オペラ:ワーグナー「ジークフリート」ハイライトコンサート全3幕
〈ドイツ語上演/字幕付〉
城谷正博:指揮
エレクトーン:西岡奈津子&小倉里恵
パーカッション:高野和彦&古谷はるみ
ジークフリート:今尾滋
ミーメ:青地英幸
さすらい人:大塚博章
アルベリヒ:友清崇
ファフナー:志村文彦
エルダ:石井藍
ブリュンヒルデ:橋爪ゆか
森の小鳥:三宅理恵
オケピの中には指揮者のほかにエレクトーン2台、ティンパニ2組を含むパーカッション2人。ところがこの4人オケが素晴らしいのにまずはびっくり。
長らくエレクトーンの音を聴いていなかったが、楽器も進歩しているのだろうな。もちろん何より2人の奏者の腕前を褒めるべきだろう。編曲も素晴らしく、僅か4人でも大編成のオケと錯覚する音量と響きだ。ティンパニの2組も大活躍。
本篇は正味4時間位のところ、今回は上手に端折ってあって、ほとんど違和感ないまま正味2時間の短縮版だった。
舞台装置は簡素だったが不満はない。何しろ、ワーグナーの音楽がオケもそれらしく、歌もナマで聴けるのだから。
歌手のレベルは分からないが、既にオペラの舞台経験を積んだ人達で素人の耳には驚くばかりに上手だ。特にタイトルロールやブリュンヒルデなど歌いきるのも容易ではない難役のようだが見事だった。
6月、10月の本公演が楽しみだ。
♪2017-086/♪新国立劇場-5