2017-05-21 @ミューザ川崎シンフォニーホール
ジョナサン・ノット:指揮
東京交響楽団
小曽根真:ピアノ*
モーツァルト:ピアノ協奏曲第6番変ロ長調 K238*
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 WAB105(ノヴァーク版)
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アンコール
小曽根真:My Witch's Blue*
ジャズとクラシックの二股かけて人気の小曽根真を独奏に迎えたモーツァルトのPf協6番とブルックナーの5番という組合せ。80分近い後者だけでも十分だと思うけど、それでは定期会員外のお客様を呼べないからかも。ともかく、ほぼ満員の盛況だった。
モーツァルトのPf協は番号付きだけでも27曲も。全曲を数回は聴いているが、番数1桁はほぼ区別がつかぬ。10番台には多少覚えがあり、20番以降で馴染みが登場する。ので6番は初めてまともに向き合った。でも、小曽根の本領はアンコールだった。
ブルックナー5番。この人の作品を若い頃は避けていた。彼の音楽を聴き通す時間があれば他の音楽を聴きたい。
が、近年ようやく「長いだけが能」ではないな、と好感しつつあるところだ。しかし、今日は演奏の上出来にもかかわらず、入魂できなかった。
今季から席を変えて2階から1階に降りた。より一層強い音圧に塗れて音楽に没入したいからだ。その点は期待どおりだったが、前席のオヤジがデカイ!視界を遮られて鬱陶しい。彼も定期会員ならこの悲劇が1年続く…と思うとなかなか没入できなかった。
余談だが、帰宅後モーツァルトピアノ協奏曲全27曲の第1楽章冒頭だけ聴いてみた。♪♬♫のリズムで始まる作品が多い(7、13、16、17、18、19)のを発見。短調は20、24だけだし、これじゃ紛らわしいはず。
♪2017-089/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-08