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2024年9月4日水曜日

東京都交響楽団 第1007回 定期演奏会Aシリーズ

2024-09-04 @東京文化会館



大野和士:指揮
東京都交響楽団
ポール・ルイス:ピアノ*

【ブルックナー生誕200年記念】

ベートーベン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37*
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 WAB107(ノヴァーク版)
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シューベルト:ピアノソナタ第21番 D960 から第3楽章*




この日は、マチネの神奈川フィル・アンサンブルが上出来で、気分よくソワレの都響に臨んだ。
そのせいもあって、ポール・ルイスが弾くベトPf協3番が不思議なくらい心に染み込んでくる。

Pルイスの演奏は、5年前に東響でベト2番を聴いているが、その時はこんなに興味深くは聴けなかった。
ベト3番がこんなに名曲だったのか、と今更にして、思いも新たに。

ただ、文化会館にしては珍しくPfの響は良くなかった。
籠った感じ。
第3楽章の素晴らしい出だしがモヤモヤして残念だった。

Encもとても良い選曲で、前に聴いた時もEncはシューベルトだったな。

後半は、この日が200歳の誕生日のブル7。
都響の演奏はとても良かった。

でも、ブルックナーは何度聴いても好きになれない。
この日はそれでも聴き入った方だけど、どこがいいのだろうね?

音楽的に(これが最重要だが!)つまらなさは、だんだん確信に変わってゆく。

♪2024-118/♪東京文化会館-07

2019年9月29日日曜日

名曲全集第149回 イギリス音楽界 旬な二人

2019-09-29 @ミューザ川崎シンフォニーホール


ライアン・ウィグルスワース:指揮とピアノ**
東京交響楽団
ポール・ルイス:ピアノ*

ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 op.56a
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲 K.365*-**
ベートーべン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 op.19*
エルガー:エニグマ変奏曲
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シューベルト:アレグレット ハ短調 D915*

指揮兼ピアノのライアン・ウィグルスワースも、独奏ピアノのポール・ルイスも、なかなかの人気者らしいが、2人とも初聴き。

前半は、正直なところ睡魔と戦っていて入魂できなかったが、おぼろげに聴いた印象は、前半の2曲は美しくなかった。昨日の日フィルの幸福な音色がまだ耳に残っていて、つい比べてしまい、残念感は拭えない。

また、2台のピアノの為の協奏曲はプログラムに入れることはなかった。4曲も演るのは多すぎる。

それに2台のピアノは、横方向に2台を向かい合わせるのが普通だが、今回は指揮者が弾き振りをする為に、ステージに縦方向に向かい合わせで並べられ、当然反響版は取り外してある。
見慣れないスタイルによる違和感のせいだったのかもしれないが、ピアノの音が聴き分けられないような部分もあったが、ここで寝ていたのだろうか。

後半のベートーベンになると、今度はオケのせいではなく、見事なくらい記憶が飛んでしまっているので、ノーコメントにしておこう。ただ、ピアノ・アンコールのシューベルトが美しかった。

最後のエニグマは、僕の睡魔も劣勢になったせいか、音も演奏も盛り返してとても良かった。
主題自体に惹き込まれるが、有名な第9変奏も心地良く、もう一眠りしたいところだった。

♪2019-147/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-20