2017-05-27 @みなとみらいホール
尾高忠明:指揮
読売日本交響楽団
グザヴィエ・ドゥ・メストレ:ハープ*
芥川也寸志:弦楽のための三楽章「トリプティーク」
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲(ハープ版)*
ブラームス:交響曲第1番ハ短調 作品68
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アンコール
ファリャ:「はかなき人生」からスペイン舞曲第1番*
遅刻していったので芥川作は聴けなかった。
アランフェス協奏曲は、珍しいことにオリジナルのギターに代わってハープが独奏だ。ハープと言えばアルペジオかグリッサンドと決まっている風だが、今回は当然ギターぽく演奏するので超大型ギターの如し。ハープにこんな音も出たのかと驚く。
ブラ1に関しては、ちょうど先週同じ場所でインキネン+日フィルで聴いたばかりで、その際の冒頭の溢れ出さんばかりの切迫感を聴かせるリズムに比べると、尾高師のテンポは熟成した正統派の貫禄を見せた。好みは前者だけど、こちらが本物かも。
ところで、ブラームスの4つの交響曲について、鑑賞記録を残している2013年以降で演奏会で聴いた回数を数えてみたら1番6回、2番10回、3番、4番各1回だ。全体の半数以上を2番が占めている。3、4番も名曲なのにオケはどうして取り上げてくれないのだろ。
♪2017-093/♪みなとみらいホール-22