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2019年10月17日木曜日

令和元年度(第74回)文化庁芸術祭協賛 国立演芸場開場四十周年記念10月中席

2019-10-16@国立演芸場


落語            桃月庵こはく⇒たらちね
落語            古今亭志ん丸⇒源平盛衰記
曲芸            翁家社中 
落語            隅田川馬石⇒粗忽の釘
落語            柳家小里ん⇒笠碁
 ―仲入り―
漫才            ニックス
落語            林家彦いち⇒反対俥
奇術            伊藤夢葉
落語            五街道雲助⇒幾代餅

前座を別にして、3人目くらいからは真打が口座に上がるのだから、ちょいと気持ちを引き付けて欲しいが、このところだめだ。
仲入り休憩を含んで3時間15分くらいの長丁場なので、始まってから1時間以内に聴く気にさせてくれないとダメだ。
それができないと、結局最後まで不満を引きずることになる。

今日なんか、落語の演目はいずれも古典の秀作ばかり。誰がやっても面白くなるのじゃないかと…までは思わないけど、もうちょっとなあ…。


♪2019-158/♪国立演芸場-14

2019年3月5日火曜日

国立演芸場03月上席

2019-03-05@国立演芸場

落語    柳家ほたる⇒猫と金魚
落語            柳家小八⇒唖の釣
音曲漫才      めおと楽団ジキジキ
落語            林家きく麿⇒陳宝軒
落語            柳家小里ん⇒蜘蛛駕籠
     ー仲入りー
漫才            ホームラン
落語            橘家文蔵⇒寄合酒
奇術            マギー隆司
落語            柳家小満ん⇒盃の殿様

聴く側の態勢も不十分だったが、大入りの割には盛り上がらなかった。
漫才の「ホームラン」がせいぜい「ヒット」を飛ばしたのが1番の上出来で、肝心の落語に聴くべきモノなし。
真打に上がってしまえば落ちることがないという世界も緊張感を欠いているよ。

♪2019-026/♪国立演芸場-03

2017年6月5日月曜日

平成29年度6月上席

2017-06-05 @国立演芸場


落語 春風亭朝太郎⇒真田小僧
落語 春風亭一左⇒鈴ヶ森
落語 春風亭三朝⇒粗忽の釘
奇術 マギー隆司
落語 隅田川馬石⇒安兵衛狐
落語 柳家小里ん⇒不動坊
~仲入り~ 
講談 宝井琴調⇒寛永三馬術
落語 林家彦いち⇒反対俥
紙切 林家正楽
落語 春風亭一朝⇒井戸の茶碗

言うまでもなく前座は下手だ。二ツ目だってあまり感心できるのはいない。真打ちだって面白いとは限らない。
同じ話なのに何故面白くないのか。
せめて技量に合った話し方をすりゃいいのに、ひよこが親鶏のように鳴こうとするからお客も乗れない。

とは言え、前座〜二ツ目〜真打ちと進むに連れ、まあ、だいたい腕は良くなる。
今回も小里んから調子が出てきた。

林家彦いちの「反対俥」は初めて聴いたが元気の良い人力車夫が上野までの客を勢い余って青森県五所川原まで乗せてゆく途方もなさに大いに笑った。
何故、五所川原なのか明らかではないけど、五所川原というのが実におかしい。

林家正楽の紙切りはいつもながら感心する。
お客のリクエストにも答えてくれるので、いつか大きな声で注文してみたいものだ。


トリは春風亭一朝がいつものように「イッチョウ懸命に努め」てくれた。
演目が「井戸の茶碗」となると、志ん朝の名人芸には及ばぬ。

及ばぬながら、一朝の噺もしみじみ良かった。
いずれも正直者の屑屋・浪人親子・若侍が我が身にふりかかった思いがけない大金を巡ってそれぞれがバカ正直で見事に誠実な意地の張り合いをするのがおかしくて笑いながらも、彼らの心持に感動する良い噺で、清々しく演芸場を後にした。

2017-097/♪国立演芸場-09