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2023年2月28日火曜日

神奈川フィルハーモニー管弦楽団特別演奏会 珠玉のオペラ合唱名曲コンサート 〜神奈川フィル合唱団創立20周年を讃えて〜

2023-02-28 @みなとみらいホール



現田茂夫:指揮
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
神奈川フィル合唱団#

大久保光哉:バリトンBr
鈴木玲奈:ソプラノSp
山本康寛:テノールTn

●ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」から
「序曲」/「行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って」#
●マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」から
「オレンジの花は香り」#
●ヴェルディ:歌劇「椿姫」から
第1幕への「前奏曲」/「あの人から遠くはなれていては」Sp/「ああ、そは彼のひとか〜花から花へ」Sp/「乾杯の歌」Sp/Tn/#
●ワーグナー:歌劇「ローエングリン」から
第3幕への「前奏曲」/「婚礼の合唱」#
●ワーグナー:歌劇「タンホイザー」から
「夕星の歌」Br/「歌の殿堂を讃えよう」#
●エルガー:行進曲「威風堂々」第1番#







神奈川フィル専属のアマチュア合唱団。創立20年ということで、合唱団が主役のコンサート。
主としてオペラの合唱曲主体だが、ソプラノやテノールのプロ歌手の独唱も。
全て、聴き馴染んだものばかりで楽しめた。

合唱団は、名簿を数えたら凡そ女声60、男声30。

P席全部とRA・LAの一部を2人空けの拡大市松模様で並んだが、男声が上手側にちんまり収まったのはどうも迫力を欠いた気がする。
スカスカ配置だから、アマチュアといえども全員NoMaskだ。

「第九」の合唱のように高域で声を張り上げる曲がなかったせいか、全て良くできました!感じ。

定期演奏会ではなく1回券なので、久しぶりに…調べたら、2016年11月の独カンマーフィル以来だから6年3月ぶりに2階席で聴いてみた。正面最前列。

やはり1階席中央とは様子が違う。
遠い。
生々しさがない代わりにぼんやりとまとまりがいい。

評価のレンジは2-4という感じ。安全に聴けるというところか。
僕の好きな、1階席中央の中央だとレンジは1-5だ。非常に良い時もあるがひどい時もある。その僅かな5の機会を求めて席にこだわっている。

♪2023-038/♪みなとみらいホール-09

2018年7月7日土曜日

日本フィルハーモニー交響楽団 第702回東京定期演奏会

2018-07-07 @サントリーホール


広上淳一:指揮
日本フィルハーモニー交響楽団
合唱:東京音楽大学*

ソプラノ1:鈴木玲奈*
ソプラノ2:吉田和夏*
アルト:中山茉莉*
テノール:吉田浩之*
バス:浅井隆仁*

J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068
尾高惇忠:交響曲《時の彼方へ》
J.S.バッハ:マニフィカト ニ長調 BWV243*
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アンコール
J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番から「アリア」

7月の日フィル横浜定期は14日で、これが神奈川フィルの県民ホール定期とダブったので、この東京定期と振り替えた。振替なので席は選べず、同じクラスの中で空いている席をあてがわれる。多分、その中でも良い席を選んでくれるのだろうと信じたいが、何と、前から7列目の上手寄りだった。上手はさほど抵抗ないが、7列目はきつい。室内楽や独奏ならかぶりつきも歓迎するが、オーケストラでは勘弁してほしい。本当にここしか席がなかったのだろうか、と不信感が残る。

最初はJ.S.バッハの管弦楽組曲第3番だった。上手から斜めに見ているので編成は正確にはわからないけどコンバスが8本あるところから16型らしい。こんな特大編成でバッハをやるのかなあ、と思っていたら、やるのだ。

冒頭は管楽器のファンファーレ(?)だが、これがもうケタタマシイ。弦のうねるような音型は耳が慣れるまでしばらくは全然聞き取れなかった。
有名な第2曲「アリア」もとても「Air」ではない。うるさい。
第一こんな編成で管弦楽組曲をやる意味はなんだろう?
7列目という厳しい環境の下でかくもにぎやかなバッハを聴かされたのでまずはそこに抵抗感を感じてしまった。

でも、最前列に座っているファンも居るのだからなあ。こんな前で聴くぐらいならP席のほうがずっと気持ちよく聴けるよ。

次の曲は尾高惇忠氏の交響曲だった。初めて聴いた。いつの間にか寝てしまっていた。なので、皆目覚えていない。思い出そうとしてYoutubeで探したが出てこない。この日の3曲中一番長い35分のそこそこ大曲なのに、情けないものだ。

最後が、これもまともに聴くのは初めてのバッハのマニフィカトニ長調。これは独唱が5人に合唱が付く大編成だ。ここでオケの編成が少し小さくなったように思うが確認できない。
独唱はソプラノが2人の5声部だが、合唱も同様の5声部だ。珍しいように思うが、バッハの声楽作品ではそうでもないのかもしれない。

Magnificatはルカ伝第1章「マリアの賛歌」の作曲で、本来はカトリックの聖務日課のうちの晩課(夕べの祈り)のための音楽だったが、バッハの時代にはプロテスタントでも作曲されるようになったそうだ。J.S.バッハはもちろんプロテスタントだ。

初めて聴いた印象と言っても、この時代の音楽は既視感ならぬ既聴感一杯で、特に突き刺さったようなものはないけど、全編、穏やかに聴ける。
「晩課」といえば、個人的にはなんと言ってもモンテヴェルディの「晩課」(聖母マリアの夕べの祈り)が大好きだが、この「マニフィカト」も聴き慣れると大切な1曲になるのかもしれないな。

♪2018-081/♪サントリーホール-07

2017年4月7日金曜日

小ホール・オペラシリーズ 気軽にオペラ!「ラ・ボエーム」(全4幕・イタリア語上演日本語字幕付き)

2017-04-07 @みなとみらいホール


プッチーニ作曲オペラ「ラ・ボエーム」(全4幕・イタリア語上演日本語字幕付き)

指揮:田島亘祥
演出:今井伸昭
ピアノ:朴令鈴

ミミ:新垣有希子(ソプラノ)
ロドルフォ:大川信之(テノール)
ムゼッタ:鈴木玲奈(ソプラノ)
マルチェロ:門間信樹(バリトン)
ショナール: 泉良平(バリトン)
コッリーネ:田中大揮(バス)
ベノア・アルチンドロ:志村文彦(バス)

今年はたまたまだけど、「ラ・ボエーム」を2回観ることになった。6月の日生劇場公演は劇場も好きだし、ミミ役が砂川涼子だというのも楽しみ(N響カルメンでミカエラを好演した。)。

今日のみなとみらいホール恒例の「気軽にオペラ!」シリーズも「ラ・ボエーム」で、日生劇場版の予習としてもこういうタイミングで上演されるのは嬉しい。

METなどの録画ディスクを何種類か持っているが、今回改めて早送りしながら観直した。というのも演出によって、ミミの性格がだいぶ変わる。

MET版<ミミ役アンジェラ・ゲオルギウ>では、初めてロドルフォの部屋を訪ねた際に、ミミが部屋の鍵を失くしたのは故意ではなさそうだが、ろうそくは自分で吹き消している。
映画版<アンナ・ネトレプコ>と藤原歌劇団<砂川涼子>公演では、鍵は脱力状態で落としてしまった。ろうそくも風で自然に消えたらしい。
つまり、お針子ミミの娼婦性を隠そうとしないのがMET版で、その他は隠してある。
この違いは物語全体を考える時に無視できない要素だと思うが、では、「気軽にオペラ!」ではどう演出し演じられたかというポイントをすっかり外してしまった。

♪2017-53/♪みなとみらいホール-14