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2024年6月21日金曜日

新日本フィル:すみだクラシックへの扉#24

2024-06-21 @すみだトリフォニーホール



ヤデル・ビニャミーニ:指揮
新日本フィルハーモニー交響楽団
小曽根真:ピアノ*

ガーシュウィン(ベネット編):交響的絵画「ポーギーとベス」から
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー*

:ダンソン・ヌメロ・ドス
ガーシュウィン:子守歌
ガーシュウィン:パリのアメリカ人
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MO'S NAP*
ポンキエッリ:歌劇「ラ・ジョコンダ」から「時の踊り」


何度も聴いている曲も初めての曲(ダンソン・ヌメロ・ドス/子守歌)も親しみやすくて気楽に楽しめたし、今日も新日フィルは水準の高い演奏だった。

小曽根真のオケ伴曲は何度も聴いているが、ほとんどが、純粋なクラシックで、彼のラプソを聴いたのは初めて。やはり水を得た魚というか、こういうジャンルの方が好き放題に弾けるのではないか。そんな様子だった。

2024-088/♪すみだトリフォニーホール-05

2023年3月18日土曜日

新日本フィル:すみだクラシックへの扉#13

2023-03-18 @すみだトリフォニーホール



大植英次:指揮
新日本フィルハーモニー交響楽団
小曽根トリオ*
 小曽根真:ピアノ
 小川晋平:ベース
 きたいくにと:ドラムス

小曽根真:ピアノ協奏曲「SUMIDA」(新日本フィル創立50周年委嘱作品/世界初演)*
ワーグナー:歌劇『ローエングリン』から「エルザの大聖堂への行進」
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 WAB.109(ハース版)
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小曽根真:エイジアン・ドリーム(ピアノ・ソロ)*




昨夏以来の大植ちゃんにまずはびっくり!
なんという変わりよう。以前は、顔もお腹もパンパンだったが、えらくスリムに。多分20Kg位は減量できた(痩せ衰えた?)。
同時にギラギラと漲る情熱・自信・オーラは少なくなっていたと思う。病気でなければいいけど。

前半は小曽根トリオとの協奏曲。初演。
小曽根はいつものようにセンスのない服装だ。パン職人か、化学実験助手みたいな白装束が浮いている。
彼自身の作曲による作品は、仕掛けに満ちてはいても結局既視感強く面白みに欠けた。彼の音楽はどこへゆく?二兎追っていずれ行方不明になりはすまいか。

このところどこのホールも音が硬い。墨鳥も例外ではなく、ブルックナーは熱演だったが響に潤いを欠いた。



終盤は演奏にも疲れが出たか、終楽章冒頭のVn1の9度の跳躍音がG線でスラーの為か探り弾きのようで音程が瞬時には定まらず。最後の管のppによるロングトーンでは息切れ状態に。
お疲れ様…

♪2023-047/♪すみだトリフォニーホール-02

2022年3月5日土曜日

神奈川フィル創立50周年記念公演 〜川瀬賢太郎常任指揮者退任公演〜 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 第375回定期演奏会

2022-03-05 @県民ホール



川瀬賢太郎:指揮
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
小曽根真:ピアノ*

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番Cm Op.18
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
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小曽根真:My Tomorrow


今日は賢太郎氏8年間の神奈川フィル常任指揮者としての最後の公演だったが、残念ながら今日の出来は「ハズレ」とは言わないまでも「アタリ」とも言えなかった。

でも氏の功績は大きい。
特に在任期間の後半、神フィルがメキメキ腕を上げてきたのは彼の薫陶の成果だろう。

就任後に揉めていた労使紛争が解決し、解散の危機も囁かれた財政赤字もなんとか乗り越えて、団員もようやく音楽に専念できる環境が整いつつあるタイミングでの就任だから、賢太郎氏の音楽的才覚だけでオケが腕を上げた訳ではないはずだが、その点を考慮しても寄与する処大だった。

この後、4月からは沼さんが引き継ぐのが楽しみで、ますます磨き上げてほしい。

地元贔屓ではなく、本気で、日本の三大オケくらいの実力を時として発揮する実力を持っていると思っている。

(ま、今日のマーラーなんか聴いていると、日本の五大オケくらいかと思ってしまうけど…。)

前半は小曽根真がラフマ2番を弾いた。彼の協奏曲は、これ迄にモーツァルト2回、バーンスタイン、ガーシュイン、ラフマニノフⅡ番2回聴いた。

毎回、今日も、Jazzyなアドリブ入りだった。
公演主催者はそれがウリでもあり、軽いアドリブをお客が楽しみにしている、と考えているのだろう。彼自身も?

これが🅐一つのジャンルを築けるならいいが、純粋クラシックでもなく、ましてやJazzでもない音楽はイソップの蝙蝠みたいな末路を辿りはしないか?

🅑全曲Jazzぽくアレンジするか、🅒作曲家の書いた楽譜に忠実にやるか。
僕は、🅐軽いアドリブなどでお茶を濁さず🅑を試みてほしいと思う。

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どうしようかと思ったけど、メインの「巨人」について触れないのも、寝ていたのかと思われそうだから、ちょこっと書いておこう。

マーラーには奥手だったので今もあまり素直になれない。
でも、大袈裟な編成によるこけ脅し的で、見栄えの良い、劇伴みたいで、俗ぽいところが時にツボに嵌る事がある。
過去に、Pヤルヴィが首席指揮者になる前のN響との演奏。
エストラーダ指揮hr響の演奏等指揮者の構成力とオケの技量と聴き手の素直な心が重なった時に、”超特盛大管弦楽曲”として楽しんだ。

が、三者が噛み合わなかったり、不足していると長いだけの悲惨な結果に。

今日は、少なくとも後2者に欠けるところがあったので、終演後の大拍手の渦に囲まれながら一人白けていた。
ティンパニー2組も、ホルン7人の立奏も、木管を銃のように構えるのも、音楽的には必然とは思えない。

ああ、なんて俗っぽいんだ!これはショーか!
…の疑問を問答無用に吹き飛ばす演奏を聴きたい。

♪2022-030/♪県民ホール-05

2021年7月1日木曜日

東京都交響楽団 第931回 定期演奏会Bシリーズ

 2021-07-01 @サントリーホール



アラン・ギルバート:指揮
東京都交響楽団
小曽根真:ピアノ*

ペッテション:交響曲第7番 (1967)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18*


都響としても1年半近く来日できなかったアラン・ギルバート久々の登場に加え、人気者小曽根真がラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番をどうPlayするかという興味などで開演前から熱気を孕んだ客席だったが、終演後は案の定の大喝采。


臍曲がりの僕は、そんなに感激する程のことはないのに…と一人冷めていた。


初聴きのペッテション交響曲第7番(1967)は単一楽章で演奏時間44分、って厄介だなと思いながら聴いていたが、現代曲ながら調性あり。煩いところもあるが、解説に第3楽章に相当する弦楽合奏部分が本曲中の白眉と書いてあったが確かに。そこ以外はどうだったかな。


オケは最終部分の高域(倍音Vn)に難。これはいつものことだが。


小曽根はラフマ2番をカデンツァはもとより、ラフマが楽譜を記した部分もだいぶアドリブを効かせた。元々がJazzぽい音楽だし、巧妙に原譜を生かしながらのアレンジなので違和感なく楽しめた。


オケも16型から14型に縮小して良いバランスだった。

(それでも指揮者通路が確保できないってなぜ?普通、出入りは下手の袖から登場するが、今日は、オケが目一杯舞台に陣取り、おまけに下手にはピアノが待機していたので通路が確保できなかったようだ。上手から登場し、一旦階段で客席床まで降りて客席を歩き、中央の指揮台近くに設けられた階段で舞台に上がるという、前代未聞の登退場だった。小曽根も同じ。)


さて、小曽根に期待されることは楽譜厳守の古典音楽をJazzぽく演ることなのか?

楽譜どおりの演奏もできるだろうにそういう演奏は彼には期待されないのだろうか?

いつまでもこの路線でいいのか?

勿論古典音楽のJazzyな破壊という革命的な一分野を開拓できれば良いが、世間は受け入れるかな。


♪2021-064/♪サントリーホール-08

2020年1月24日金曜日

新日本フィル:#28ルビー<アフタヌーン コンサート・シリーズ>

2020-01-24 @すみだトリフォニーホール


キース・ロックハート:指揮
新日本フィルハーモニー交響楽団

小曽根真:ピアノ*

バーンスタイン:『キャンディード』序曲
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲ヘ長調*
バーンスタイン:オン・ザ・タウン
ガーシュウィン:パリのアメリカ人
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ガーシュウィン:ストライク・アップ・ザ・バンド

キース・ロックハートという初顔の米国人がバーンスタインとガーシュウィンの陽気で賑やかな音楽を楽しそうに演奏した。
4曲中全く聴き馴染みがなかったのがピアノ協奏曲だが、これも爽快だった。
小曽根のピアノがアドリブ効かせて、超ビッグバンドジャズを彷彿とさせた。

こういう、肩肘張らないのが嬉しい。

「東フィルと新日フィルにハズレなし」という自家製格言は東フィルが前回怪しかったけど、新日フィルは本当にハズレない。いつも高水準の演奏を聴かせる。すみだトリフォニーもとても好ましい響きだ。
今日は、ピアノ協奏曲の演奏前に、小曽根とロックハートによる短いお喋りがあった。両者ともマイクを使ったが、その声がよく聴き取れた。このサイズのコンサートホールでは残響で発音がぼやけてしまう事も少なくないが、PA装置も考えてあるのかも知れないが、無駄な響きがない。

こういう良い響のホールで外さない演奏を聴くのは誠に以て楽しい。

しかし、1階席のは(後方を除いて)傾斜不足なために、前席の頭が邪魔なのがつらい。もっと傾斜をつけるか、県民ホール、オペラシティ、日生劇場のように1列毎半席分ズレた配置にしてくれたら良かったのだが。

♪2020-011/♪すみだトリフォニーホール-01

2018年1月13日土曜日

日本フィルハーモニー交響楽団 第334回横浜定期演奏会

2018-01-13 @みなとみらいホール


山田和樹:指揮
日本フィルハーモニー交響楽団
ピアノ:小曽根真*

バーンスタイン:《キャンディード》序曲
​バーンスタイン:《キャンディード》組曲
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
バーンスタイン:交響曲第2番《不安の時代》*
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アンコール
バーンスタイン:「On The Town」から”Some Other Time”*

今年はバーンスタインの生誕100年ということで、あちこちの演奏会でベーンスタインの作品が取り上げられるようだ。
それにしては、今日の演奏会は、バーンスタイン3本に何故かラヴェルが1本。これがどうバーンスタインと結びつくのかはプログラムにも書いてなくてサッパリ分からない。新年の演奏会であるから、ウィンナ・ワルツを1曲混ぜるというなら分からないでもないが、バーンスタインの小品かせめて小曽根が客演しているのだからラプソディインブルーでも組み合わせて欲しかったが「高雅で感傷的なワルツ」ではどうしても違和感がある。

山田和樹指揮のオケは上出来。「キャンディード」序曲冒頭のブラスの咆哮で気持ちを掴まれた。この序曲自体は時々演奏会で取り上げられるし、個人的にはミュージカルのディスクも持っているので馴染みがある。そして、この曲を聴きながら、近・現代の管弦楽の発達というのは、まこと管楽器・打楽器の発展だったなあと得心した。もちろん、弦楽器はここ数百年なんにも変わっていないのだから、こんなことはあたり前のことなのだけど、「キャンディード」序曲では、ほぼ全曲に渡って、管・打楽器が大活躍するのであって、弦楽器はお手伝い役にすぎないように思う。
そんな風に思いながら次の「キャンディード」組曲を聴いても、やはり、主体は管・打楽器のようだ。こちらは声楽に変わるものとして弦が旋律を受け持つ部分もあるが、そもそもが旋律というよりリズム主体の音楽なので、弦の役割は小さい。

さて、メインの「不安の時代」は、その名を知っていた程度であり、ナマで聴くのはもちろんCDなどでも聴いたことがなかったので「キャンディード」と違ってまったく馴染みがない。

全体は大きく二つの部分に分かれている、と解説に書いてあり、それは聴いていても明確に分かったが、その二部の各部はそれぞれが3部に分かれていて、前半の第二部の第2部と第3部がそれぞれに7つの変奏曲でできていると書いてあるのだが、そんなことは聴いていても分かるはずもない。正直なところ、7つの時代だの7つの段階だの無意識の領域だの分かるはずがない。
まあ、純粋なクラシックというより、ジャズっぽい部分もあって、聴いていて退屈するような音楽でもないけど、先日のツェムリンスキー:交響詩《人魚姫》のように、抵抗感は乏しいけども35分も聴かされてはたまらんという感じだったな。

♪2018-004/♪みなとみらいホール-01

2017年5月21日日曜日

東京交響楽団 川崎定期演奏会 第60回

2017-05-21 @ミューザ川崎シンフォニーホール


ジョナサン・ノット:指揮
東京交響楽団
小曽根真:ピアノ*

モーツァルト:ピアノ協奏曲第6番変ロ長調 K238*
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 WAB105(ノヴァーク版)
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アンコール
小曽根真:My Witch's Blue*

ジャズとクラシックの二股かけて人気の小曽根真を独奏に迎えたモーツァルトのPf協6番とブルックナーの5番という組合せ。80分近い後者だけでも十分だと思うけど、それでは定期会員外のお客様を呼べないからかも。ともかく、ほぼ満員の盛況だった。

モーツァルトのPf協は番号付きだけでも27曲も。全曲を数回は聴いているが、番数1桁はほぼ区別がつかぬ。10番台には多少覚えがあり、20番以降で馴染みが登場する。ので6番は初めてまともに向き合った。でも、小曽根の本領はアンコールだった。

ブルックナー5番。この人の作品を若い頃は避けていた。彼の音楽を聴き通す時間があれば他の音楽を聴きたい。
が、近年ようやく「長いだけが能」ではないな、と好感しつつあるところだ。しかし、今日は演奏の上出来にもかかわらず、入魂できなかった。

今季から席を変えて2階から1階に降りた。より一層強い音圧に塗れて音楽に没入したいからだ。その点は期待どおりだったが、前席のオヤジがデカイ!視界を遮られて鬱陶しい。彼も定期会員ならこの悲劇が1年続く…と思うとなかなか没入できなかった。

余談だが、帰宅後モーツァルトピアノ協奏曲全27曲の第1楽章冒頭だけ聴いてみた。♪♬♫のリズムで始まる作品が多い(7、13、16、17、18、19)のを発見。短調は20、24だけだし、これじゃ紛らわしいはず。

♪2017-089/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-08

2016年5月15日日曜日

N響第1835回 定期公演 Aプログラム

2016-05-15 @NHKホール


尾高忠明:指揮
NHK交響楽団
チック・コリア&小曽根真:ピアノ*

武満徹:波の盆(1983/1996)
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲変ホ長調K365*
エルガー:変奏曲「謎」作品36
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アンコール
チック・コリア:スペイン*


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モーツァルト2台のピアノのための協奏曲。
ナマでは初聴き。
面白いのは、独奏ピアノが2人共ジャズの大御所。チック・コリアと小曽根真ときている。N響も随分大胆なことをやってくれるよ。

とは言っても、オケもピアノも楽譜どおりにモーツァルトを演奏する。ひょっとして部分的に気が付かないくらいのアドリブを混ぜていたかもしれないが、要するに気が付かない。
しかし、第1楽章終盤と第3楽章のカデンツァは、このためにジャズピアニストが呼ばれたのだろう、モダンなモーツァルトに変貌して面白かった。カデンツァといっても予め譜面に起こされたものではなく、チック・コリアのモチーフによる即興演奏だったようだ。

熱狂的歓呼に応えたアンコールはチック・コリアの作品「スペイン」。本来はピアノソロ用なのだろうが、ここでは当然ピアノデュオだ。これがいい!


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何を隠そう、僕はチック・コリアファンといえる程でもないが、昔から好きなピアニストだ。初めて聴いたのが「Piano Improvisation 1」というLPの最初のトラックに収められていた「Noon Song」。
初発が1971年だから僕がオーディオ・ショップで聴いたのも70年代だったのだろう。40年以上前だ。ピアノソロが実に美しい。また、録音が良いのも魅力で、すぐLPを購入した。
その後LPは処分してしまったが、CD復刻版を見つけて購入した。ジャズの分野で1人のアーティストのCDを4枚も所有しているのはチック・コリアだけだ。
そんな訳で、ようやくチック・コリアをナマで聴くことが出来たのも感慨無量だった。「スペイン」という作品は初聴きだったが、部分的に「Noon Song」ぽいフレーズ、チック・コリア節が再三登場した。

小曽根真もノリの良い人で、2人の丁々発止の即興演奏は素晴らしかった。
客席の熱狂ぶりも、この日はクラシックコンサートとも思えぬ盛り上がりだった。


N響facebookから
後半尾高忠明得意のエルガー「謎(エニグマ)」も良かった。ナマで全曲聴いたのは初めて。神奈川フィルのみなとみらい定期3月にやはり尾高忠明の指揮で英国音楽を取り上げた際のアンコールがこの「謎(エニグマ)」の第9変奏「ニムロッド」で、これは心を洗われるような美しさだ。


2016-067/♪NHKホール-04

2014年4月30日水曜日

みなとみらいクラシック・クルーズ Vol.55三浦一馬バンドネオン・リサイタル

2014-04-30 @みなとみらいホール


三浦一馬:バンドネオン
BABBO:ピアノ

~魅惑のタンゴ~
ピアソラ:オブリヴィオン
ピアソラ:バンドネオン協奏曲より 第1楽章
小曽根真:名も無き英雄
マルコーニ:モーダ・タンゴ
ピアソラ:アディオス・ノニーに
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アンコール
ピアソラ:リベルタンゴ


みなとみらいクラシック・クルーズは、3月から9月までの間に、月1回のペースで、みなとみらいホールの大ホールで3日、小ホールで3日、平日のお昼と午後の2回に開催される短時間の主として室内楽コンサートだ。
僕は午後の部を選んだ。

今日のバンドネオンリサイタルは、そのなかでは異色のプログラムだが、お昼の部ではいわゆる西洋のクラシック作品ばかり取り上げていたようだが、午後の部はモダンタンゴの旗手とかタンゴの革命家とか言われるピアソラ中心だった。

ピアソラの作品はCDで何曲か持っているし、たまに聴くけど、今日のプログラムでは知っている曲が一つもなく、僕にとっては一番有名で好きな「リベルタンゴ」がないのが淋しいなと思っていたが、アンコールで満を持して演奏してくれてよかった。

これまでもバンドネオン~タンゴバンドを聴いたことはあるけど、2千人を超えるキャパシティの大ホール(お客は半分くらいだったと思うけど。)で大丈夫なのだろうかと思ったが、小さな楽器なのに案外大きな音が響き渡り、十分な迫力があった。

バンドネオンの三浦一馬って人を知らなかったけど、90年生まれというから23歳くらいだ。びっくりするよ。

今日は、伴奏がピアノ1台だが、ピアソラがバンドネオン協奏曲を書いていると知ったので、一度、これをオーケストラとの協演で聴いてみたいものだ。


♪2014-37/♪みなとみらいホール19