2026年3月1日日曜日

新国立劇場バレエ研修所公演 エトワールへの道程 2026 -新国立劇場バレエ研修所の成果-

2026-03-01 @新国立劇場



冨田実里:指揮
東京フィルハーモニー交響楽団


新国立劇場バレエ研修所公演
エトワールへの道程 2026
-新国立劇場バレエ研修所の成果-

約2時間35分
第1部 35分
 休憩  20分
第2部   35分
 休憩  20分
第3部   45分


オープニング~『タンホイザー』行進曲から~
音楽:R.ワーグナー
出演:研修生、ジュニアクラス生

『En Bateau』
振付:デヴィッド・ビントレー
音楽:クロード・ドビュッシー
出演:
Ⅰ.桑山奈那子 寺沼優 美濃大和 
Ⅱ.富加見 優 前上友希 松田昂祐
Ⅲ.三國日々音 末吉慶次
Ⅳ.人見紗来
*自作自演作品は録音音源を使用します。



『Urban Pulse』
振付・出演:桑山奈那子
音楽:ニコライ・カプースチン

『Warmth』
振付・出演:富加見 優
音楽:アベル・コジェニオウスキ

『タリスマン』からパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ
音楽:リッカルド・ドリーゴ
出演:
山本梨々香(1日) 森本晃介(ゲスト)

白鳥の湖』第3幕から黒鳥のパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
出演:
【オディール】宮脇沙來
【王子】石山蓮(ゲスト)

『眠れる森の美女』第3幕より
振付:マリウス・プティパ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
出演:
【オーロラ姫】廣沙帆子
【デジレ王子】小寺夏鼓
【国王】森本晃介(ゲスト)
【王妃】三國日々音
【リラの精】三瓶桜子
【青い鳥とフロリナ王女】富加見優 美濃大和


バレエ研修所の卒業生による発表会という訳だけど、各期6人くらいしかないようだ。
その6人のために中劇場とはいえ、ピットに東フィルを入れて、舞台装置や照明もそれなりに準備があって、豪勢なものだ。

技術の方は、全く観る目がないよ。みんな上手いから。
大劇場の主役級とどう違うか分からないけど、彼・彼女たちにとっては、プロの道が、今始まったところか。

プログラムに書いてあった、研修所の履修システムを見ると、1年生に入所するだけでも大変な競争の様だけど、中で、数次の審査を経て4年生で卒業し、それから、専科が待っていて…いったいいつ正規の新国立劇場バレエ団に入れるのだろう?その間にたくさんの脱落者が出るのだろうな。

いやはや大変な世界だよ。

演技終了後、6人が1人ずつマイクを持って卒業の弁を述べた。なかには感極まって嗚咽するものもあり、客席も、思わずもらい泣き。


♪2026-025/♪新国立劇場-13

2026年2月25日水曜日

MUZAランチタイムコンサート 02月 続!/全人類ビオラ化計画 〜東京交響楽団メンバーによるアンサンブル〜

2026-02-21 @ミューザ川崎シンフォニーホール



小林壱成*
青木篤子
小西応興
木村正貴*
 *は本来はバイオリン奏者


テレマン:4つのバイオリンのための協奏曲第2番二長調
ローリー:4つのビオラのためのロマンツア
ヴァインツィール:4つのビオラのための夜の小品
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ブルッフ:ロマンスヘ長調 Op.85



大袈裟な副題が付いているが、「続!」とあるからには第1弾もあったのかな。年間セット券買っているのに、ほとんど欠席しているので…。

ともかく、大袈裟な計画は完全に失敗だよ。
全員東響から4本のビオラ使いが集まったが、うち、2人は普段はバイオリン奏者だ。ビオラが2人しかいない訳じゃないのに、どうして全員、ビオラの専任を集めなかったのかが疑問だ。

選曲に無理があった。Encを含め4曲全部、スローテンポな穏やかな曲で、せめて1曲くらい「石田組」のように派手なロックでもやって、ビオラだけでもこんな音楽ができるところを見せてほしかったよ。

♪2026-021/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-01

2026年2月7日土曜日

NHK交響楽団2057回A定期 2月公演

2026-02-07@NHKホール



フィリップ・ジョルダン:指揮
NHK交響楽団
タマラ・ウィルソン:ソプラノ*

シューマン:交響曲第3番変ホ長調 作品97「ライン」
ワーグナー:楽劇「神々のたそがれ」
 「ジークフリートのラインの旅」
 「ジークフリートの葬送行進曲」
 「ブリュンヒルデの自己犠牲」*



フィリップ・ジョルダンは、以前、ウィーン交響楽団で来日した時「運命」と「巨人」を聴いて、重厚な響きをテンポよく走らせて、その年のベルリン・フィル来日公演より好感を持った覚えがある。

今日は、当然オケが違うけど、前半の「ライン」では、その日を彷彿とさせるものを感じた。

後半がお楽しみの「神たそ」から3曲。
どれも素晴らしい。

今日は、久しぶりにN響の出来が良かった。
力が入っていたよ。NHKホールのハンディも感じさせないくらい良く鳴っていた。


「自己犠牲」では初聴きのタマラ・ウィルソンが立派すぎる体型からよく通る声で、大編成のオケに全く埋もれることなく朗々と響かせた。

ピットの中では、なかなか見えないハープ6台の勢揃いが壮観。
今年のベスト10くらいには入るかも。

♪2026-012/♪NHKホール-03

2026年1月29日木曜日

オペラ「こうもり」

2026-01-29 @新国立劇場



指揮:ダニエル・コーエン
演出:ハインツ・ツェドニク
美術・衣裳:オラフ・ツォンベック
振付:マリア・ルイーズ・ヤスカ
照明:立田雄士

合唱⇒新国立劇場合唱団
バレエ⇒東京シティ・バレエ団
管弦楽⇒東京交響楽団

ガブリエル・フォン・アイゼンシュタイン⇒トーマス・ブロンデル
ロザリンデ⇒サビーナ・ツヴィラク*1
フランク⇒レヴェント・バキルジ
オルロフスキー公爵⇒藤木大地
アルフレード⇒伊藤達人
ファルケ博士⇒ラファエル・フィンガーロス
アデーレ⇒マリア・シャブーニア
ブリント博士⇒青地英幸
フロッシュ⇒ホルスト・ラムネク*2
イーダ⇒今野沙知恵

新国立劇場出演歴
*1「タンホイザー」エリーザベト
*2「こうもり」フランク/フロッシュ

オペラ『こうもり』/ヨハン・シュトラウスⅡ世
Die Fledermaus / Johann STRAUSSⅡ
全3幕〈ドイツ語上演/日本語及び英語字幕付〉
オペラパレス

予定上演時間:約3時間5分
 第1幕50分
  休憩30分
 第Ⅱ、Ⅲ幕105分



「こうもり」で、よくできているなと思うのは、序曲で、コンサートでも聴くことが多いけど、オペラの「序曲」として聴くと、殊更によくできていると感心する。これだけで、もう、全部観た・聴いた気分になるよ。

新国立劇場の「こうもり」は2006年から毎回演出も美術も変わっていない。センスのあるきれいな舞台で、よくできていると感心する。

しかし、同じ演出でも、微妙に振り付けが変化し、セリフのアドリブも毎回異なる。


僕にとって、18年の公演(その前は覚えていない)が最高におかしくて、これが僕の「こうもり」の基準になっているので、その後の3回はいずれも、不満が残ってしまう。

1幕の有名で楽しい三重唱(「それじゃ私はひとりきりね」?)は、アイゼンシュタインも、ロザリンでも、アデーレも、本当はその夜のパーティを楽しみにしているけど、それぞれが嘘をついて、別れが寂しい…などと誤魔化しているが、曲調が舞曲に転ずると、口とは裏腹に思わず足がリズムを取り出す。ここが巧い。
その為には3人とも近くで座って歌う必要がある。
それが18年版の演出だった。

その後(20年・23年・26年)は、コロナの為か、3人とも離れて立って歌うようになった。これでは思わず足が出る動作はできない。
その形がずっと続いているので、まことに残念だ。


♪2026-011/♪新国立劇場-02

2026年1月27日火曜日

横浜アンサンブルワンダーランド Vol.3 JPO BRASS QUINTET 〜横浜に輝くブラスアンサンブルの夕べ〜

2026-01-27 @みなとみらいホール



JPO BRASS QUINTET
[金管五重奏]
トランペット:オッタビアーノ・クリストーフォリ、犬飼伸紀
ホルン:信末碩才
トロンボーン:伊藤雄太
チューバ:柳生和大

●【第1部】
ヴェルディ:歌劇《ナブッコ》序曲
エヴァルド:金管五重奏曲第2番
ガーシュウィン:歌劇《ポーギーとベス》セレクション

●【第2部】トークイベント
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J.シュトラウスⅡ:ポルカ「雷鳴と稲妻」












日フィルの室内楽シリーズの3回目。と言っても前回からは1年7月ぶりだ。せめて半年に一度くらいやってくれないと忘れてしまうよ。

今日は、金管五重奏だった。編成はトランペット2本、ホルン、トロンボーン、チューバという正統派。

オケのブラスEnsといえば、すぐ思い出すのが読響ブラスだけど、最近では、本当のところどこのオケが上手いのか分からない。オケの中で聴く時は、結局、華やかな出番が多いと、巧いなあ、と思うことが多いから。

…なんて、冷めた気持ちで臨んだが、第1曲の「ナブッコ」序曲の完璧にピッチの合った透明な美音と大音量にびっくりした。
読響も都響も神奈川フィルも、小ホールで間近にブラスアンサンブルを聴いてきたが、今日の日フィルブラスはおそらくベストだよ。

弦のアンサンブルに比べて音の表情とか音楽の表現力とかにおいて、金管Ensは劣ると思っていたが、今日に限ってはこれは間違いだった。

プログラムには編曲者が書いてなかったけど、よくできた編曲だったと思うな。

最近の日フィルは弦が実に良い。と思っているが金管も素晴らしい。

♪2026-010/♪みなとみらいホール-03

2026年1月24日土曜日

日本フィルハーモニー交響楽団 第414回横浜定期演奏会

2026-01-24 @みなとみらいホール



ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルク:
 指揮&バイオリン


ベートーベン:《献堂式》 序曲 op.124
モーツァルト:バイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216*
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ《我が人生は愛と喜び》 op.263
ヨハン・シュトラウスⅡ:
 アンネン・ポルカ op.117
 ポルカ・シュネル《浮き立つ心》 op.319
 ワルツ《ウィーン気質》 op.354
 ポルカ《帝都はひとつ、ウィーンはひとつ》 op.291
 ワルツ《芸術家の生活》 op.316
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ヨハン・シュトラウスⅡ:山賊のギャロップ






今日も、ぐずぐずしていたら遅刻だ。
1曲目と2曲目の間に入ることはできたけど、静かな客席に入れてもらうのも恐縮なので、前半は休んで休憩から入った。

和樹・ヘーデンボルクの弾き振りで、ウィーンに馴染みの作品ばかり。特に後半はヨハン・シュトラウス1世の次男のヨーゼフ1曲と長男のヨハン2世のワルツとポルカ5曲で、いわゆるニュー・イヤー・コンサート。

全部、耳馴染みのある、軽い作品ばかりで、まあ、気楽に楽しんだが、どうも、日フィルらしさが発揮できないコンサートだったように思うよ。

約10年前に、弟のヘーデンボルク・直樹のチェロリサイタルをこの場所(みなとみらい大ホール)で聴いたことがある。今日は、その弟くんが数列後ろの方で聴いていたね。

♪2026-009/♪みなとみらいホール-02

2026年1月23日金曜日

NHK交響楽団2055回C定期 1月公演

2026-01-23@NHKホール



トゥガン・ソヒエフ:指揮
NHK交響楽団
上野通明:チェロ*


ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
デュティユー:チェロ協奏曲「遥かなる遠い国へ」*
 Ⅰ謎
 Ⅱまなざし
 Ⅲうねり
 Ⅳ鏡
 Ⅴ賛歌
リムスキー・コルサコフ:組曲「サルタン皇帝の物語」作品57
 Ⅰ王の戦場への旅立ちと別れ(第1幕への序奏)
 Ⅱ海原を漂う王妃と王子(第2幕への序奏)
 Ⅲ3つの奇蹟(第4幕第2場への序奏) 
ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
 Ⅰ序奏
 Ⅱ火の鳥とその踊り
 Ⅲ王女たちの踊り(ホロヴォート舞曲)
 Ⅳカッチェイ王の魔の踊り
 Ⅴこもり歌
 Ⅵ終曲
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A.チェレプニン:チェロ組曲 作品76から第2曲*





生活の乱れから、ギリギリの出発になった上に2駅も乗り越してしまい、もぎり通過が19:03だったので、1曲目はパスだなと諦めていたところ、案内のお姉さんが、まだベル前です入ってくださいと言う。

JRの乱れで、開演時刻が10分遅くなったそうで、ありがたいことだった。

さて、ソフィエフとN響の前回は長尺1本休憩なしだったが、今回は、10分から30分までの短尺4本建で、仏仏露露と並んだ。
仏音楽に与えた露音楽の影響を聞き取ろうという企画だったのかも?

リムス「サルタン皇帝〜」は初聴きだったが、シェラザードなどを思い出す聴き取りやすい派手な音楽だったな。

そういえば、全体にブラスが活躍する場面が多く、弦楽器もリズム楽器のような扱いが多かったので、弦の透明感や管弦のアンサンブルを味わう楽しみはなかった。

やはり、小品を入れ替わり立ち替わり聴いたせいか、没入はできなかった。


♪2026-008/♪NHKホール-02