2022-03-01 @ひまわりの郷
バイオリン:三又治彦、白井篤
ビオラ:村松龍
チェロ:海野幹雄
コントラバス:松井理史
實川風:ピアノ*
J.シュトラウスII世:「こうもり」より“序曲”
レハール:メリー・ウィドウ・ワルツ“唇は語らずとも”
クライスラー:愛の喜び、愛の悲しみ
〜以上弦楽五重奏
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 Op.21(弦楽五重奏伴奏版)*
----アンコール------------
ショパン:マズルカ 変イ長調 Op50-2*
まずは小品3曲を五重奏で。
息を合わせることが仕事の集団の良い仕事ぶり。見事なアンサンブル。
今日は第1バイオリンを受け持った三又氏がマイクを握って、いつも内声ばかりなので(N響Vn2次席)、今日は美旋律を弾けて嬉しかった!と。
恒例の弦楽五重奏版協奏曲は、ピアノが實川風で、ショパンの2番。
この編成で聴く協奏曲は、何しろ贅肉というものがすっかり削ぎ落とされているので、全ての音に無駄がなく、聴き慣れた音楽を新しい響きで再確認できるのが面白い。
昨日、小林愛実でベートーベンのピアノ協奏曲第4番の名演を聴いた直後だが、聴き比べると(どちらかといえば古典派に近い曲を弾いた)小林の方が情感豊かで(ロマン派を弾いた)實川は情緒を抑えている感じ。
確かに小さな弦楽合奏を相手にねっちりコッテリでは釣り合わずピアノが浮いてしまうだろう。ピアノ六重奏曲風な味付けもすっきりして良いものだ。
昨日との一番の違いは音楽内容というより、ピアノの響きだ。ひまわりの郷はよく響く。だから、ピアノ本来の明るく、潤いのある響きで、音の抜けもよい。
この明瞭さで、昨日も聴きたかったよ。
♪2022-028/♪ひまわりの郷-01