2021年11月26日金曜日

東京二期会オペラ劇場 NISSAY OPERA2021提携 オペレッタ『こうもり』

2021-11-26 @日生劇場



指揮:川瀬賢太郎
演出:アンドレアス・ホモキ

管弦楽:東京交響楽団
合唱:二期会合唱団

舞台美術:ヴォルフガング・グスマン
照明:フランク・エヴィン
合唱指揮:根本卓也
演出助手:上原真希
原語指導:佐々木典子
舞台監督:幸泉浩司
公演監督:加賀清孝

アイゼンシュタイン⇒小林啓倫
ロザリンデ⇒木下美穂子
フランク⇒杉浦隆大
オルロフスキー⇒成田伊美
アルフレード⇒金山京介
ファルケ⇒加耒徹
ブリント⇒大川信之
アデーレ⇒雨笠佳奈
イダ⇒内山侑紀
フロッシュ⇒森公美子

台本:カール・ハフナー、リヒャルト・ジュネー
原作:アンリ・メイヤック、リュドヴィク・アレヴィ『レヴェイヨン(夜食)』
作曲:J.シュトラウスⅡ
ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演
オペレッタ『こうもり』
全3幕(日本語字幕付原語(ドイツ語)歌唱/日本語台詞上演)


馴染みの歌の連続なので音楽はとても楽しめるが、半分は地の芝居なので、演技・演出に工夫が必要。

歌は原語、セリフは日本語というのがやりにくい?2017年の初演時ももどかしかったことを記憶している。


歌唱力ではなく喜劇役者としての力量を求められるフロッシュ(森公美子)の独擅場も気持ちが乗らず。無駄に話が長かった。


そのフロッシュが上司フランク(杉浦隆大)にお喋りが「長いっ!」と叱られたのは芝居の台詞というより本音のようでおかしかった。


抜群の歌唱力を見込んで木下美穂子:ロザリンデの日を選んだが、珍しく不発。ファルケ(加耒徹)もオルロスキー(成田伊美)もアデーレ(雨笠佳奈)もダメ。

アイゼンシュタイン:小林啓倫は健闘していた。


演技力のある歌手が集まり、良い演出のもとで歌えば、本当に傑作なのだから、今日のは残念無念。


2018年新国の「こうもり」は目下「マイスタージンガー」出演中のAエレートがアイゼン〜役で、実に面白かった。同じ演出でも昨年版は弾けず。歌だけじゃないのが難しいな。


♪2021-140/♪日生劇場-06