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2020年10月14日水曜日

10月中席第2部

2020-10-14 @国立演芸場


落語 柳亭市次郎⇒
手紙無筆
落語 古今亭志ん陽⇒饅頭こわい
落語 柳家さん生⇒親子酒
奇術 伊藤夢葉
落語 柳家小満ん⇒盃の殿様

よく知っている噺ばかりだったが、楽しめない。過去に巧い噺家で聴いているからつい比較してしまうのかも。

一番笑えたのが夢葉の手品というのでは笑えない。

この人も、いつも同じ手品ばかりなのだけど話が巧いから飽きさせない。道具は百均で売っているらしいが。


2020-065/♪国立演芸場-07

2019年11月1日金曜日

令和元年度(第74回)文化庁芸術祭協賛 11月上席 落語協会真打昇進襲名披露公演

2019-11-01@国立演芸場


落語    古今亭志ん吉⇒元犬
落語   古今亭志ん陽⇒熊の皮
ギター漫談 ペペ桜井
落語  金原亭馬生⇒安兵衛狐     
落語  鈴々舎馬風⇒楽屋外伝
 ―仲入り―
真打昇進襲名披露口上
漫才  すず風にゃん子・金魚
落語  初音家左橋⇒稽古屋
曲芸  鏡味仙三郎社中
落語  初音家左吉改メ古今亭ぎん志⇒厩火事

今月の上席は落語協会の真打襲名披露公演だ。一挙に4人も真打が出るのは最近珍しくもないけど、多すぎるのではないか。粗製濫造でなければいいけど。で、上席の10日間は4人が日替わりで昇進襲名披露を行っている。珍しく夜の興行もあるのはその為だろう。
なお、中席では落語芸術協会の真打披露でこれは小痴楽ひとりが予定されている。目下の落語ブームを牽引している若手らしい。

今日の上席では初音家左吉改メ古今亭ぎん志の披露だった。
そのせいか、先輩噺家達も気合が入って、なかなか面白かった。中でも金原亭馬生と鈴々舎馬風は断トツに面白い。
噛んで含めるような話し方の馬生、次々と馬鹿らしいジョークを飛ばす馬風と、話ぶりは両極端に異なるがそれぞれに味がある。

肝心の古今亭ぎん志は、正統派の古典落語だった。
祝い事なので、この日だけは真打一年生がトリを取ったが、次回、実力でトリを取れるのはいつのことだろう。まだまだ先が長そうだ。

ぎん志には昇進襲名のお祝いの花がだいぶあちこちから届いていたが、中に「西部邁事務所」というのがあって、驚いた。あのセンセイも古今亭のファンだったのだろうか?

♪2019-167/♪国立演芸場-15

2017年11月1日水曜日

平成29年度(第72回)文化庁芸術祭協賛 11月上席 古今亭志ん八改メ二代目古今亭志ん五真打昇進襲名披露公演

2017-11-01@国立演芸場


落語 柳家花ごめ⇒狸札
落語 古今亭志ん陽⇒子ほめ
曲芸 翁家勝丸
落語 古今亭志ん丸⇒強情灸
落語 古今亭志ん輔⇒七段目
- 仲入り -
真打昇進襲名披露口上
漫才 青空一風・千風
落語 古今亭志ん橋⇒居酒屋
粋曲 柳家小菊
落語 古今亭志ん八改メ二代目古今亭志ん五⇒三方一両損 

寄席というのは、毎回寄せ鍋のようにいろんな芸人が登場する。中心となる落語に限っても、前座、二つ目、真打の成り立てから仲トリ、大トリと巧拙のレベルが異なることが前提となっている。それで、トリは巧かったがあとは全部ダメなんて事も珍しくない。
近頃じゃ、そんなものだと心得てあまり期待せずに出かけている。大抵は友人と一緒なので、むしろ、終演後の新橋で一杯、の方が楽しみだったりする。

前振りが長くなったが、ところがどっこい。
今日の寄席は全体が驚くほど高水準だった。

前座はパスして二つ目から入場したが、花ごめがなかなか健闘した。それで気分良くなって、その後の芸を前向きに楽しむことができたのだろう。
初めて見た曲芸の翁家勝丸も淡々としてそこはかとないユーモアがあり、一つ一つの芸を短めに切り上げてテンポよく次の芸に期待を繋いで行くやり方も良かった。

一番は、本来ならトリを務める古今亭志ん輔の「七段目」が傑作だった。仮名手本忠臣蔵の七段目から平右衛門とお軽の刃傷沙汰の場面だ。こういう噺は浄瑠璃なり歌舞伎を承知していないと楽しめない演目だが、僕にとっては大好きな場面だ。

漫才の青空コンビは相変わらず巧くないが、もうこれ以上成長しないのかも。
粋曲の小菊姉さんも口跡に明瞭さを欠き、古い言葉の都々逸、さのさ、新内などが聞き取れない部分があるのでいまいち楽しめない。

本日のメイン、古今亭志ん八改メ二代目古今亭志ん五のトリの芸がなかなか達者だった。襲名とともに真打ち昇格の披露なので、この日だけトリを努めたのだが、ほやほやの真打ちとも思えない落ち着いた口調で楽しめた。この人はうまくなるのではないか。古今亭志ん五に着目。

♪2017-169/♪国立演芸場-017