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2024年6月16日日曜日

ハマのJACK スペシャル・コンサート ~白熱の室内楽~ソワレ

2024-06-16 @みなとみらいホール
<2024-084と同文>



ピアノ:ナターリア・ミルステイン*
ハマのJACK:弦楽五重奏
 Vn 三又治彦
 Vn 倉冨亮太
 Vc 海野幹雄
 Va 村松龍
 Cb



モーツァルト:オペラ「フィガロの結婚」K.492から序曲
モーツァルト:「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲 K.265(きらきら星変奏曲)
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 作品11*
----アンコール-----------------
ドビュッシー:「映像」第1集から「水の反映」*



マチネとソワレはいずれもCC+Encを含み、休憩なしの80分ずつくらいあったので、両公演の間に約2時間の長い幕間があったとはいえ、中身の濃い、そして今日の僕には体力的にハードなコンサートだった。

両公演は1回券も売っていたが、多くのお客は通し券だったと思う。

それにしても、お客が少ない。
5割くらいしか入っていなかったのではないか?
実にもったいないことだ。

ハマのHACKは結構魅力的なプログラムをリーズナブルな価格て提供してくれるので、都合がつく限り参加しているけど、イマイチ売れていない。

核となる奏者たちは(今日は白井篤氏は乗っていなかったが)多くがN響奏者で水準は十分に高い。「ハマのJACK」という法人名が漫画ぽくて良くないのではないか。
いっそ、石田組の向こうを張って横浜組とか港組と変えて、一同黒い法被に剃り込み入れたら、もっと集客できると思うがなあ。

昼夜両方で、弦楽五重奏をバックに、バイオリン:水野琴音、ピアノ:桑原志織とナターリア・ミルステインによるモーツァルト、シューマン、ショパンの協奏曲を楽しんだ。

こういう編成だと音楽のスケルトンがよく分かって面白いし新鮮だ。

不思議なこと(でもないかも)に、昼と夜ではピアノの響がだいぶ違った。奏者や音楽の違いによるのではなく、響が違った。夜の方が明るく粒ダチが良かった。聴く側の体調も関係していたのかもしれないが。

♪2024-085/♪みなとみらいホール-20

ハマのJACK スペシャル・コンサート ~白熱の室内楽~マチネ

2024-06-16 @みなとみらいホール



バイオリン:水野琴音*
ピアノ:桑原志織**
ハマのJACK:弦楽五重奏
 Vn 三又治彦
 Vn 倉冨亮太
 Vc 海野幹雄
 Va 村松龍
 Cb 松井理史

モーツァルト:バイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219「トルコ風」*
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op54**
----アンコール-----------------
J.S.バッハ:無伴奏バイオリンのためのパルティータ第3番 BWV 1006からジーグ*
シューベルト:即興曲第3番 D899 作品90の3**



マチネとソワレはいずれもCC+Encを含み、休憩なしの80分ずつくらいあったので、両公演の間に約2時間の長い幕間があったとはいえ、中身の濃い、そして今日の僕には体力的にハードなコンサートだった。


両公演は1回券も売っていたが、多くのお客は通し券だったと思う。

それにしても、お客が少ない。
5割くらいしか入っていなかったのではないか?
実にもったいないことだ。

ハマのHACKは結構魅力的なプログラムをリーズナブルな価格て提供してくれるので、都合がつく限り参加しているけど、イマイチ売れていない。

核となる奏者たちは(今日は白井篤氏は乗っていなかったが)多くがN響奏者で水準は十分に高い。「ハマのJACK」という法人名が漫画ぽくて良くないのではないか。
いっそ、石田組の向こうを張って横浜組とか港組と変えて、一同黒い法被に剃り込み入れたら、もっと集客できると思うがなあ。

昼夜両方で、弦楽五重奏をバックに、バイオリン:水野琴音、ピアノ:桑原志織とナターリア・ミルステインによるモーツァルト、シューマン、ショパンの協奏曲を楽しんだ。

こういう編成だと音楽のスケルトンがよく分かって面白いし新鮮だ。

不思議なこと(でもないかも)に、昼と夜ではピアノの響がだいぶ違った。奏者や音楽の違いによるのではなく、響が違った。夜の方が明るく粒ダチが良かった。聴く側の体調も関係していたのかもしれないが。

♪2024-084/♪みなとみらいホール-19

2022年6月21日火曜日

横浜18区コンサート 第Ⅱ期 毛利文香(バイオリン)&田原綾子(ビオラ)×ハマのJACK(弦楽五重奏)

2022-06-21 @かなっくホール



ハマの JACKメンバー(弦楽五重奏)
 バイオリン:三又治彦、倉冨亮太
 ビオラ:村松龍
 チェロ:海野幹雄
 コントラバス:松井理史

毛利文香:バイオリン*
田原綾子:ビオラ*

モーツァルト:「 魔笛」から“序曲“
モーツァルト:「 フィガロの結婚」からカヴァティーナ”失くしてしまって…あたし困ったわ !“
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」から“皆が酔いつぶれるまで“
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
モーツァルト:きらきら星変奏曲
(以上弦楽五重奏)
モーツァルト:バイオリンとビオラのための協奏交響曲変ホ長調 K.364(弦楽五重奏伴奏版)*
----------------
モーツァルト:トルコ行進曲(弦楽七重奏伴奏版)*


今日は、全曲モーツァルト・プログラム。
そして今季18区コンサートで唯一、2人ソリストが登場した。バイオリンとビオラとなれば、もうモーツァルトの協奏交響曲しかないのではないか?

毛利も田原も横浜出身でかなっくHにも縁があったそうだ。
多分、同級生かな?高校時代から付き合いがあったというだけにホンに息が合って、とても楽しそうに協奏するので、聴いていても心持ちが良い。

このシリーズは弦楽五重奏をバックの協奏曲がメインだが、どの回も、音楽の骨格が良く分かりあれこれ発見があって興味深い。

アンコールの七重奏版トルコ行進曲はバイオリンの三又氏(N響)によるコリに凝った編曲が傑作。
また前半の弦楽五重奏曲集も、そもそもが編曲モノで協奏交響曲以外はすべてハマのJACKが自ら編曲しているので、遊心に溢れた編曲・演出がとても愉快だった。

♪2022-090/♪かなっくホール-06

2022年3月1日火曜日

横浜18区コンサート 第Ⅰ期 實川風×ハマのJACKメンバー(弦楽五重奏)

2022-03-01 @ひまわりの郷


ハマのJACKメンバー(弦楽五重奏)
 バイオリン:三又治彦、白井篤
 ビオラ:村松龍
 チェロ:海野幹雄
 コントラバス:松井理史

實川風:ピアノ*

J.シュトラウスII世:「こうもり」より“序曲”
レハール:メリー・ウィドウ・ワルツ“唇は語らずとも”
クライスラー:愛の喜び、愛の悲しみ
〜以上弦楽五重奏
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 Op.21(弦楽五重奏伴奏版)*
----アンコール------------
ショパン:マズルカ 変イ長調 Op50-2*


横浜18区コンサートの第5弾。弦楽五重奏団は”ハマのJACK”。

まずは小品3曲を五重奏で。

息を合わせることが仕事の集団の良い仕事ぶり。見事なアンサンブル。

今日は第1バイオリンを受け持った三又氏がマイクを握って、いつも内声ばかりなので(N響Vn2次席)、今日は美旋律を弾けて嬉しかった!と。





恒例の弦楽五重奏版協奏曲は、ピアノが實川風で、ショパンの2番。


この編成で聴く協奏曲は、何しろ贅肉というものがすっかり削ぎ落とされているので、全ての音に無駄がなく、聴き慣れた音楽を新しい響きで再確認できるのが面白い。


昨日、小林愛実でベートーベンのピアノ協奏曲第4番の名演を聴いた直後だが、聴き比べると(どちらかといえば古典派に近い曲を弾いた)小林の方が情感豊かで(ロマン派を弾いた)實川は情緒を抑えている感じ。

確かに小さな弦楽合奏を相手にねっちりコッテリでは釣り合わずピアノが浮いてしまうだろう。ピアノ六重奏曲風な味付けもすっきりして良いものだ。


昨日との一番の違いは音楽内容というより、ピアノの響きだ。ひまわりの郷はよく響く。だから、ピアノ本来の明るく、潤いのある響きで、音の抜けもよい。

この明瞭さで、昨日も聴きたかったよ。


♪2022-028/♪ひまわりの郷-01

2019年10月28日月曜日

ハマのJACK 第44回定期演奏会 オール・プロコフィエフ・プログラム

2019-10-28 @みなとみらいホール


三又治彦:Vn(N響)*1
白井篤:Vn(N響)*2
中村翔太郎:Va(N響)*3
海野幹雄:Vc(JACK)*4
松井理史:Cb(JACK)*5
海野春絵:Pf*6
山根孝司:Cl(N響)*7
吉村結実:Ob(N響)*8
横手梓:Pf*9

≪オール・プロコフィエフ・プログラム≫
「横浜で演奏された演目から」
①10の小品 Op12から<プレリュード> *6
②4つの小品 Op4から<悪魔的暗示> *6

「日本からアメリカ・パリへ」
物語を日本でよみバレエの構想を思いつく
 ③3つのオレンジへの恋から<行進曲>*2、9
 ④五重奏 Op39「ぶらんこ」*1、3、5、7、8

祖国ロシアへ…ヒット作品・子供がテーマの曲.戦争避難先で…
⑤バレエ「ロメオとジュリエット」OP75から<モンターギュ家とキャピュレット家>*9
⑥子供のための音楽 Op65から<行進曲>*4
⑦弦楽四重奏曲第2番 Op92<カバルダの主題による>*1、2、3、4
⑧無伴奏チェロソナタ嬰ハ短調 Op134 *4
----------
アンコール
ヘブライの主題による序曲 *1、2、3、4、7、9

ハマのJACKのメンバーはほぼN響の首席・次席級で構成。
いつも一人の作曲家を特集しているが今回はプロコフィエフ。
プロコでは集客が心配…そのとおりになってえらく少なくて、聴いている側も申し訳ない気分。
が、始まると、かぶりつき席でみっちりと耳慣れぬ曲を楽しんだ。

知っていたのは2曲③⑤だけ。
小品ばかりだが、横浜に縁のある作品から順に聴いて少しプロコフィエフに開眼できたような気もする。

「ぶらんこ」④はバレエ団の演奏家の5人に合わせて書かれたバイオリン、ビオラ、チェロ、オーボエ、クラリネットという変わった編成。

ピアノ独奏曲①②も弦楽四重奏⑦も無伴奏チェロ曲⑥⑧も初聴き。

ナマだから面白く聴いたがCDではどうだろう。あまり楽しめそうでもないなあ。

♪2019-165/♪みなとみらいホール-48

2018年11月5日月曜日

ハマのJACK 第40回定期演奏会 オール・シューベルト。プログラム

2018-11-05 @みなとみらいホール


鵜木絵里:ソプラノ
海野春絵:ピアノ
横手梓:ピアノ
柴田祥子:ピアノ
三又治彦:バイオリン
白井篤:バイオリン
村松龍:ビオラ
海野幹雄:チェロ
松井理史:コントラバス

≪オール・シューベルト・プログラム≫
●「鱒」D.550--鵜木絵里/海野春絵
●4つの即興曲 D.935から第3曲--横手梓
●岩の上の羊飼い D.965--鵜木絵里/村松龍/海野春絵
●華麗なロンド ロ短調 D.895--三又治彦/柴田祥子
●ピアノ五重奏曲「鱒」イ長調 D.667
    --白井篤/村松龍/海野幹雄/松井理史/海野春絵
----------
アンコール
アベマリア--ソプラノとピアノ五重奏

これまでにハマのJACKの演奏会は、オール・ラヴェル、オール・シューマンの演奏会を聴いたが、今回はオール・シューベルトだ。
歌曲、ピアノ曲、バイオリン+ピアノ、最後にピアノ五重奏曲とバラエティに飛んだ選曲で、歌曲「鱒」に始まり最後は室内楽の「鱒」と、順番にも工夫がある。

「4つの即興曲」は好きな作品で、中でも第3曲は「ロザムンデ」から採った主題と5つの変奏曲で、多分、全4曲中一番有名で実に心地良い音楽だ。

最後に大物のピアノ五重奏曲がこれまた素晴らしい。
自由席だったので、最前列のど真ん中で楽しんだ。

4種類の弦楽器とピアノが絡み合う様子が目の前に見え、耳にもクリアに聴き取れる。
音楽は目で聴くむもの…が持論だが、室内楽の醍醐味を間近で味わうことができた。

因みに、
白井はN響第2バイオリンの次席。
三又(みまた)もN響第2バイオリン奏者。
海野は父が元N響のコンマスだった海野義雄。ソロ活動や室内楽が主体のようだ。
この3人が横浜在住ということで、NPO法人「ハマのJACK」を中心となって運営しているらしい。
村松もN響ビオラ奏者。

♪2018-141/♪みなとみらいホール-31