいおい地元だよ。
それにしてはつい最近までこのデュエットの存在すら知らなかった。

マリンバもいろいろ種類があるのだろうが今日のはえらく大きくて実に豊かな低音が出るので、スタインウェイにも負けない位だ。
音域もかなり広く、音色も木のぬくもりがアコースティックに響くので非常に魅力を感じた。
ピアノとは相性が悪いのではないかと思っていたが、むしろ良すぎて溶け合ってしまいがち。
編曲に工夫が必要か。或いは、1曲中部分的にマレットを変えても良かったのではないか。

両者1曲ずつソロを弾いた。
ともよはベルガマスク組曲で丁寧で美しい。
梓はゴリンスキーのルミノシティ。これは作曲家も作品も全く初めて。楽器として歴史の浅いマリンバのオリジナルといえばどうしても現代音楽になってしまうが、これが結構面白かった。

とても心地よい演奏会だったがもう少しお客が欲しい。
このコンビもMC入れるとか、もう少し観客心理にアプローチした方がいいね。

♪2020-006/♪みなとみらいホール-02