2024年5月22日水曜日
新国立劇場オペラ「椿姫」
2022年12月10日土曜日
かなっくクラシック音楽部 テノールトリオdeクリスマスコンサート
2022年3月16日水曜日
オペラ:ヴェルディ「椿姫」
2021年11月26日金曜日
東京二期会オペラ劇場 NISSAY OPERA2021提携 オペレッタ『こうもり』
2021-11-26 @日生劇場
指揮:川瀬賢太郎
演出:アンドレアス・ホモキ
管弦楽:東京交響楽団
合唱:二期会合唱団
舞台美術:ヴォルフガング・グスマン
照明:フランク・エヴィン
合唱指揮:根本卓也
演出助手:上原真希
原語指導:佐々木典子
舞台監督:幸泉浩司
公演監督:加賀清孝
アイゼンシュタイン⇒小林啓倫
ロザリンデ⇒木下美穂子
フランク⇒杉浦隆大
オルロフスキー⇒成田伊美
アルフレード⇒金山京介
ファルケ⇒加耒徹
ブリント⇒大川信之
アデーレ⇒雨笠佳奈
イダ⇒内山侑紀
フロッシュ⇒森公美子
台本:カール・ハフナー、リヒャルト・ジュネー
原作:アンリ・メイヤック、リュドヴィク・アレヴィ『レヴェイヨン(夜食)』
作曲:J.シュトラウスⅡ
ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演
オペレッタ『こうもり』
全3幕(日本語字幕付原語(ドイツ語)歌唱/日本語台詞上演)
歌は原語、セリフは日本語というのがやりにくい?2017年の初演時ももどかしかったことを記憶している。
歌唱力ではなく喜劇役者としての力量を求められるフロッシュ(森公美子)の独擅場も気持ちが乗らず。無駄に話が長かった。
そのフロッシュが上司フランク(杉浦隆大)にお喋りが「長いっ!」と叱られたのは芝居の台詞というより本音のようでおかしかった。
抜群の歌唱力を見込んで木下美穂子:ロザリンデの日を選んだが、珍しく不発。ファルケ(加耒徹)もオルロスキー(成田伊美)もアデーレ(雨笠佳奈)もダメ。
アイゼンシュタイン:小林啓倫は健闘していた。
演技力のある歌手が集まり、良い演出のもとで歌えば、本当に傑作なのだから、今日のは残念無念。
2018年新国の「こうもり」は目下「マイスタージンガー」出演中のAエレートがアイゼン〜役で、実に面白かった。同じ演出でも昨年版は弾けず。歌だけじゃないのが難しいな。
♪2021-140/♪日生劇場-06
2018年11月22日木曜日
日生劇場会場55周年記念公演 NISSAY OPERA 2018 モーツァルトシリーズ『後宮からの逃走』
指揮:下野竜也
演出:ギー・ヨーステン
管弦楽:東京交響楽団
合唱:二期会合唱団
セリム:大和田伸也
ベルモンテ:金山京介
ペドリッロ:升島唯博
コンスタンツェ:松永知史
ブロンデ:冨平安希子
オスミン:加藤宏隆
モーツァルト作曲 オペラ『後宮からの逃走』全3幕
(原語[ドイツ語]上演・日本語字幕付)(セリフの一部は日本語)
台本:ゴットリーブ・シュテファニー
予定上演時間:約2時間25分
第Ⅰ、Ⅱ幕 80分
--休憩25分--
第Ⅲ幕 40分
今季のNISSAY OPERAはモーツァルト4作。
所謂4大歌劇から「フィガロの結婚」に代えて「後宮〜」が入った。
「魔笛」、「ドン・ジョヴァンニ」、「コジ・ファン・トゥッテ」については、音楽はともかく、物語になかなか納得できないので、どうにもカタルシスが得られない。その点、本作の物語はおおむね腑に落ちるし、無理なく幕が閉まるのがいい。
物語で重要な役割を果たすトルコの太守・セリム(後宮の主)には歌がない(このオペラ自体が、歌付き芝居=ジングシュピールと呼ばれていて、セリフ劇の中に歌も登場するので、もっぱらセリフのみ受け持つ役も興行的に必要だったのではないか。J.シュトラウスⅡの喜歌劇=オペレッタ「こうもり」でも看守役には歌がなく、その役は有名な喜劇役者が演ずることが多いようだ。)。
歌のないセリムのセリフだけ日本語(部分的にはドイツ語のやり取りもあった。)というのも変だが、ここを日本語にしなくちゃ大和田伸也という舞台役者を登用する意味は無いのだろう。
美術・舞台装置は良かった。
日生劇場では、舞台があまり広くないので大掛かりな舞台装置を配置することはできない。その制約との戦いの中で色々なアイデアを巡らすのだろう。その出来栄えに感心することが多い。
今回も、シンプルな装置だった。
4つ折りの屏風のような構造物を4角に畳んだり3角に畳んだりして場面が変わる。
特に2、3幕との差で終幕が実際以上に豪華な後宮に見えるのが面白い。
欲を言えば、幕切れの演出に工夫がほしかった。セリムは復讐に走ってもよいはずだが、寛大な心で若者たちを後宮から逃走させてやる。立派な行いであるが、その心情がうまく描かれないと、取ってつけたような安易な「まとめ」になってしまう。今回もちょっとそんな気がした。