2023年7月8日土曜日
日フィル第752回東京定期演奏会 〜歌劇《道化師》演奏会形式〜
2021年11月19日金曜日
鳥木弥生メゾ・ソプラノリサイタル
2021-11-19 @かなっくホール
鳥木弥生:メゾソプラノ
小埜寺美樹:ピアノ
<特別ゲスト>
小林厚子:ソプラノ
ロッシーニ:歌劇「アルジェのイタリア女」酷い宿命よ!
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」手紙の二重唱**
レオンカヴァッロ:歌劇「ラ・ボエーム」これが運命!
プッチーニ:歌劇「外套」あんたがこの袋の中身を
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」ある晴れた日に*
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」花の二重唱**
オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」美しい夜、愛の夜(ホフマンの舟歌)**
ビゼー:歌劇「カルメン」前奏曲 Pf.Solo
ビゼー:歌劇「カルメン」ハバネラ
トーマ:歌劇「ミニヨン」君よ知るや南の国
サン=サーンス:歌劇「サムソンとダリラ」あなたの声に心は開く
ガスタルドン:禁じられた音楽
オブラドルス:一番細い髪で*
マスカーニ:アヴェ・マリア**
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ビゼー:歌劇「カルメン」セギディーリャ
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」アイーダとアムネリスの二重唱**
**二重唱
*小林ソロ
尤も、今回のリサイタルでその陽気で一捻りあるおもしろい人柄に接したので、今やスズキのイメージは壊れてしまったのが良かったか悪かったか。
そして彼女の初リサイタルが何と我が地元かなっくホールとは嬉しや。おまけにゲストが小林厚子と幸せなこと。
もちろんかぶりつき席を確保。
因みにピアノが小埜寺美樹だ。
彼女は先日の「アイーダ」@ミューザでもピアノを受け持っていた。
この3人が一風変わっていて面白い。
歌の合間のおしゃべりタイムは会場を笑いに包み込んだ。
近くで見てよく分かったが、2人とも大柄で恰幅がいい!
新国立劇場最上階にも届く声を、今回は至近距離で聴いたので、僕の頭骸骨は共振し続け、脳みそが煮立つのではと思ったよ。あたかも歌う人間兵器だ。
アンコールを含み全15曲。
独唱は鳥木9曲、小林2曲。二重唱4曲。
いずれも素晴らしかった。
「カルメン」からの「ハバネラ」や「セギディーリャ」、「サムソンとデリラ」から「あなたの声に心は開く」はしなやかで妖艶さもにじみ美しい。
小林との「蝶々夫人」から「花の二重唱」は6月の日生劇場の舞台を思い起こさせる。
アンコールとは思えない「アイーダ」の二重唱は迫力満点。
ホフマンの船歌もしみじみ美しい。
なんとも楽しく贅沢な2時間也。
2017年10月1日日曜日
ミューザ川崎ホリデーアフタヌーンコンサート2017後期 ≪カタリ・カタリ≫ 中鉢聡 テノール・リサイタル
中鉢聡:テノール
藤原藍子:ピアノ
レオンカヴァッロ:朝の歌
トスティ:かわいい口元
トスティ:理想のひと
プッチーニ:星は光りぬ~「トスカ」より
プッチーニ:誰も寝てはならぬ~「トゥーランドット」より
中山晋平:出船の港
越谷達之介:初恋
小林秀雄:落葉松
武満徹:小さな空
クルティス:勿忘草
ララ:グラナダ
カルディッロ:カタリ・カタリ
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アンコール
デ・カプア:オー・ソレ・ミオ
今年5月にこのシリーズで錦織健のテノールを聴いたときの感動に比べると今日はかなり、こじんまりだ。
そもそも中鉢聡という声楽家を知らなかった。今回はじめて聴くみたいだ。
イタリア・オペラやカンツォーネが得意なようで、今日のリサイタルのタイトルは「カタリ・カタリ」。終盤に、アンコールを含め得意のナンバーを絶唱してくれた。トスティの2曲を除けばよく知っている曲ばかりで、どれも楽しめた(「誰も寝てはならぬ」で思わぬ故障が入ったが。)。
しかし、声量はあるのだけど、声に華やかさ、輝きが無い。地声の延長のように聴こえる。ここで悲しいかな錦織健とは圧倒的な差が付いてしまう。
ところで、ピアノ伴奏が藤原藍子さん。この人も始めてだったが。背が高くきれいな人だ。中鉢聡も所属する藤原歌劇団の生みの親、かの有名な藤原義江のお孫さんだそうだ。
♪2017-158/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-27