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2023年10月7日土曜日

町田イタリア歌劇団 X ヴェルディの声研究室 コラボ企画 オペラ「シモン・ボッカネグラ」

2023-10-07 @町田市民ホーラム



指揮:河合良一
演出:柴田素光
伊藤那実:ピアノ
合唱:シモンコーラス

シモン・ボッカネグラ:井上雅人
ヤーコボ・フィエスコ:デニス・ビシュニャ
マリア・ボッカネグラ:水戸瞳
ガブリエーレ・アドルノ:堀越俊成
パオロ・アルビアーニ:豊島雅弘
ピエトロ:横田圭亮
侍女:織田麻美
射手隊長:岡村北斗

オペラ:ヴェルディ「シモン・ボッカネグラ」全4幕
〈イタリア語上演/字幕付〉

上演時間 2時間30分
 序幕
 第1幕
  休憩(15分)
 第2幕
 第3幕





町田イタリア歌劇団(初めて!)とヴェルディの声研究室(過去2回経験)の共同制作。僕にとっては「シモン・ボッカネグラ」の生舞台は初めての経験。
最少人数、簡素な衣装・舞台・照明、ピアノ1台だが、ノーカットで全幕やるのが嬉しい。

序幕の次の第1幕では25年の経過があり、同一人物が名前を変えて登場したり、敵が味方に、味方が敵に寝返ったりと、しっかり人間関係や筋を捕まえていないと置いてけぼりにされてしまうが、そこはビデオで勉強済み。

アリアについては、いくつかは聴き覚えがある中で、マリアの海辺での独唱やシモンとマリアの親子が再会する場面の二重唱が感動的(今年のニューイヤーオペラコンサートでは砂川涼子❤️と上江隼人が他の出演者を喰ってしまう名演唱!)。

史実に基づいたドラマはオペラにありがちな荒唐無稽さはなく感情移入できるし、最終章のホンに悲しい別れにウルっときた。

歌手はほぼ知らない人ばかりだったが、フィエスコを歌ったBsデニス・ビシュニャだけは日生劇場を中心にあちこちで聴いているし、「おんがく交差点」にも登場した、あの、有名なウルライナ出身の歌手だ。

CCでの客席の盛上りも賑やかで、熱心なオペラファンの多いこと。その筋の有名人も何人か来ていたようで、来月の新国立劇場版「シモン・ボッカネグラ」で隊長役の村上敏明も終演後進行役から紹介されていた。

♪2023-167/♪町田市民ホーラム-01

2015年6月28日日曜日

神奈川フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会 県民ホールシリーズ 第4回

2015-06-28 @県民ホール


現田茂夫:指揮(名誉指揮者)
大隅智佳子(ソプラノ)♭
並河寿美(ソプラノ)♯
西村悟(テノール)♪
ジョン・ハオ(バス)*
井上雅人(バリトン)*
神奈川フィル合唱団(合唱)*

神奈川フィルハーモニー管弦楽団


<オールプッチーニプログラム> 
・交響的前奏曲イ長調 

・歌劇「ラ・ボエーム」から
「冷たい手」♪
「私の名はミミ」♭♪
「麗しの乙女」♭♪

・歌劇「蝶々夫人」から
「ある晴れた日に」♯

・歌劇「妖精ヴィッリ」から
「妖精の踊り」

・歌劇「トゥーランドット」ハイライト(演奏会形式)♭♪♯*


プッチーニのオペラ以外の作品は知らなかった。
交響的前奏曲は初めて聴いたが、オペラの旋律同様分かりやすい歌謡調の作品だった。帰宅後調べたら、18歳頃の作品だ。
そうと知ればそんな程度の軽さだったかも。

続くアリア集は、全て聴き馴染みの曲ばかりで、歌手たちもみんな上手で楽しめた。

最後のお楽しみは、「トゥーランドット」のハイライト(といっても80分の長尺)を演奏会形式で聴かせてくれることだったが、これには不満が残った。
音楽そのものはいいし、オケの演奏も、歌唱もとても良い。

しかし、プログラムには物語のあらすじもどのアリアを誰が歌うのか、その内容はどんなものかについても何の説明もないのは困ったものだ。まあ、およそのあらすじは知っていたけど、演奏会形式なので、イタリア語も分からないし、今、どういう場面か、何が歌われているか分からない。
アリアそのものはよく馴染んでいても何を歌っているかまでいちいち覚えている訳ではない。

字幕があれば良かったがそれもない。

その代わりにナレーターが状況を簡単に説明してくれるのだけど、これが本当に簡単過ぎて、肝心の誰が何を歌っているかが分からない。よほど「トゥーランドット」に精通していなければこの程度の説明では内容を把握できないだろう。

だんだん眠くなってきて、超有名なアリア「誰も寝てはならない」で、僕は寝てしまった。

最近の神奈川フィルのプログラムにおける楽曲解説はつまらない。


♪2015-60/♪県民ホール-01