2019-11-01@国立演芸場
落語 古今亭志ん吉⇒元犬
落語 古今亭志ん陽⇒熊の皮
ギター漫談 ペペ桜井
落語 金原亭馬生⇒安兵衛狐
落語 鈴々舎馬風⇒楽屋外伝
―仲入り―
真打昇進襲名披露口上
漫才 すず風にゃん子・金魚
落語 初音家左橋⇒稽古屋
曲芸 鏡味仙三郎社中
落語 初音家左吉改メ古今亭ぎん志⇒厩火事
今月の上席は落語協会の真打襲名披露公演だ。一挙に4人も真打が出るのは最近珍しくもないけど、多すぎるのではないか。粗製濫造でなければいいけど。で、上席の10日間は4人が日替わりで昇進襲名披露を行っている。珍しく夜の興行もあるのはその為だろう。
なお、中席では落語芸術協会の真打披露でこれは小痴楽ひとりが予定されている。目下の落語ブームを牽引している若手らしい。
今日の上席では初音家左吉改メ古今亭ぎん志の披露だった。
そのせいか、先輩噺家達も気合が入って、なかなか面白かった。中でも金原亭馬生と鈴々舎馬風は断トツに面白い。
噛んで含めるような話し方の馬生、次々と馬鹿らしいジョークを飛ばす馬風と、話ぶりは両極端に異なるがそれぞれに味がある。
肝心の古今亭ぎん志は、正統派の古典落語だった。
祝い事なので、この日だけは真打一年生がトリを取ったが、次回、実力でトリを取れるのはいつのことだろう。まだまだ先が長そうだ。
ぎん志には昇進襲名のお祝いの花がだいぶあちこちから届いていたが、中に「西部邁事務所」というのがあって、驚いた。あのセンセイも古今亭のファンだったのだろうか?
♪2019-167/♪国立演芸場-15
2019年11月1日金曜日
2018年7月16日月曜日
国立演芸場7月中席
2018-07-16@国立演芸場
落語 鈴々舎八ゑ馬⇒桃太郎
落語 鈴々舎馬るこ⇒ハングル寿限無
漫才 すず風にゃん子・金魚
落語 古今亭菊春⇒代り目
落語 柳家小はん⇒船徳
― 仲入り ―
奇術 アサダ二世
落語 橘家蔵之助⇒猫と電車
曲芸 鏡味仙三郎社中
落語 柳家小さん⇒ちりとてちん
本日の最大の収穫は鈴々舎馬るこの「ハングル寿限無」だ。
馬るこは初めてで、最初のうちはあまりうまそうではなかったのでどんなものかと思っていた。噺の枕がハングルの話になって、一体どういうことになるのか、と思っていたら、
なんと「寿限無」なのだが、ここに来て枕で披露したハングル(擬)が功を奏してくる。「寿限無」を非常な早口で話す噺家は少なくないが、馬るこの場合は、これをハングル擬でやるのだ。そして「寿限無」少年は長じて歌舞伎町のホストになっているという設定がおかしい。指名の際も、その取次も、自己紹介も、延々とハングル擬の寿限無なので、自己紹介が終わるともう「お時間で〜す」と落ちを付けてこれは笑えた。
菊春の「代り目」も小はんの「船徳」もそこそこに面白かったが、小はんが初めてで、あるきかたも座り方も危なっかしいし、手は震えている。大丈夫かいなと思ったが、噺が始まると大きな声で滑舌も悪くない。しかし、ほとんど表情を変えずおおかしい話を演ずるのはなかなか乗りにくかった。
鏡味仙三郎社中の曲芸は、馴れた進行で芸が堂に入っているという感じで感心した。
トリの小さんの「ちりとてちん」はイマイチ。やはり、この話は知ったかぶりをして「ちりとてちん」を食べる煉獄の苦しみを演じてこそだが、腹がよじれるまでには至らなかったな。
♪2018-084/♪国立演芸場-11
落語 鈴々舎八ゑ馬⇒桃太郎
落語 鈴々舎馬るこ⇒ハングル寿限無
漫才 すず風にゃん子・金魚
落語 古今亭菊春⇒代り目
落語 柳家小はん⇒船徳
― 仲入り ―
奇術 アサダ二世
落語 橘家蔵之助⇒猫と電車
曲芸 鏡味仙三郎社中
落語 柳家小さん⇒ちりとてちん
本日の最大の収穫は鈴々舎馬るこの「ハングル寿限無」だ。
馬るこは初めてで、最初のうちはあまりうまそうではなかったのでどんなものかと思っていた。噺の枕がハングルの話になって、一体どういうことになるのか、と思っていたら、
なんと「寿限無」なのだが、ここに来て枕で披露したハングル(擬)が功を奏してくる。「寿限無」を非常な早口で話す噺家は少なくないが、馬るこの場合は、これをハングル擬でやるのだ。そして「寿限無」少年は長じて歌舞伎町のホストになっているという設定がおかしい。指名の際も、その取次も、自己紹介も、延々とハングル擬の寿限無なので、自己紹介が終わるともう「お時間で〜す」と落ちを付けてこれは笑えた。
菊春の「代り目」も小はんの「船徳」もそこそこに面白かったが、小はんが初めてで、あるきかたも座り方も危なっかしいし、手は震えている。大丈夫かいなと思ったが、噺が始まると大きな声で滑舌も悪くない。しかし、ほとんど表情を変えずおおかしい話を演ずるのはなかなか乗りにくかった。
鏡味仙三郎社中の曲芸は、馴れた進行で芸が堂に入っているという感じで感心した。
トリの小さんの「ちりとてちん」はイマイチ。やはり、この話は知ったかぶりをして「ちりとてちん」を食べる煉獄の苦しみを演じてこそだが、腹がよじれるまでには至らなかったな。
♪2018-084/♪国立演芸場-11
2018年5月14日月曜日
国立演芸場5月中席
2018-05-14@国立演芸場
落語 柳亭市楽⇒やかん
落語 三遊亭歌笑⇒松山鏡
紙切り 林家楽一
落語 柳亭左龍⇒家見舞
落語 三遊亭圓窓⇒つる
ー仲入りー
漫才 すず風にゃん子・金魚
落語 橘家圓太郎⇒化物使い
奇術 伊藤夢葉
落語 柳亭市馬⇒笠碁
ほとんど船を漕いでいたよ。
一番感心したのは、初めてお目見えの林家楽一の紙切だ。
紙切芸人は何人か見ているが、その中で男性としては一番若いようだ。芸の方はまずまずだと思うが、ぽつぽつしゃべる話芸のほうがなかなか味があって笑わせてくれる。すべてお客のリクエストに答えていたが、大谷翔平などの新作もそれなりにこなして好感を持った。
すず風にゃん子・金魚は、もうベテランの域なのだろうが、頑張っているのが痛々しくも思えるなあ。
一番楽しみにしていたのはもちろんトリの市馬だったが、これが申し訳ないことに途中から寝てしまい、お客の盛大な拍手で目が覚めた次第。いやいや申し訳ないことをした。
この日は、超満員だった。船橋方面からの団体客だったようだ。と言っても、老人会の風でもなく、平日の昼間に大勢で寄せに来るのはどういう団体だろう。
♪2018-053/♪国立演芸場-07
落語 柳亭市楽⇒やかん
落語 三遊亭歌笑⇒松山鏡
紙切り 林家楽一
落語 柳亭左龍⇒家見舞
落語 三遊亭圓窓⇒つる
ー仲入りー
漫才 すず風にゃん子・金魚
落語 橘家圓太郎⇒化物使い
奇術 伊藤夢葉
落語 柳亭市馬⇒笠碁
ほとんど船を漕いでいたよ。
一番感心したのは、初めてお目見えの林家楽一の紙切だ。
紙切芸人は何人か見ているが、その中で男性としては一番若いようだ。芸の方はまずまずだと思うが、ぽつぽつしゃべる話芸のほうがなかなか味があって笑わせてくれる。すべてお客のリクエストに答えていたが、大谷翔平などの新作もそれなりにこなして好感を持った。
すず風にゃん子・金魚は、もうベテランの域なのだろうが、頑張っているのが痛々しくも思えるなあ。
一番楽しみにしていたのはもちろんトリの市馬だったが、これが申し訳ないことに途中から寝てしまい、お客の盛大な拍手で目が覚めた次第。いやいや申し訳ないことをした。
この日は、超満員だった。船橋方面からの団体客だったようだ。と言っても、老人会の風でもなく、平日の昼間に大勢で寄せに来るのはどういう団体だろう。
♪2018-053/♪国立演芸場-07
2017年3月7日火曜日
国立劇場開場50周年記念 平成28年度3月上席
2017-03-07 @国立演芸場
林家あんこ⇒転失気
鈴々舎八ゑ馬⇒金明竹
《奇術》花島世津子
柳家三語楼⇒天狗裁き
柳家禽太夫⇒佐野山
春風亭一朝⇒天災
― 仲入り ―
《漫才》すず風にゃん子・金魚
三遊亭歌武蔵⇒後生鰻
《俗曲》柳家小菊
柳家小さん⇒笠碁
今日の寄席はまずまず面白かった。
前座のや林あんこがカワユイ!
花島世津子の奇術はいつもながら巧い。
代役出演の林家禽太夫の相撲の噺が実に巧く今日のピカイチ。
春風亭一朝もまあいつもどおりに巧い。
全身芸の漫才、すず風にゃん子・金魚良し!
俗曲の柳家小菊姐さん色っぽい。
2017-034/♪国立演芸場-04
林家あんこ⇒転失気
鈴々舎八ゑ馬⇒金明竹
《奇術》花島世津子
柳家三語楼⇒天狗裁き
柳家禽太夫⇒佐野山
春風亭一朝⇒天災
― 仲入り ―
《漫才》すず風にゃん子・金魚
三遊亭歌武蔵⇒後生鰻
《俗曲》柳家小菊
柳家小さん⇒笠碁
今日の寄席はまずまず面白かった。
前座のや林あんこがカワユイ!
花島世津子の奇術はいつもながら巧い。
代役出演の林家禽太夫の相撲の噺が実に巧く今日のピカイチ。
春風亭一朝もまあいつもどおりに巧い。
全身芸の漫才、すず風にゃん子・金魚良し!
俗曲の柳家小菊姐さん色っぽい。
2017-034/♪国立演芸場-04