2017年5月4日木曜日

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017 No.133 〜堀正文ほかによるピアノ・トリオ

2017-05-04 @東京国際フォーラムB5


堀正文:バイオリン
グザヴィエ・フィリップ:チェロ
ネルソン・ゲルナー:ピアノ

ハイドン:ピアノ三重奏曲第25番ト長調 Hob.XV:25「ジプシー・ロンド」
コダーイ:チェロとピアノのためのソナチネ
コダーイ:バイオリンとチェロのための二重奏曲 op.7 から 第3楽章
ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調 op.53 「英雄」

ピアノ・トリオメンバーが揃って、演奏したのはハイドンのトリオだけ。これが冒頭の曲で、次はチェロとピアノ、その次はバイオリンとチェロの作品、最後はピアノ独奏と、規模はだんだん尻すぼみ。
普通は逆でしょう。
最後に全員が揃ってピアノ・トリオでカタルシスを演出すると思うが、なんか、落ち着かないプログラムだった。ラストのカーテンコールでさえ3人が揃うかと思いきやピアニストだけだった。

あちこちで別のグループと掛け持ち演奏しているからかもしれない。
「熱狂の日」の3日間の、僕にとっては冒頭を飾るステージだったが、少し気が削がれた出発となった。

もっとも、演奏の方は、もう3人とも熟達の名手で、ろくにリハーサルをせずとも、始まったら自然に合ってしまうような感じなのだろうな。そんな無駄に力の入らない演奏だった。

♪2017-68/♪東京国際フォーラム-01